みしっく今日のひとこと - 2001年11月


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★ひとこと目次 ◎ほーむ


■2001/11/30(金)

研究室で研究会があって,その前後で10枚ほど証明写真を撮ってみた.立ち場所が hysd さんの席のすぐ後ろだったので hysd さんにはちょっと迷惑をかけてしまったけれど, ようやく満足のいくものが撮れて,とてもよかった.


■2001/11/29(木)

研究室でさっそく証明写真を撮ってみた.11回ほど撮影. 残念ながら今回のはどれもいま一つで,明日再チャレンジということに. 立ち位置やフラッシュをたいちゃだめということや「露出をややプラス側に持ってくるためには傍らの SGI のモニタ(灰色なのでホワイトバランスを崩さないためにもたぶん適しているのだと思う)で露出を合わせるといい」ということなど, いろいろノウハウを集積することはできた.

中央大学研究開発機構・中央大学知的財産法研究会と JPNIC の共催による「ドメイン名紛争に関する講演会」(11月8日)の資料.JPNIC のドメイン名紛争処理方針も施行されてから1年余りとなり, 10件の裁定がすでに集積されているらしい.ちなみに申立て第1号の axis.co.jp は裁定外で相手方登録者が申立人に登録移転し取下げという経過になったらしい.

Considerations for innocent domain owners(正当に保有しているドメイン名を奪われる危険性について).レジストラあてに偽造文書を送ってサーバを乗っ取る事例があったり, だれかから申立て前に「ドメイン名を何ドルで売ってくれませんか」と聞かれて, うっかり「いいですよ」と答えると,UDRP 上の bad faith 要件の証拠が手に入ったことになり,いままでずっと使っていたドメイン名を手放さなければならなくなる, ということもあるらしい.怖い怖い.場合によって UDRP でリバースハイジャッキングが認定された事例 (smartdesign.com) などもあるらしいけれど.

それで調べていて……私の古いメールアドレスに最近 spam がよく届くのは,NetNews に投稿していた時代の名簿が受け継がれているからではなくて,単に misick.org の連絡先として whois に載せているメールアドレスだからなんだと納得がいった.(いまのメールアドレス) よりもずっとたくさん spam が届くのが,ちょっとおもしろい.

夕食はさんまの塩焼き,こんにゃく・牛肉・じゃがいも・にんじん・たまねぎの煮物(要するに肉じゃがだ), 鶏のみそ漬け.ちょっと野菜が少なくなってしまった.


■2001/11/28(水)

TeX についていろいろと調べていて,縦組にとっての句読点-TeX組版からの見方(藤田眞作さん)というページにたどり着く. 組版の世界に詳しい著者の手になる TeX を駆使して作った縦組の dvi ファイルと PDF ファイル.すごい.TeX でここまでできるのか,と圧倒される.ちなみに内容は TeX と和文組版の世界との橋渡しをしようという感じの話で, 句読点の(特に行末での)処理とか,「行送り固定の原則」をどうやって実現するかという, なかなか実際的な話.

ところで韓国の組版は日本の組版とあまり違わないような気がするのだけれど, 中国語の組版はどうなんでしょう.ときどき句読点とかが全角の真ん中に来ていたりする組版を見かけるのだけれど, そうでないものの方が多いし.

19時すぎ N さんが Y 先生のところに相談に来訪.なんでも 2000 万円使ってバックボーンにがしがし負荷をかけるような実験をするらしい. この日記の愛読者でもあるらしい O さんと合わせて計4人で「並列計算用のネットワークインターフェイスであるところの Myrinet 2000 は必要なかろう」とか「I/O の負荷が一つのボトルネックになる.これをどうするか」とか「学生1人でソフトが組めるのか」とか「B フレッツはちょっと集線率が予測しにくくてまずいのでは」などといろいろ検討する. いずれにしても経験が少ないだけにリスキーな買いものになることには違いない. うまく研究成果があげられることを願うのみだ.

今後春にかけて,運転免許証の住所変更の届出から何からで何枚も入り用になるであろう証明写真の作成方法について, いろいろと考え込む.手順ははっきりしていて,

  1. 基本料金を取らない印画紙焼き付けサービスを見つける(残念ながら京都にはセルフサービスの焼き付けサービスはないらしい. 中央写真店のお兄さんに頼めば基本料金なしでやってくれるというけれど, 本当かなあ……).
  2. 1ミリが何ドットに相当するのかを測るための図を描く.
  3. 図をメディアに入れて持参し,出力してもらう.
  4. 出力されたプリントを定規で測る.
  5. よそいきの服(笑)を着る.ただし白っぽい服は不可.
  6. I 先生が誇りにする研究室の白い壁の前で写真を撮る. いくらか遠くから望遠側に合わせて撮った方が写りがよいらしいけれど, 私のカメラはズーム機能が付いてないのでしょうがない.
  7. 画像を適当に縮小し1枚の画像の中に複数貼り込む.切りしろを考えて, 入り用なサイズよりちょっと大きめに出力されるようにしておく.
  8. 画像をメディアに入れて持参し,出力してもらう.
  9. プリントをきれいに切る.
とすればいいはずなのだけれど,なんかおっくう. どなたか「私は証明写真をこうして手に入れた!」という方はぜひ体験談をお寄せください.


