8月10日(金)

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★2001年夏アイスランドなど旅行記 - 目次 ◎ほーむ


時差ボケのせいか,夜中しきりに目がさめる.4時ごろ外を見ると,真っ暗なのにもう釜山港沖合いに到着している.夜景を撮影してみるものの,あまりうまくいかない.

6時点灯,沖合いにしばらく停泊して,朝風呂につかって幸せな気分になってから8時半ごろ下船.ターミナルを出て5分ほどで地下鉄中央洞駅.地下鉄で釜山駅に移動し,韓国経済新聞,第一製糖の「松の目」ではなく「松の芽」という名前の清涼飲料水(写真 80)を買って9時55分発のセマウルに乗車.時間的にはちょうどこの列車がいい感じだ.


写真 80

セマウルは一般室(日本の普通車に相当)ながら,新幹線の普通車よりずっとゆったりしている(写真 81).左右各2人がけだし,コンセントがあったので電池の充電までできてしまった.なお,車内放送は韓英日中の順.以前は確か韓国語と英語だけだったように思うので,言語数が増えたということになる.


写真 81

ソウルに着き,KS(第20回エスペラント日韓中共同青年セミナー)会場の農業技術振興館((社)全国農業技術者協会が運営.地下鉄二村駅下車すぐ.館内は写真 82 みたいな感じ)へ.会議・食事・宿泊ともすべてこの施設を利用することになる.着いてみると日本からのほかの参加者たちはもう到着していて,エクスカージョン(ekskurso, 大会前観光)に出発しているとのこと.韓国側の人たちとあいさつを交わし合った後,疲れているのでとエクスカージョンの誘いは断って自室(写真 83)で横になって休む.


写真 82


写真 83

おしゃべりしたり設営の手伝いなどしている間に18時,夕食の時間に.以前語学研修で延世大学の寄宿舎に滞在していたときのとそっくりな食事(写真 84).白飯,辛い主菜(この日はさんまか何かを甘辛く炒め煮にしたものだった),辛い副菜(いんげんをごま油で炒めたもの),辛いスープ(豆腐のみそ汁),キムチ(白菜キムチ)というメニュー.もっとも私も慣れたせいか,辛いといっても辛さを楽しめるレベルではあった.ちなみに左手に置いてあるスプーンと箸(本当はお盆の右側に縦にそろえて置くのがよい)にも注目.材質もさることながら,箸もスプーンも日本のとは形がだいぶ違うのだ.


写真 84

19時からは開会式・互いに知り合う夕べ (interkona vespero).スピーチ,自己紹介,飲み,などなど.日本側唯一の高校生参加者 Yuyu が持ち込んだ本(写真 85.っていうかマニキュアだし……)には感心した.質問・答えの文と単語がページごとに並んでいて,それぞれ日本語・韓国語ハングル・韓国語カタカナ表記が記載されているので,韓国語を知らなくてもこの本のページを開いて指さして順に発音していくことで,韓国語で意思疎通を行うことができるのだ.


写真 85

当然のごとく持ち込んだ白ワインを提供しつつ2時間ほどいろいろな人たちとひたすらしゃべって,一足早くおやすみを言って就寝.なお持参のパジャマは「中国かどっかで強制労働させられてそうな感じ」だなどと言われて非常に評判が悪かった.


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