8月6日(月)

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★2001年夏アイスランドなど旅行記 - 目次 ◎ほーむ


地下鉄で South Kensington へ.ヴィクトリア&アルバート博物館.東アジアの工芸品,宝石,ガラス工芸品などを観覧.おもしろかったのはドレスの企画展.18世紀から19世紀初頭の服装はいまから考えると不思議なものだ.女性は床に着くような丈の長いドレスを来ていて,男性は半ズボン(breeches という名前らしい)で丈はひざまでしかないのだ.

博物館を出て国会議事堂へ.スウェーデンのより大きく豪華だけれど,日本なみに警備がものものしいのはいただけない.歩いてピカデリーサーカスへ.Picadilly St. には日本人が非常に多い.Pret à Manger というチェーンのファストフード店で「小えびとロケットのサンドイッチ」と「りんごとニワトコの花のジュース」をテイクアウェイして3ポンド80.高い.続いて Fortnum & Mason へ.日本人密度が非常に高く,カップルも多い.紅茶は日本で売っているものとだいたい同じだけれど,ずっと割安だ.食料品で興味を引いたのは鹿肉のテリーヌやゲームパイ.ケーキは見たところ日本なみの品質のものが手に入るが,こちらは割高.紅茶を実家へのみやげに買い求める.

私はいちおうネットオークションが研究分野なので,古くからオークションで有名な Sotheby's(写真 76)へ.あいにくオークション出品物の展示会はやってなくて,以前催されたオークションのカタログが見られるのみだった.巻末に入札約款が載っていて,ついつい読み込んで,代金決済未了の間に買主が日本で倒産した場合はオークションがオークショニアではなく出品者と買主との間の売買という形をとることにより約款を素直に読んだどおりにはならない場合がありそうだとかいろいろ考えてしまった.


写真 76

Palace Theatre 近くの中華街のレストランで「オリエンタルビュッフェ」.一部中華でない料理なども入っていたけれど全17品で4ポンド90というのはけっこう値打ちだ.

Palace Theatre で Les Misérables.いわゆる天井桟敷という場所で観覧.ミュージカルはさすがすばらしかった.レ・ミゼラブルは去年の10月からの NHK ラジオフランス語講座で題材にされていただけに,あらすじやハイライトは前もって押さえてあったわけだし,ミュージカルの音楽も記憶に新しい.セリフや歌詞(あいにくフランス語ではなかった)は半分くらいしか理解できなかったけれど,久しぶりに心が深い喜びに満たされた思いがした.


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