■2001/11/27(火)

一夜明けると,トウカエデ,イチョウの黄色い葉が北風に吹き寄せられて, 街は冬景色に変わっていた.

今日は一日中 Illustrator でお絵描き.あるプロトコルの概要を1枚の図にまとめるというもの. ずいぶん小さなイラストなのだけれど, どうも言葉で説明されている抽象的な対象物を具体的な線画の世界に移し変えるというのは苦手なもので, 8時間かかってしまった.5年前の,入学したてのときの授業で Y 先生が「このチューリングマシンのプログラムなんですけれど, 私は状態遷移図を描かないと理解できないのです. みなさんの中には表の形式で(プログラムを表現した状態遷移表を目で追うだけで)そのまま理解できてしまう人もいるということで, 不思議なものですね」とおっしゃっていたのを思い出す. 抽象的な構造物をイラストに落として他人に理解してもらうというのは社会に出れば不可欠なことだと思うのだけれど, 学校教育ではなぜか教えないので,こうやって OJT していくしかなさそう.

そんな折,内定先企業から内定者あてに, 「今年の採用ホームページのトップページについて4種類のデザインを作ってみたのでどれがいいか教えてほしい」旨のメールが届いた. さっそく4種類表示させてみると,どれもウェブデザイナーさんが張り切ってデザインしたと思われる凝った作り. 「楕円を基調としたデザイン」「長方形を基調としたデザイン」の2種類それぞれに「JavaScript でサブメニューを隠したデザイン」「サブメニューの選択肢まで表示したデザイン」の2種類を作ってみて, 2×2で合計4種類になっているほか,色づかい,写真・図版の使い方に特徴があって, どれもデザインセンスはよい.いちばん使いやすくしっくりくるものを選んで返信.


■2001/11/26(月)

修論の研究の関連分野で,ある種のプロトコルのセキュリティを確保するための手法として oblivious transfer というものが存在する.おぶりびあす・とらんすふぁー.何年もの間 "obvious transfer" だとばかり思っていたのはとても恥ずかしい話だ. たとえば「A は B に情報 m0, m1 を送る.B は σ = 0, 1 のどちらかを選択する.B は選択した方の mσ のみを手に入れ,m1 - σ に関する情報を得ることはできない.A はσに関する情報を得ることができない」というものだ.郵便を例にとれば, 「A は2通の手紙を対にして差し出す.配達員は2通の手紙を持って B 宅に出向く.B はそのうちどちらかを選択して受領する. 配達員は選択されなかった方の手紙を廃棄処分してしまい,B がどちらを選択したかはすぐに忘れてしまう」というものだけれど, ずいぶん非現実的なサービスだ.でも数学的なツールを使えば, 計算量的な仮定のもとであっという間に oblivious transfer が構成できてしまう.計算量的な仮定のもとで,ということは,B が量子計算機(このところようやく新聞紙上を賑わすようになったけれど, 秋葉原に行っても買うことはできない)を持っていれば別,ということなのだけれど.

oblivious は「……を忘れて」「……を気にとめない」などという意味だけれど, 「忘却転送」などと訳すと「A は B がどちらを選択したか一度はわかったけれどじきに忘れてしまった」という変な話を連想させてしまうので, どうしようかと悩んでいろいろと検索してみたところ, 日銀の某ページに「紛失通信」という訳を発見. ひとまずこれで行くことにする.片方のメッセージを紛失してしまうのだと思えば悪くはない.

鶏もも肉をみそ漬けにして焼いたものを冷蔵庫で保存して, ここ数日というものそれを薄切りにして主菜にしている. 肉質が柔らかく締まっていて,焼き豚を思わせつつも焼き豚より豊かな味わい.


■2001/11/25(日)

来年度から転居のため,kyoto-inet に退会届を郵送.4月からのプロバイダ,どこにしようか…….年間 6,000 円固定の kyoto-inet に比べればどこにしても高くなるのはやむを得ない.

防衛大学校安全保障学研究会 編著『安全保障学入門』,2001 を読む.嘘は書いてなさそうなので,勉強の材料になる.

家で洗濯,勉強などして,夕方学校へ.研究室で sendmail の設定不具合を修正する作業.やや癖のある Solaris の世界だけれど,昔とった杵づかでさくさくと設定が進む.実は SunOS 4 から 5 へのアップグレード時に設定した人が設定を間違えていて, それが今回のルータ設定変更で顕在化したというものだった.

20時すぎ,Unicafe の打ち上げへ.顔見知りの比率が昨日に比べてだいぶ上昇したこともあり, 気持ちよく輸入ビールやワインや日本酒を飲む.私の方から提供したのはワイン Morgon 1996 とむかごの塩炒り.ワインの方は普通の Beaujolais よりもかどが取れて丸くなった感じでおいしかったし, むかごはだれにでも好かれる味で好評だった.


