8月2日(木)

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★2001年夏アイスランドなど旅行記 - 目次 ◎ほーむ


やはりこのホテルはよい.すべてがシンプルで清潔で,ホテルに標準的に求められるものはすべてそろっている.しかしフロウカガタ1の2倍の料金は痛い.

朝食は例によってビュッフェ.ストックホルムのに比べれば簡素ではあったけれど,マスタード漬けのにしんなど,楽しい食べ物がいろいろある(写真 59).


写真 59

カルディダルルツアーに参加.ガイドさんは若い代わりにあまり英語がうまくない.むろん私よりはうまいのだけれど.レイキャビクではシャワーを浴びるときは銀製品をはずしておくべきだが,水道水はそのまま飲めて,それがただの水をスーパーで売っていない理由なのだ,などと解説しつつシングベトリルへ.アルシング(全島議会)が行われていた当時の話をするガイドさんに耳を傾けつつ散策.今度は集合場所を間違えずにすんだ.

シングベトリルを出発して山あいのダートを走り抜ける.途中氷河も遠くに望むことができたし,空も晴れてきた.道は日本の山道に比べればずっと傾斜が緩く,自転車で走っても楽しそうだ.しかし傾斜が緩いため風を遮るものがなく,寒いのは難点だ.

山道を抜けるとまた緑々した野原に戻る.農場もちらほら.

フラウンフォサル滝,バルトナフォス滝へ.前者(写真 60)は岩の間から水が湧き出て川に注ぎ込むという,白糸の滝のようなもの.後者は転落すれば助からないと思われる激流だ.かつてここで子どもが橋から転落して死んで嘆き悲しんだ母親が橋を壊して後を追って以来,橋をかけようとすると必ず不幸なことが起こって失敗する,という伝説があるらしい.


写真 60

レイクホルトのホテルのレストランで本日のスープ(あわび?またはきのこの一種?のクリームスープ)とたらのグラタン(写真 61)の昼食.たらのグラタンは,魚とチーズとにんにくとオーロラソースという,日本では考えられないような取り合わせだ.


写真 61

レイクホルトはアイスランド黄金時代の詩人・政治家として有名なスノッリ・ストゥルルソンの生地でもあり,銅像が立っていたが,それ以外は本当に何もない,静かな街.

街を出て,バスは近くの地熱発電所へ.国内にある地熱発電所は,ここと,おととい訪れたミーヴァトン湖の近くと,ブルーラグーンの近くの計3か所なのだという.このあたりもやはり写真 62 みたいな感じでお湯が潤沢だ.板前さんを雇って温泉旅館を始める人がいないのがすごくもったいない感じ.


写真 62

ボルガルネスのドライブイン(実は7月29日にバスでアクレイリに行ったときに止まったドライブインと同じ.カフェとスーパーとみやげ物店と銀行の現金自動支払機(預入機能はない)がある)で休憩ののち,レイキャビクへ戻る.たまたま今回は運転席の速度計が見えるところに座っていたので,見てみると,コンスタントに時速100キロを出していて,前の車が80キロぐらいで走っているのに車間距離 20 m ぐらいまで追いついてみたりしていることに気づかされた.ときには対向車があるしときには中央線もないような普通の道路なのに.とても怖くなってしまった.

宿に戻ってからは,ロイガヴェーグル(レイキャビク一の繁華街)をショッピングしたり,チョルトニン湖を見物したり.買った食べ物を軽く食べて,21時30分ごろ就寝.


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