ジャスミン茶を入れて,むかごの塩炒りと煮干をつまみつつ日銀金融研方面の最近の成果物を読んだり.勉強をするでもなく,考えてみればずいぶん無目的に過ごしてしまった一日だった.したことといえば,久しぶりに PC のバックアップをしたぐらい.
大根がまだ半分残っていたので,鶏手羽元,たまねぎ,豆腐と一緒にスープ仕立てにする.
明日から帰省のため,「今日のひとこと」は1月1日までの予定でお休みとします.みなさま,よい年をお迎えください.
いつものように Google を使っていたら,「安全なWebアプリ開発 ○○箇条の鉄則」(○○の部分はだんだん増えていっている模様)で知られる高木浩光氏が日記を書き始めたことを知る.以前はセキュリティ方面を専門にされていた高木氏だが,この日記ではプライバシー方面の話を取り扱っている模様.一見の価値ありだ.
それで知ったのが,某行の甘いセキュリティ.口座番号と4桁の暗証番号をウェブで入力すると,合っているかどうかを答えてくれるという仕組みらしい.暗証番号を3回間違えたらロックするなんて仕組みが入っているとしても意味ないし.この銀行ではないものの,そっくりなシステムには思い当たるものがあるので,背筋が寒くなった.
歯に衣着せない物言いの,ともすれば殺伐としかねない日記である中で,田舎のお婆さん(?)がコンビニ店員をするというミスマッチのくだりはほのぼのとしていてよい.
リンクをアップデートするなどいろいろ更新.Web バグ(nn さんからもらったスクリプト)は,最近は全然活用できていないので,Web バグを呼び出す部分のソースを思い切って削除した.
そうそう,ブックマークは内容が古いし(ハンビット銀行なんてもう存在しません……),私のいまの興味関心を反映しなくなっているので,近いうちにいっそ削除してしまおうかと.もし今後もお使いになる方がいらっしゃれば,ダウンロードしておかれるようお願いします.
金融機関などはまだ営業しているわけだけれど,私の勤務先は年末年始の休みがもともと長く,加えて今年は週休の入り具合がちょうどよかったので,今日から9日間の大型連休となった.初日の今日はほぼ一日在宅.
夕食は,金目鯛と大根の煮物,釜揚げ桜えびのオムレツ,菜飯.
加入している ISP で提供している韓国のドラマを,かの地の風物を懐かしみつつ鑑賞.どこがボトルネックになっているのか,1500kbps だとほとんど静止画になってしまい,768kbps で快適に見られた.韓国のテレビ局のサイトでは 56kbps くらいでないと動いて見えないのに比べれば雲泥の差であるものの,まだ DVD を借りてくる手間を惜しむ気にはなれない.
御用納め.納会.仕事納め.納会と言うと,大学時代に商法の先生が赤いダイヤの話をしていたことを思い出す.株とかいったものは半永久的に取引されるけれど,先物には納会日というのがあって,その日まででその銘柄の取引は終わりなんですよ,という話.
図面の達人,フランス語の達人,実はおいしいケーキ屋に詳しい課長,26歳つながりの人々などと,今年はいろいろとお世話になりましたなどとあいさつを交わしながら,シャンパーニュを中心にしたたか飲んでしまった.暦年ベースで入社2年目を大過なく終えることができたと思うと,うれしくもあり,寂しくもあり.
少し季節を過ぎてはいるもののむかごを買ってきたので,むかごご飯が続く.1パックでたっぷりあるのでまだまだたくさん残っていて,どう食べようかと.料理屋さんではむかごしんじょうといって,魚のすり身でつないだりするというけれど,それもなかなか手間だ.オーソドックスにゆでて塩をまぶすか.きのこと同じく,むしゃむしゃ食べるものではないのかも.
某所からプレゼントが届いたので,おすそわけのため某国行き郵便物を作成.惜しいなあ.昨日届いていたら LJ と同封して送れたのだけれど,と.なんとなく日本郵政公社のサイトを見ていたら,国際郵便として差し出される場合の内容品の用語集なるページができていた.「青海苔」「味の素」「あずき」から「割りばし」「椀」に至るまで,すぐには訳語が思い当たらない品名とその英訳・仏訳が並ぶ労作である.
好天.近くの一軒家のフェンスに,大根が30本あまり,葉の上の方を結わえて干してあった.たくあんにして一年間食べていくのだろうか.だとしても相当な量だ.
懐中汁粉おぼえがきを書いてみた.