■2001/11/24(土)

今日も野研の教室展示に行ったところ,両生類・爬虫類好き好きな S 氏がいて,会誌の『やけん』を買い求める.その後, 中村修二氏の講演会に参加しようとしたものの,すでに会場の教室は立見も含め満員. 窓の外の狭い段差のある部分にしがみついて聴講しようとする人も出るありさまで, 参加は断念して Unicafe へ.今日は気分が内向きだったこともあり,ひたすらたまねぎを刻んで炒める.

今日はユニセフ「老人会」の日らしく,OB・OG のみなさんが来訪されていた.家裁調査官補の方が来られていて, 珍しさもあり,家事調停の話とかマニアックなことをいろいろ質問してしまった.


■2001/11/23(金)

読者のみなさんはもうお気づきかと思いますが,new.html の更新を忘れていました.はい.すいません.

原因のはもちろん,今回のサーバ移行でシンボリックリンクがその指し示す先のファイルに化けてしまったからなのですね. 今度のホスティング先は FTP しか使えないので,シンボリックリンクを張る CGI スクリプトを1行書いてアップロードしてブラウザで実行.telnet を禁止してる意味がない…….

今日は10時半から I 先生(元農学部所属.割とこのかいわいでは有名)のアラル海消失問題に関する講演などを聴いて, 少し研究室で作業をしてから,午後は教室展示をさくっと回る. 平和哲学研究会(創価学会系),野生生物研究会, 鉄道研究会など.その後,落語研究会「なんやら亭」へ. おもしろい上回生の人たちがいなくなっていくのは残念でもある中, 葵家椎香さんは今年も参加されていて,サービス精神豊富な噺をきかせてくれた. 新しくこれはと思ったのは龍瓶さん.個性的というかあくが強いというか.

落語を楽しんで,銭湯に行って,そしてエス研.数年前にエスペラントを学び始めたばかりのベトナムの人が Kontakto に書いた記事(2000年 Kontakto「やさしい」部門受賞作)を読む. ただ政治色というか運動色というかそういうのが強くて,評判はいまひとつ.

夕食はエス研の人たちと Unicafe へ.グリーンカレー,ソムタム,アラビアコーヒーとバインダナムを頼んで, あとベトナムのビール「333」をちょっと分けてもらう.


■2001/11/22(木)

エスニック料理の Unicafe 初日.まず包丁を4本ばかし研いでから,軽く調理に入ったり,買い物に行ったり, 新しく活動に参加した人とあいさつを交わしたり.今年の新規メニューは, 豚バラ肉と鶏手羽元のナンプラー煮.いろいろ隠し味を入れてよく煮込んで, とてもこってりした味に仕上げられている.定番のムルギカレー, バインダナム(もち米のココナッツミルク煮),生春巻,輸入ビールなどもあって, 今年も楽しいお店になりそうだ.法経館東側2階の演習室でやっているので, お誘い合わせの上ぜひお越しください.

買い出しで maki に行ったところ,毎年おなじみのドイツ製のシュトーレンが店頭に並んでいて, ちょうどよいと思って買い求め,ユニセフへの差し入れにする. 今年ももうまもなくクリスマスなのだ.

10月の終わりに LJ の発送で料金別納郵便を利用した件につき,JEJ に郵便局から業務に不正がないかの調査依頼が来たとのことで, 会計担当者にまだ領収書を送付していなかったこともあり,詳細を報告. 東京のペンシルビルに所在する零細団体が京都市左京区で郵便を大量に利用するというのは不思議なことだし, 料金別納郵便は金額が大きいこともあるので,着服なども考えられないことではない. あと,こちらで事前に通数を厳密に数えておくことにこしたことはないようだ.

夜は研究室の人たちと永観堂の紅葉を見に行こうということになって,Unicafe でご飯を食べてから永観堂へ.いつも見ているのとは逆に下の方向から照らされた紅葉はなかなか見栄えがした.


■2001/11/21(水)

misick.org のホスティング先を変更.しばらくすると IP アドレスと MX が変更されるはずだ.思えば,独自ドメインを取得してからちょうど2年になる. この間いろいろなことがあったものだ.

夕食は,チューリップのポークランチョンミート・白菜・にんじん・くわい([中]馬蹄 ma3ti2)・ふくろたけ(草[艸/姑] cao3gu1)のスープと,鶏もも肉のじぶ煮. チューリップを食べたことがない読者のみなさんは SPAM みたいなものだと考えてほしい.あるいは豚肉で作ったコンビーフ. 庶民的な味で,スープにしてみたのは初めてだったのだけれど, おいしくできた.ふくろたけ(水煮缶)も目先の変わった食感でよい.ただ, 同じく水煮缶のくわいは,いまひとつ鍋の中で存在意義を見出せていなかったようだ.


■2001/11/20(火)

misick.org のホスティング先を変更する作業を進めようと思ったのだけれど, 新ホスティング先ではシェルが使えないので, ファイルを転送する際にパーミッションを保存して転送するのがやや手間だということがわかり, 延期に.


