8月5日(日)

←8月4日(土) 8月6日(月)→
★2001年夏アイスランドなど旅行記 - 目次 ◎ほーむ


朝食はイングリッシュブレックファスト(写真 72.これ以外にもちろんトーストが運ばれてきたりする).おいしいけれど,日本の大きなホテルで出されているビュッフェスタイルの朝食のサブセットになっている感じがする.言い換えると,日本の大きなホテルではここで出されているものはすべて食べられるはずだ,と思う.よって,あまり感動しなかった.


写真 72

9時すぎ行動開始.大英博物館がすぐ近くにあるという点を評価してこの宿を予約したのだけれど,大英博物館は12時オープンということなので,シティへ向け街並みを眺めながら歩くことにする.王立裁判所(写真 73),トワイニングス(紅茶小売店.写真 74),セント・ポール大聖堂,セント・メアリー・ル・ボウ教会,王立取引所(何を取引しているんだろう?)などを眺めつつ歩く.れんが造の建物も石造のも美しく,ストックホルムともレイキャビクとも違う重厚な街並みにうっとり.無意味に装飾的な彫刻が多用してあったり,建物以外にも銅像がたくさん置かれているし,広場,芝生,ベンチもたくさんあって,すばらしい.でも人通りは少なく,飲食店,物販,金融などみな休み.Starbucks さえも休んでいる店があったけれど,営業中の Starbucks を見つけてそこで昼食.


写真 73


写真 74

ひと息ついてからロンドン橋を渡ってみる.ソウルの聖水大橋と同様,落ちることで有名な橋だけれど,今回はもちろん落ちなかった.考えてみれば人が乗ると落ちる橋などほとんど見たことがない.地下鉄で大英博物館へ.

大英博物館は入場無料だけに多くの観光客で賑わっている.韓国人の小学生と引率の母親たちとおぼしき団体なんかも来ていたりする.展示物はいろいろあって,古代エジプトの出土品などすごそうなものもたくさんあるのだけれど,やはりそこは東洋人.中国製の青銅器,陶磁器,漆器などを見ていると心がなごむ.東洋方面を重点的に見て回ってから,ホテルへ帰投.自室で紅茶を飲んだり,裏庭(写真 75)でのんびりしたり.裏庭といえば,そもそもこの建物は地上3階地下1階の長屋なので,裏庭もそれに応じて区画割りがされている.古めかしいれんが造の塀で庭が細長い形に区切られているのにずいぶんびっくり.各自自分に割り当てられた庭だけを使い,自分の区画の庭だけの世話をしなさいということなのだ.


写真 75

地下鉄でトラファルガー広場へ.やたらと高い柱が立っていて,その上にネルソン提督の像がちょこんと載っている.ハトが多いのはメアリーポピンズの話が書かれた時代と変わらないようだ.もちろん観光客も多い.日曜でも人が多いのは繁華街だからなのだろう.

ピカデリーサーカスまで歩き,さらに中華街へ.中華は安い上においしくてよい.ただ主力メニューは一定人数以上でないと頼めないことが多いのは残念.一人旅だとそういう点では高くついてしまう.ベトナム料理店で1人でも頼める中華風のセットメニューを見つけて注文する.相席になった人が実は韓国人の中年男性で,韓国語で話がはずんだ.飛行機のパイロット(旅客機ではなくて測量とかに使う飛行機の)で,出張中なのだという.すごいすごい.

甘いものがほしくなったので,Listle St. の中華喫茶店へ.中華のお餅1個とお茶,それにテイクアウェイでお菓子を1個注文.どうも広東話を話す人がつどう店らしく,お店の人との会話がなかなかうまくできない.

バスで宿に戻り,22時すぎ就寝.


←8月4日(土) 8月6日(月)→
★2001年夏アイスランドなど旅行記 - 目次 ◎ほーむ