今日も出張.代々木から歩く.カフェテリアでは,茫漠たる東京の市街と,はるか遠くの山並みを眺めながら和食の定食をひとり食べる.日本は全体でも人口が1億2000万人程度で,東京都は1200万人.各種インフラが発達しているからなんとか生活できるけれど,今後中国のような人口の多い国で開発が進むと,東京どころではない人口集中がみられることになるだろうから,それに遅れることなく住宅,交通網,上下水道といった分野の投資が進められないととても住みにくくなりそうだ,とべたなことを思う.
高津図書館で盆石を鑑賞する.盆石というのは,趣のある黒い石を黒塗りの盆の上に配し,白い砂を使って海,川,砂浜などを描いたもので,久しぶりにこのスペースに来てみたら,雪の便りが聞かれるからか,いつもとは異なり石にも砂を振りかけて,うっすらと雪化粧した風景を写してあった.よく描かれる富士山も,気づけば頂上が冠雪している風景を表すように濃く砂をまいてあって,一足先に冬本番の情緒を感じられる展示になっていた.
夕食はかきの鍋仕立て.昆布だしに味をつけずにかき,白菜,豆腐,白ねぎ,しめじを煮て,酢醤油で食べる.
議論の会.ディベートなのでウェブなどから落としてきた材料を持参して臨む.前座には,Bush declared an end to major combat in Iraq on May 1. の "major combat" をどう訳すとか,combat と battle ってどう違うんだろう,coalition と alliance はどうか,armée は armed forces であって army とは違う,war は動詞として使わないみたいで,wage という応用の利かない動詞を前にくっつけて wage war と表現することが多い(でもいま辞書を引いてみると一応 war も動詞として使えるらしい)といったきな臭い話をしていた.
WMD (weapons of mass destruction) について Google で調べてみたところ,armiloj por amasdetruado というのを発見.フランス語では des armes de destruction massive に固まっているようなのでこれが正解だろう.
アフターは高田馬場の夜来香.先客の学生のグループたちはかなり盛り上がっていた.
火曜に休んだため,TOEIC の日程を振り替えてもらって今日午前に受験することになった.慣れないことをするのはしんどいもので,疲れ果てて有栖川記念公園の横をとぼとぼ歩く.午後は昨日と同様に超高層ビルに出向き,マシンと格闘する.出張の割には帰宅時刻が遅くなったので,夕食はシンプルに.
都内某所へ出張.機能的というのか,人工的な環境の極致とでも呼ぼうか,外資系の会社のオフィスにまぎれ込んでしまったのかと思うような超高層ビル.人口密度が適度に低いのもよかった(ただ,ビル全体では約1万人が働くらしいので,フロアによって違うのかもしれない).いままで2年弱の間に身につけた小技を次から次へと繰り出すような仕事.昼ご飯は53階のレストランで.よく晴れていて眺めがきれいだった.
それで気になって代々木のドコモビルのことを調べていたら,実は上半分は空洞だったとは.
郵便を出した.
この会社で社外から郵便物を受け取ったこと,社内の他の部署に手紙を出したことは何回かあるけれど,社外へ郵便物を送るのは初めて.いろいろ教わって処理をすませる.無事届いて当たり前なのだけれど,赤いポストに入れないと郵便を出した気がしないので,心なしか不安.
体調を崩してしまって休む.
で,RO の日本大会報告特集に目を通す.仏教分科会の項目で目がとまった.Himno por admiri la Majstran Budhon という賛歌があるらしく,何かと思えば,「讃仏偈」というお経のことなのだそうである.次に出てくるのが Prajxnaparamita-hrdaja sutro で,これは「般若心経」の訳らしく,韓国の円仏教(新興宗派の一つ)に属する参加者が韓国語でこれを読んだ,とある.こういうお経の名前は普通の辞書には載っていないので,もちろん漢字で注が付けてある.般若心経を読んだ人が「私はプラジュナパラミータフルダーヤスートロを読みます」と口頭で言って理解してもらえたのか,それとも黒板に漢字で書いて理解してもらったのかどうか,気になるところだ.
英語などではどうか,と思い,微妙につづりを変えて検索してみると,SRA の青木さんのページが出てきた.でもでも,毎回こんな長い名前で呼んでなどいられない.頭文字をとって,たとえば般若心経なら PH-sutro とか読んでいるのだろうか.それとも,日常会話では極力「このお経」「あのお経」と,名前を直接呼ぶことを避けているのだろうか.西洋の言語でこういうことを話そうとすると,大変だ.