■2001/11/19(月)

午前は手紙を2通書いた.1通はたぶん相手の心を明るくさせるにちがいない手紙で, もう1通は残念ながらその反対の手紙. でも生きていく上ではそういう手紙を出さなければいけないこともある.

手紙を出しに左京郵便局に行ったら, 一見普通のおばさんっぽい人が内容証明を出していた. 文書のタイトルは「代位弁済及び相殺通知書」で,近くの某銀行支店(ここ数年の間に2回も銀行名が変わったことで知られる. さて,ここで問題です.もとは何銀行で,何銀行になって, いまは何銀行になっているでしょうか?  支店名も合わせて全問正解の方には豪華賞品をプレゼントです!)で働いている人らしい. 内容はいいけど,やたらと太い真っ黒な罫線で26×20の枠が作ってあってその中に1字ずつ小さい字が入っているのにはデザインセンスを疑ってしまった. いくら日本が罫線文化の国だとはいえ読みにくいことこの上ない.

研究室でまたまた Nimda 騒動.Nimda 以前にすでに2回ウィルス騒ぎを起こしている某氏の PC が原因だった.なんとかしてきちんと対策をとってほしいものだ. 感染源については研究室内で意見の一致は得られていないけれど, どうも前回の事件のときに感染して, 潜伏期間が明けたので発症したのではないかと思う.来週こそは Nimda に振り回されないで過ごせるようにしたい.


■2001/11/18(日)

天理参考館を初訪問. 97年に朝鮮語を習っていたとき,クラスメイトと話していて民族学博物館(大阪の万博記念公園にある)の話になって, 「みんぱくとかああいうのが好きだったら,天理参考館に行くといいよ!」とすすめられた経緯があって, いつか行こうと思っていたもの.そういえばこの朝鮮語の授業の先生は天理大学から毎週通ってこられていたなあ.

天理教は「ものを集めること」に熱心な宗教なのだろうか. 民博にくらべて展示スペースは小さいけれど,アジア各地から集めた民俗資料のコレクションはなかなかのもののようだった. 韓国・朝鮮の資料もいろいろとあって,とりわけチャンスン(村の守り神として村の入口に立てる, 人の顔を彫刻した木の棒)がおもしろかった.普通, チャンスンといえば「天下大将軍」「地下女将軍」と書かれたものが多いけれど, 参考館所蔵のチャンスンが収集されたころはちょっと違っていて,「上元周将軍」「下元唐将軍」と書かれているのだ.

天理参考館に行くときの tips:


■2001/11/17(土)

某知人の日記を初めて読んで,胸がえぐられるような苦しみをおぼえてしまった.

私とはほぼ無関係に生きている人なのだけれど,その心傷ついた経験とかが克明につづられている日記を読んで, 私が以前経験したのと同じように傷ついたり, 私とは違う境遇にいてそこでやはり苦しんでいたりする作者の生をそのままいわば追体験してしまったがゆえの苦しみを.

もしこれが小説とかだったら,フィクションとかどこか遠い世界の自分には関係のない話として突き放して読めただろうに, こんな深い傷を負ってしまったら作者と顔を合わせたときその記憶がよみがえってしまうだろうし, そうしたら平静でいられる自信がない,どうしよう,と悩んでしまう.

父親が用事で京都に来ていて,弟を交えて御蔭通りのベルクールで夕食.おいしい. とりわけ鹿肉のローストがよかった.

その後,弟としばらく話し込む.父親が(自覚してはいないけれど)抱え込んでいる法的リスクについていろいろと意見交換. ものごとがうまくいくといいのだけれど.

りんごとラムレーズンのケーキの作り方をアップロード.


■2001/11/16(金)

アイルランドの人たちが書いた92年発行の分散データベースの本に,The 'information technology revolution' has made a great impact on daily life in modern society, being used in familiar applications from high-street cash dispensers to children's education. とあった.「IT 革命」という表現がこんなに早くから使われていたなんて.


■2001/11/15(木)

今日初めて知ったのだけれど,研究室の大半の人々は金沢?に出張しているとのことで, 残った人たちと,事務の人ぐらいで静かに過ごす.

最近,研究室随一の腕前の管理者だった S さんがいなくなったので,いろいろと Windows 方面の作業なども頼まれることが多い.今日は G さんの PC で作業依頼が2件発生.1個目は Acrobat 4.0 が立ち上がらなくなってしまっているというもの.前にも別のマシンでそうなってしまって解決しなかった経験があるので,これは OS 再インストールかなと思いつつ試しに Acrobat Reader 4.0 をインストールしたところ,なぜかうまく Acrobat(Reader でない方の)が起動できるようになってしまった.

2個目は富士ゼロックスの DocuPrint 280 という名前の,両面印刷もできるなかなかすごいプリンタが使えるようにするという作業. このプリンタはネットワーク越しの場所にあるのだけれど,TCP/IP ではなく NetBEUI 上で SMB プロトコルを使って印刷するように設定されていたので,ちょっと設定に悩んでしまった. 最近研究室内限定ページのプリンタに関する部分の記述が古くなってしまっているけれど, 今回作業したことについてはきちんと書き残しておくことに.

