7月31日(火)

←7月30日(月) 8月1日(水)→
★2001年夏アイスランドなど旅行記 - 目次 ◎ほーむ


6時50分起床,宿の主人に車で送ってもらって,8時30分 BSI ターミナル(観光案内所に併設)発のツアーに参加する.バスはアクレイリ空港からやってきて,空港からの乗客が多い.出発は遅れて8時49分になった.珍しくフランス語を話す乗客が多く,説明はフランス語,英語の順.ガイドさん(ちょっと年配の男性)はフランス語がとてもうまいけれど,数人の英語話者の人々は不満そうにしていた.聞けば,フランス語を話す乗客はスイスからの団体旅行客だという.ついでなのでこの旅行記にはガイドさんが仏訳した地名を書き留めておくことにする.

ゴウザフォス滝(La Chute d'eau des Dieus. 写真 46).寒い.アイスランドというのは要するに,日が出れば暖かくなり,かげれば寒くなるという,寒暖の差が激しい場所なのだ.脱ぎ着できる服装にしておけばよかったと,ちょっと後悔する.

ミーヴァトン湖(Le Lac de moucherons),疑似クレーター(写真 47)などを見てから,ミーヴァトン市街のカフェで1時間休憩.「魚のスープ」を食べた.実際には「魚」を材料にしたものではなく,小えびとほたて貝柱を生っぽくボイルして,そのゆで汁に強めに塩をしてトマトとバジルを加え,とろみづけにコーンスターチかなんかを入れたもの.おいしい.デティフォス方面,フーサヴィーク方面へのツアーはここまで同一行動だったけれど,ここからは別の車に乗っていくことになるので,そっちに行く乗客と別れて,再びバスに乗り込む.


写真 46


写真 47

車窓から地熱発電所(写真 48)を見て,噴火による大きなクレーターを訪れ,一連の地熱関連スポットへ.ちょっと熱そうな泥の沼からガスが噴出していたり(写真 49),荒野の丘を湯煙が這い登っていたり(写真 50),一見普通の地面の裂け目のようでいてその底に50℃のお湯が煮えたぎっていたり(グリョウタギャウ.写真 51.「入浴には熱すぎる」との立て札がある).続いてディムボルギルという「溶岩の迷路」へ.粘性が高い溶岩だったのか,溶岩が人の背丈よりはるかに高い複雑な形に固まっていて,趣がある.


写真 48


写真 49


写真 50


写真 51

アクレイリに戻って解散.バスいっぱいの乗客のうち空港で降りない人は4人ほどで,やはりレイキャビクから日帰りでツアーに参加している人が多いようだ.Hafnarstræti 92 のイタリア料理店でタリアテッレ ボロネーズ(きしめんのような幅広のパスタにミートソース)を頼んで,夕食に.飲み物はちょっと変わったものを飲んでみようと思って,マルトオルという飲み物を頼んでみたところ,なんか変な味のものだった(写真 52).甘ったるくて,さわやかさがまるでない.辞書には「麦芽から醸造したビール」と載っているのだけれど,栄養表示を見ると,100 g 中,炭水化物が 14 g でうち砂糖が 7.6 g と,加糖してあるんだもの.無理もない.


写真 52

ゲストハウスの主人に電話で迎えに来てもらって,宿へ.入浴,読書.長い夜を物語りもせずに一人過ごすのは少し寂しい.21時30分ごろ就寝.


←7月30日(月) 8月1日(水)→
★2001年夏アイスランドなど旅行記 - 目次 ◎ほーむ