それに比べるとキリスト者分科会の報告者は,ekumena とか Psalmaro などと,説明的でない用語をそのまま使えるのでずいぶん楽しているに違いない.ただ,一般の読者に辞書なしで理解されるとは思えない.専門用語で一般の人にすぐ理解されるのは,Diservo 「礼拝」ぐらいではないかと.
高津図書館から歩いて二子玉川の無印良品へ.多摩川を歩いて渡るのは久しぶりだ.職場で小腹がすいたときのための出来合いの食品やジャスミン茶の茶葉などを買い付ける.無印良品というと,日用品や衣類などは安心して買えるのだけれど,食品は品目によってクオリティの差が激しいので注意が必要だ.帰って昼ごはん.掃除をして,包丁を研いだりボタン付けをしたり.洗濯物もなんとか乾かすことができた.
先日届いた LJ を読んで,JEJ のホームページにその目次を載せる.今号はなんと80ページで,詳細はいちいちあげないものの出色のできばえ.日越交流合宿のプログラム詳細を告知する記事の題名が Programero de la renkontigxo inter japana kaj vjetnama esperantistaro okaze de la 30a datreveno de la rilato inter Japanio kaj Vjetnamio, 2003 となっていた.日越修好30周年というのは知らなかったけれど,とにかく長すぎる…….
同僚から,ワインの会に行ったのでおみやげ,とボルドーのワイン団体発行のパンフレットを渡されたので,目を通す.ボルドー全体のワイン産地としての特徴と,個々の地区の解説記事があって,ソムリエ界第一人者の田崎真也氏と田中角栄研究などで名高い評論家の立花隆氏の対談など.締めくくりは, 料理とワインの取り合わせについての実用的な記事で,これがおもしろかった.塩辛いスナックやオードブルに若い赤のボルドー.シーフードに軽い赤も意外に合う.揚げ出し豆腐や天ぷらなどの揚げ物に辛口の白ワイン,トロの刺身は少し渋めの赤,煮物やすき焼きなども赤が合いそう,と,ここまではだいたいうなずけるものの,「そして,ボルドーはファーストフードにも最適.若いフロンサックやボルドー・シュペリウールなど,驚くほどハンバーガーに合います」ときたものだ.何もファーストフードにワインを合わせなくても……と首をかしげつつ読み進めると,「五目焼きそばと白」「カレーとセミスウィートの白」と,さらに野心的な取り合わせが紹介されているので,さんまの生産者団体が作った,さんまのレシピばかり数十点ほど並べられたパンフをどこかで目にしたのを思い出してしまった.
蛇足ながら,この記事の題名は「L'Art de marier la Cuisine et les Vins / 料理とワインの組み合わせに、公式はない。」となっていて,これも趣のあるもの.冒頭のところ,英語だと to 不定詞になって,エスペラントだとたぶん arto の直後に前置詞を伴わないで動詞の不定形(同格の不定形と呼ばれるらしい)が置かれる,と三語三様であるし,和文の方は直訳でなくて,仏文仏訳というのか,仏文をかなり深いところで操作してから和訳したという感じの日本語になっているのも.
夕食は,風呂吹き大根と奈良漬.平日は野菜が少ない食生活をしているので,休みの日は野菜を食べたい.風呂吹き大根はじっくり火を通して,黒こんにゃくと焼き豆腐を大ぶりに切って入れる.焼き豆腐というと,凝固剤としてグルコノデルタラクトンを使ったものしか置いていない店も多いけれど,グルコノデルタラクトンを使った豆腐は味が劣るものが多く,今日はにがり 100% 使用のものを手に入れることができた.奈良漬もこのあたりでは置いていないスーパーが多く,探して買っておいたもの.いくらボルドーのワイン生産者でもさすがに風呂吹き大根をワインに合わせようとは思うまい,などと思案しつつ箸を進める.
昼にメールで案内が回ってきて,夜は某氏を囲む会へ.100人を超える大変な賑わいであった.
京都人チェック!.「他府県で道に迷うと、自分ではなく碁盤の目になっていない道が悪いと思う」「祇園祭の宵山は毎年行くが、鉾の巡行は見たことがない」といったあたりは思い当たる節がある.
愛知人チェック!.「久屋大通りとパリのシャンゼリゼが友好商店街を結んでいる事実は、少し身の程知らずではないかと思う」.「愛知には名古屋の他に三河地方があるということを強調したくなる」「武豊と言えば「たけゆたか」ではなく「たけとよ」町のことである」「休み時間のことを「放課」、自転車のことを「ケッタ」という」.確かに.