近藤博次さんが10月31日付で言及されていたシティバンクの「ウルトラ定期」について, 「あるファンドマネージャーの独り言」が9月6日〜11日付で解説. そうか.定期預金なのに「申込み手数料」を取るというのがポイントだったわけか. アイスクリームはプレーンなバニラ味がいちばんいいのだというのは個人の主観にすぎないかもしれないけれど, この世界ではちょっとでも複雑な仕組みの個人向け金融商品(シティバンクが得意とするような)はほとんど必ず購入者が損をするようになっていると思うのだけれど, 今回の「ウルトラ定期」でまたしてもその実例が増えてしまった.結局のところ, 「あるファンドマネージャー」さんも書いているように, 素直に普通に定期預金して株価指数オプションを売買すればいい話だ.


■2001/11/14(水)

誕生日.Google のトップページが変更されていたけれど,印象派の画家, モネの誕生日でもあるらしかった.

夕方は日記作者でもある教育のいつきさんに声をかけられて,心理学の調査の被験者に. アンケート調査みたいなもので勉強にもなったし,図書券500円分ももらえてしまった. 調査が終わった後は,カナート洛北で買い物をして, 鴨もも肉・ねぎ・まいたけの炒め物・わさびじょうゆ, にんじん入り粉吹きいも,スモークサーモン,白かびチーズ,赤ワイン Cote du Rhone 00(250 ml)の夕食.


■2001/11/13(火)

O'Reilly から出ている "Peer-to-Peer: Harnessing the Benefits of a Disruptive Technology" なる本を読む.ピアツーピア技術の本.内容についてもともかく, 英語の本を読むのは久しぶりだったので,新鮮な感じがする. 学術論文ではないため,くだけた英語で書かれているのだけれど, おそらく大半の章はネイティブスピーカーによって書かれたものらしく, 古いゲルマン語に由来するような表現も, ラテン語方面から来たらしい表現も取りまぜて, ちょっとかっこいい表現がときどき出てくる. 辞書を引かなければ意味がわからない・あるいはなんとなくわかっても文法的に説明しようとするとやっぱり辞書を引かなければわからないような表現が.

銀行といえばネット専業銀行というのもあるのだけれど, 既存の銀行と比べてサービスのラインナップや使い勝手で見劣りする点も多いし, ネットオークションなどを使っていなければあまりメリットがなさそう. 果たして事業としてうまくいくのだろうか.そういえば,イーバンク銀行が PayPal のサービスを日本で開始するという話はどうなったのでしょうね. アナウンスでは秋ごろに開始するという話だったのだけれど.

夕食にはチューリップ(のポークランチョンミート)・じゃがいも・ねぎ・にんじんを炒めるつもりだったのだけれど, 生協で魚介類売場をのぞくとブラックタイガーが安かったので, 買ってみることに.前にも書いたようにえびを買って料理する習慣はないものの, えびを前にして「どうやって料理するんだろう」と考え込んでしまうのもいかがなものかと思っていたので, ちょうどいい.さっそくポークランチョンミートの代わりに炒め物に投入して, おいしくいただいた.

ただ食後ウェブを検索してみてよくわからなかったのは, 殻を取らずにブイヤベースなどに使う場合,「竹串で背わたを取る」とあるのだけれど, どうやったらうまくそういう器用なことができるのだろうかということ. 今度えびを買った折には試してみたい.


■2001/11/12(月)

あいかわらず Nimda な一日.でも前日までに十分体を休めたこともあり, とても満ち足りた一日だった.あとは研究が進めば言うことはないのだけれど:-)

都銀の中では前後数年の間に行名が変わらない銀行の方が少なかったりする今日このごろ, 銀行業界のことが,ずっと気になっている. バランスシートを見てみると,銀行は普通の事業会社と違って株主資本比率がとても小さいので, 目が行くのは資産の部と資本の部になる. 公的資金注入のときはずいぶんと議論になったものだけれど, 東京三菱なんかはもう公的資金を返してしまっているんだっけ. ほかの銀行と比べて状況が違うからそうしたのだろうけれど, どういう違いがあるのか.「(資産の)内容が違う. 不良債権が少ない」などという話も聞くのだけれど, いまひとつわかった気になれない. だいたい自己資本が足りなければ公的資金とか第三者割当て増資とかでなく公募増資というのが順当な考え方で, なぜそうしないのだろうか(これは生保でも同じなのだけれど), というとても素朴な疑問は公的資金投入のころから解消されないままだ. 「経営不安なので増資に応じてくれる人がいない」という説明は可能だけれど, 発行価額を下げれば増資に応じてくれる人は必ず現れるはず. 「4大金融グループ」というのも,そもそもなぜ都銀で業界再編が起こったのか, なぜ地銀は大部分もとのままなのか, なぜこの組み合わせになったのかという必然性がいまいち不明. 政策当局の巨大な規制権限・企画立案能力に負うところが大きいような気はするのだけれど, それなら政策当局は何のためにこういう結果を得ようとしたのか, という謎が残る.あと, 業界の構造は都銀・地銀・第二地銀などなどと分かれているわけだけれど, 都銀と地銀で扱っている商品が違うのだろうか,というのもよくわからないし.

