番外編: アイスランドへの行き方について

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アイスランドへの日本からの直行便はないので,ヨーロッパまたは北米の都市で乗り継ぐことになる.ヨーロッパ乗り継ぎの方が安くて速いので,北米に特に用事がなければヨーロッパ乗り継ぎがよい.コペンハーゲン乗り継ぎ,ロンドン乗り継ぎなどが便利だ.

アイスランドには空港が10個以上あるけれど,そのうち国際線が設定されているのはケプラヴィーク国際空港(スリーレターコード: KEF)だけ.ケプラヴィークはレイキャビクから 50 km ほど離れていて,バスで行き来することができる.この2つの都市の間は広々とした荒野なのだけれど,なぜこんな遠くに空港があるのかというと,それは米軍基地がケプラヴィークにあるからなのだそうだ.

アイスランド発着の国際線は基本的にアイスランド航空のみによって運航されている(グリーンランド線・フェロー諸島線を除く)ということもあり,日本から通しの格安航空券や PEX 航空券などは設定されていない.このため,パッケージ旅行を使うか,またはヨーロッパの都市まで格安航空券などで行き,そこからアイスランド航空の正規割引航空券で飛ぶことになる.アイスランド航空は東京にオフィスを持っていて,日本語ホームページも開設しているので,空席さえあれば航空券を購入するのは簡単だ.今回購入した航空券はヨーロッパ・アイスランド往復の航空券で,「TAKK 35」というなんだか安っぽい名前の割引航空券.35 日前までに予約完了,予約完了後72時間以内に発券,有効期間1か月 FIX などの条件のもので,64,800 円だった.

『アイスランド Iceland Now』によれば,スマイリル・ラインがノルウェーのベルゲンなどからフェロー諸島経由でアイスランド東部のセイジスフョルズルまでのフェリー(乗客定員 1,050 名)を夏の間定期運航しているとのこと.時間があれば,乗ってみると楽しいかもしれない.ベルゲンからセイジスフョルズルまでならわずか42時間しかかからない.セイジスフョルズルはエイルスタジルの近くの港で,エイルスタジルからレイキャビクへはバスを利用することも可能だ.

あとエイムスキプという貨物船会社の船がレイキャビク,ヨーテボリ(スウェーデン),ハンブルク,オーフス(デンマーク),コペンハーゲンなどをめぐっていて,その船に6室のキャビンがあって,乗船することも可能なのだという.スマイリル・ラインをおがさわら丸にたとえるとすれば,エイムスキプは第28共勝丸のようなものだろうか.


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