群馬人チェック!.「おきりこみを説明するとき、「山梨のほうとうと同じなんです」と言わなければならないのも悔しい」「群馬出身だというと「かかあ天下でしょ?」と言われるのに飽きた」.ふむふむ.
「分量: B5用紙半分以上を目安に」をどう訳すか.まず,「B5用紙」は.「判型」を宮本和エスで引いてみると見つからないので,formato あたりか,と当たりをつけてエス和で引いてみると正解だった.ならば「formato B5」か,と Google で引いてみると,他の言語のページが山ほどヒットする.英語的感覚では定冠詞は不要だろうけれど,フランス語的感覚では定冠詞が必要な気がするので,試しに「la formato B5」で検索したもののヒットしない.でも「il formato B5」はたくさんあるので定冠詞を付けることにして,「principe pli longa[n] ol la duono de la formato B5」としてみた.こんなのでいいんだろうか.
で,冠詞物語と語学屋のための言語学入門を読む.
渋谷で買い物.両口屋是清で生菓子「峰の雪」を購入.蒸しようかんの上にかるかんを載せて棹物の形にしたのを,切り分けて売っている.ようかんの軟らかく軽い味わいとかるかんのはっきりした自己主張とが調和したおいしいお菓子だった.
知人の日記で,「南へ1キロ、東へ1キロ、北へ1キロ歩くと出発点に戻るような地点は、地球上に何カ所ありますか」という問題について知る.マイクロソフトの採用試験に出るらしい.北極点から出発すると,南に1キロ行くのは経線に沿って行けるけれど,東に1キロ進むと微妙に南にずれてしまうから,そこから北に1キロ歩いても出発点に戻れないので,北極点は違うし,赤道あたりも関係なさそう.ならば南極点付近はと考えてみても,ひとたび南極点に到達してしまえば北以外に進めなくなってしまって,東に歩いたり南に歩いたりできないので,求めるものとは違いそう,だから「そんな場所はない」が答え?と思ったものの,どうやら違うらしい.なぜだろう…….
夕食は,あじの塩焼き.織部の鉢にほうれん草のごま和え.
イトーヨーカドーで種子島の紫いもが売り場に並べられているのを見つける.砂糖を多めに入れてレモン煮にするとおいしい紫いも.手をかけるなら,千切りにして植物油で揚げると主菜の付け合わせにもなる,などと思いつつ売り場を通り過ぎる.買い物をすませて帰宅の途中に,「手作り居酒屋 甘太郎 AMATARO」とビルの屋上の看板に大書されているのに気づく.AMATARO …… AM-AT-AR-O ??
夕食は,豚切り落とし,豆腐,大根を白みその比率を多くした合わせみそで豚汁にして,吸い口には青ねぎを買い忘れてしまったので溶き辛子を落とす.それと菜飯と白菜キムチ.
永見靖さんのページ.ドイツの日常生活と環境に関するエッセー・論文と写真.エッセーは一般市民の目線で書かれていて内容豊富で,写真も見ごたえがある.
地味なスーツに身を固めた会社員たちの集まる忘年会.余興のビンゴの話を.職場の忘年会でも余興にビンゴをするのだけれど,職場の忘年会ではかなりの豪華賞品が出るところ,今回の忘年会は「自分ではきっと買わない」「何に使うんだろう」系の景品がほとんどだという相違に気づく.むしろ安くて楽しめる点を追求する後者の方が一般的な戦略なのかもしれない.キムラヤで買うらしく,健康グッズが多かったのも今回の特徴.1等,2等などと景品をあらかじめ決めておきその順に贈呈するのではなく,十分包装しておいた景品を並べておき,当たった人がどれか一つを選ぶと,アシスタントが景品の名前を読み上げ,司会が合いの手を入れるという手順で景品贈呈が進む.参加者にも事務方経験の人がいたりして,「これ,形からして,たぶん低反発枕でしょう」などと言いつつ選ぶと,「近い! ですが,今回のは低反発備長炭枕です」とディープなやり取りが交わされたりもする.健康グッズのほかには,ファイバークリスマスツリーなど,この季節ならではの景品もあった.引き出物には宝くじ(年末ジャンボっていうんですか?)が配られた.これも型通りなのかもしれないなと.
やや体調不良気味.補食はシーフードドリア.最近,なぜか凝った料理が出ることが多い.
駅前のスーパーで売られている雨傘に,若い人に人気?のこげぱんのイラストつきのがあった.「どうせすてるんでしょ」って決めぜりふは素直じゃないなと.
家に帰ると,山用品店から「雪山セール 10% OFF」のダイレクトメールが.もうそんな季節なんですね.