どなたか,教えてください.

中央食堂でちょっと早めに昼食をとっていたら,弟が現れたので, 近況などを交換しあう.法曹を目指す弟はここのところ, 民訴と商法を勉強しているのだとのことで, 最近いまいち頭の中が混乱してしまっている既判力のことについて, そのうち教えてもらおうかな,などと思ってみる.

帰ってきてみると,郵便振替の払出しで Revuo Orienta の原稿料が到着していた.すごいすごい.


■2001/11/11(日)

引き続き体調不良で,寝たり起きたり.

とある試験のテキストをひもといて,また誤った記述を発見してしまった. 私が比較的よく知っている分野で誤りを発見したり, これはいかがなものかと思われるような記述を見つけたりすると, 私に知識が不足している分野の記述も信頼できるものかどうか怪しまれてしまう.

ちなみに私の経験上過去もっとも理解に苦しんだ資格試験のテキストの誤りは,CPU のパイプライン構成について問う問題に対し,UNIX のシステムコールによって作成されるプロセス間通信の仕組み, またはその仕組みのシェルでの利用方法であるところのパイプラインと混同して答えている誤り. 示された模範解答はしごくもっともらしいのだけれど, そのとおり解答すれば当然0点だろう.

何か一つ心暖まることがあったら,同じ分量だけ他人が心暖まるためにはどうすればいいか考えて, それを試してみよう,というのが最近私の取り組んでいること. およそ心暖まることは自然に発生することもあれば, ひとが何かすることによって発生することもあるのだけれど, その原因と関係のあることにそういう情熱をそそいでみるのもいいし, そうでなくてもいい.他人が心暖まることをしようとすることは, それが裏目に出てしまって心冷え込むというリスクを負うことになる(このへんは人によって違うと思う)のだけれど, もともと心暖まることがあった場合, それと合算すれば差し引きマイナスになることはないはずだ,というのがポイント.


■2001/11/10(土)

朝みた夢の話.私の専攻では研究経過報告書という書類を10月末までに教務担当教官に出さなければならないことになっているのだけれど, その期限を過ぎた今日,旧友の N くんがやってきて,「代理で出してくれへん?」と頼む.「なんでまた代理で……, まあいいや,とりあえずやってみるし」と引き受けて, すでに夕方遅くのことだったので,教務の K 先生に電話を入れる.
私:お世話になっております M2 の M といいます.N くんの代理で研究経過報告書を提出したいのですが, 今日持参してよろしいでしょうか?
K 先生:いまごろ持ってきてどうしようっていうつもりなんだか.断る.留年確定.
私:まーまーまー. そもそも修士論文の審査をすることは研究科以上のレベルで規定されている一方, その審査の前提としてこの書類が提出されていなければならないことを規定しているのは専攻のレベルです. 下位のレベルの手続きの履行に小さな不備があったからといって上位のレベルの手続きをストップし, 留年というドラスティックな結果をもたらすことは, 合理性に欠けるといえるのではありませんか?
K 先生:そんなこと言っていたら専攻の規定は破りたい放題になるじゃないか.
私:まだ提出は数日しか遅れていませんし, 専攻の文書には「10月末締切・遅延すれば留年」としか記載がありませんが, こと修論審査とこの書類の提出との関係でいえば少なくとも, (1) 提出の遅延がわずかであること, (2) 遅延にやむを得ない理由が存在したこと,以上2つの条件を満たす場合はこのかぎりでないという趣旨に解するのが妥当なのではありませんか?  (ぱらぱらぱら,と書類に目を通して, 理由書が見つからないことに気づき)理由書を書かせて明朝早々にでもお届けしますので,なにとぞ.
K 先生:むう.じゃあ突き返す場合にはどこに返したらよい?
私:(やったっ!)I 研究室気付 N で.よろしくお願いします.
K 先生:じゃ.がちゃり.
ということで,いろいろ主張して何とか受け取ってもらうことができそうな雰囲気になったのだけれど, ちょっと押しが強すぎたかもしれない.ちなみに K 先生は本当はもっとおだやかで人当たりのよい先生なので,念のため.

心暖まらない夢ではあるけれど,楽しい夢ではあった. ただ目がさめてから考えてみると,N くんの所属は別の専攻のはず…….

夕食は,むかごご飯,いわしのつみれ・大根・にんじんのみそ汁,寄せ豆腐, ほうれん草のおひたし.


■2001/11/ 9(金)

ちょっと体調不良.

午前は先週に引き続き紅玉とラムレーズンのケーキを焼いて, 昼は研究室の昼食会.その後研究室のネットワーク管理者たちが集まってミーティングをしているところに,「Nimda が発症しました!!」との報告が.さっそくその場にいる人たちが協力して対策を始めたのだけれど, 感染力が強いだけに,かなりめんどうな話になった.

