8月3日(金)

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★2001年夏アイスランドなど旅行記 - 目次 ◎ほーむ


7時30分ごろ起床.ビュッフェスタイルの朝食に出されるアーモンドクリームをはさんだ折りパイ生地のお菓子の味わいに幸せを感じる.

市内バスでレイキャビク博物館(アウルバイヤルサプン)へ.敷地はもともと広い農場だった場所で,市内各所に19世紀から20世紀初頭に存在した家々(写真 63 など)が移築されている,野外志向の博物館だ.若い女の子が伝統衣装を身にまとい,外で編物をしていたり,かつての主要輸出物だった塩漬けの魚(写真 64.魚を干している最中.写真でわかるように昔の船も展示されていて,もちろん海もすぐそばにある)を作っていたりする.アイスランドが今日のように発展をとげる前の社会の構造なんていうのもいくらか知ることができて,知的好奇心を満足させる博物館だった.


写真 63


写真 64

博物館の次は,また市内バスでクリングランショッピングセンターへ.ここはレイキャビクでいちばん大きいショッピングモールらしい.市内のどの通りを歩いても人影はまばらとしているのだけれど,このショッピングモールだけはショッピング客で満ちあふれている.CD を2枚買って,フードコートで中華を食べた.メニューはアイスランド語だったのだけれど,さすがにこれまでの経験で多少はわかるようになって,白身魚のすり身を丸めて揚げたのを無事頼むことができた(写真 65.もっともこの旅行記を書いている時点ではすっかり単語も何も忘れてしまったのだけれど).食料品売場をのぞいてみたところ,やはりスモークサーモンなどは要冷蔵のものばかり.みやげものとして持って帰るわけにはいかなさそうだ.

またまた市内バスでノルライナフーシズ(ノルディックハウス)へ.北欧のアーティストのインスタレーションなどを鑑賞.

ノルライナフーシズは市街中心部の南側に位置する.そこからさらに南へ歩き,南側の浜辺を道なりに東へと向かう.国内線の空港の南を回ってさらに歩いてペルランへ.美しい空と海とを愛でつつ,海に入るのでもないのに水着で日光浴をしている人や散歩をしている人をときおり見かけるほかは,非常に静かな散歩を楽しめた.道の左手には芝生の中にペンキ塗りの家などが浮かんでいて,さすが計画都市という感じの整然とした街並みだ.雑然とした雰囲気が少しも感じられないのには,少々とまどってしまう.

丘の上にある給水タンクに,ガラスでできた構造物を載せた建物.それがペルランだ.レストランなどもあって,レイキャビクっ子で賑わっている.近くには人工の間欠泉(写真 66)なんてのもある.レイキャビクの市街を一望のもとに収めることができて,湾に隔てられたエーシャ山までも見渡すことができる(写真 67).


写真 66


写真 67

市内バスでライキャルトルグに戻り,しばらくお店をのぞいた後,ライキャルガタのレストランでツーリストメニューの夕食.きのこのクリームスープ(写真 68.ホイップクリームが浮かべられている),ひらめの焼いたの(写真 69).高級感のある内装の,雰囲気のよいレストランだった(写真 70).きのこのクリームスープは今回の旅行で飲んだスープのうちでいちばんおいしかった.


写真 68


写真 69


写真 70


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