友人に話すと「うちの研究室ではそのへんの知識のある人以外には Windows は使わせないようにしているし,Outlook は絶対使わせないようにするだけでずいぶん違うのでは」と指摘.まったく正しい. でも,うちの研究室ではそういう解決策はとれないのだ.

東京の鉄道愛好家 S さんが広島に来る途中,エス研の部室で一泊するため来訪して, 夜はエス研の例会に参加.持参のケーキを食べてから,JEJ の会誌であるところの La Junuloj に掲載されたおもしろい記事を取り上げて訳読.けっこうみんな力をつけてきている.

食事はまりこうじへ.スパゲティのほかにピザも頼んでみて, これがけっこうおいしかった.雰囲気もいいし, 季節感豊富なケーキも食べられるので,捨てがたいお店だ.


■2001/11/ 8(木)

郵便局で20円切手,30円切手,120円切手をまとめ買い.昔の切手と違って, カラフルでファンシーな図柄になっている. よく見るとどの額面の切手も構図がそっくりな気はするのだけれど. 購入の結果,うちの切手の在庫は1円,10円,20円,30円,40円,50円,60円, 70円は買ってないけれど80円,110円,120円,500円,と, 豊かなポートフォリオになった.これで手紙がたくさん出せます.

ssh のセキュリティホールに対処するため OpenSSH をインストールして回った.バージョンは 3.0p1.動作中のプログラムとその設定ファイルを置き換えるのは, 何度やってもちょっとどきどきするものだ.

昼食はルネで,海の親子丼であるところのサーモンいくら丼. 私の祖父は鮭を生で食べるのは寄生虫の危険があるからやめなさい, というのだけれど,たぶん鮭はあまり好物でないからそういうのだと思う. 毎日のように食べるものではないけれど,たまにはこういうこってり系の魚も悪くない.

今日は「日が暮れる前に帰りたい!」と思ったので,16時半ごろに帰宅. 昨日までにくらべて心なしかゆとりが持てたような気がする. 帰ってひと勉強してから夕食, りんごを少なめのシロップでさっと煮てデザートに(日がたった紅玉はもかもかになってしまうので, 調理して食べるのがよい).


■2001/11/ 7(水)

IM(メールリーダ Mew 1.xx シリーズでメールの送受信を下請け的に担当するプログラム, といえばわかりやすいか)のコードに手を入れる必要ができたので, 読んでみる.どこかの proprietary なメーラの作者とは違ってインターネットのメールの仕様をきっちり理解した人によって作られたことがよくわかるコード. 1行ほど修正してテストして使用開始.

実は Mew 2.1 も出ているのでそろそろ乗り換えようかとも思うのだけれど,IMAP4 が使える Wanderlust も捨てがたいし,どうしたものか.

japanesque という単語はあるけれど,francesque などとは言えないらしい.-esque で終わる単語はほかにどういうのがあるのだろう,と気になって, 英和の電子辞書の後方一致検索で調べてみたところ,ヒットしたのは: arabesque, burlesque, grotesque, humoresque, Japanesque, Junoesque, Moresque, picaresque, picturesque, Romanesque, sculpturesque, statuesque. 意外と少ないものだ.

生協に立ち寄ったところ,鮮魚コーナーに「バリ」とラベルに手書きされた魚がほんの2パックだけあって, 例によって半額になっていたこともあり,買い求めた. ここのお店では他の店で見たことのない魚を思い切って買ってみると幸せになれるという経験則(いまのところシイラが唯一の例外)があって, 今回もその期待は裏切られなかった.おだやかな味わいの小笠原の塩を振って30分ほど待って塩焼きにしたところ, 身の薄さからは想像できない芳醇な味で,皮の部分もそれほど脂っこくなくて, とてもおいしい魚だったことがわかった.ウェブで検索してみたところ, バリというのはアイゴのことで,背びれなどに毒を持っているとのこと. アイゴといえば沖縄名産のすくがらす(稚魚の塩漬け)に使われることでおなじみの仲間だ. 記憶をたどってみると,確かに見ためも味もすくがらすによく似ていることに気づく. ということで,新しい魚種がおぼえられたこともあって,とてもよかった.

なお,アイゴのほかに食卓に並んだのは,むかごご飯, おとといの残りのかぶ・にんじん・たまねぎのスープ.


■2001/11/ 6(火)

今日もよく働いて,ダッカにいる H さんの本名をなぜか知っていたりする方からメールが届くという不可解な事件はあったけれど, それも結局は疑問が解決したし,なかなか味わい深かった日.

そうそう,数年前の判例時報のページを繰ってとある下級審の裁判例をコピーするために, またまた入庫検索もすることになったのだった.附図 B2 の BNC(バックナンバーセンター).20万円ほどの請求のために多数ページにわたる判決文を書かなきゃいけない裁判官の人には同情もしつつ, とはいっても裁判を受ける権利は憲法で保障されていることに思いをはせつつ, 目を通してゆく.大事な部分は判例評釈に凝縮されているのだけれど, 判決文本文を読んでみると紛争の背景とか具体的な主張立証のなされ方, などいろいろ知ることができるのと, そもそもなぜその紛争の当事者が裁判所を通じた解決を求めようと考えたのかということもなんとなく知ることができるような気がするのが, 興味深い.

帰るのがちょっと遅くなったので, 夕食には鴨を高温でさっと焼いてわさびじょうゆで食べよう!と決めた. 一筆箋など買おうという計画もあって,合わせ技一本で(つまり, その2件の用事のどちらにも都合がよいところで買い物しようという考えのもと)イズミヤに行ったのだけれど, 鴨は本鴨 100 g 598 円というのと鴨つくねしかなかったのであっさり方向転換して,生協で 100 g 198 円のかつおのたたきの半額になったのを買って, 白菜・青ねぎ・ベーコンの炒め物と残りもののかぶら菜のナンプラー煮で夕食.

で,一筆箋なのだけれど,なんかはなばなしい花柄のが多くて, それ以外はちょっと趣味が渋い柄のものになってしまって, 結局いいのが見つからなかった.どこかに,さわやかですっきりしたデザインの一筆箋はないものだろうか.


■2001/11/ 5(月)

よく学びよく働いて,メールの読み書きもした日. そうそうすぐに結果が出るものでもないけれど, 夢を追うことができるというのと,それを応援してくれる友人が何人もいるというのは, 幸せなことにちがいない.

うちには実家から持ってきたソニーの CD ラジカセがあって,実家にあったころから調子は悪かったのだけれど, その故障状況がついに最終局面を迎えた.韓国の CD の大多数と,それ以外の2枚ほどの CD を再生しようとすると,トラック数が表示されなかったり, ぶつぶつに音が切れて聞くに耐えない再生になってしまったり, 再生中に無音になってしまったりするのだ.ほかに CD を再生する方法はあったっけ,と一瞬考えて,実はデスクトップ PC に CD ドライブが内蔵されていて,イヤホンは壊れてしまって使えないのだけれど, ステレオの接続コードも別件で買ってきてあったことを思い出して,CD ラジカセに CD ドライブをつなぐというスキームで接続.CD ラジカセの位置を移動させたので FM ラジオは雑音が入るようになってしまったけれど,これで CD が正常に再生できるようになって,まずはめでたい.ただやや難点なのは, キャディを十分用意していないため CD の交換がちょっとやっかいなことと,当然ながら PC の電源を入れておかないと再生できないこと.なお,このソニー製 CD ラジカセはすでにカセットデッキ部分が壊れていて, 録音・再生時に音像定位がおかしくなったりするのだけれど, あらかじめセットした時刻になると自動的に電源が入ってラジオの録音などを開始してくれるという, 語学番組聴取者には欠かせない機能を持っているので,NHK のホームページで語学番組がダウンロードできるようになればともかく, しばらくの間働き続けてもらうことにしよう.

今月号の Revuo Orienta が到着.JEI では毎年この時期になると次の年に購読する海外雑誌の取り次ぎをするらしい. 時事総合誌である Monato などはちょっと魅力的な気もする.Monato は Time や Newsweek とそっくりな雑誌で,AERA なんかよりはずっとおもしろいし,Time よりはずっとやさしく書いてある.でも取ってもあまり読めなさそうなので, とりあえず来年はパスすることに.


■2001/11/ 4(日)

古本まつりで文庫本を3冊購入.附属図書館で入庫検索.

ウェブをいろいろと検索していたら,我最愛的中国に遭遇.中国好き好きというカラーでまとめられた濃いページ. 猛烈に既視感がおそってくる.


■2001/11/ 3(土)

引き続きロートレックの手紙を取り上げている NHK ラジオフランス語講座.今日のテキストは母親あての手紙なのだけれど, 結辞だけ英語になっていたり,ラテン語の(おそらくあまり定型的なものでもない)言い回しが入っていたりする. 普通の日本語の手紙文では,外来語を使うのはともかく, フレーズまるごと外国語にしたりするというのはあまりしないと思うので, 興味深い違いだ.

知恩寺で古本まつり.サン・テグジュペリ『夜間飛行』を購入.


■2001/11/ 2(金)

午前中,りんごのケーキを作り,午後は研究室で4回生の研究会. 発表は可もなく不可もなし.というか可もあり不可もあり,だろうか. 研究会が終わった後,ケーキを研究室で披露する.ケーキはまたたく間に消え失せた.

そのこととかを某メーリングリストに書こう!と思って下書きを自宅に送った, つもりが,うっかりメールアドレスを間違えて, 私と名字が同じ知人に送信してしまった.危ない危ない.

旅行記を追加アップロード.夕食は「ロフトまりこうじ」に行ったので, 携帯の京都お菓子ページを微妙に更新.


■2001/11/ 1(木)

昨日に続き洛中に用事があって,今日は烏丸通り方面に出向く.その後学校へ.

郵便局の係員さん以外とはまったく言葉を交わさなかったこともあって, 気分はちょっと沈みがち.そういえば指導教官の I 先生の語録に「研究というのは孤独なものです」というのと「研究というのは一人でやるものじゃない, みんなでやるものです」というのがあったっけ.


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