7月24日（火）
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2時40分ごろ，目がさめて，窓の外を見ると，もう夜明けのようだ．というか，緯度が高いので，夏は一晩中夜明けみたいなものなのだろう． 朝日の差し込む客室で8時ごろ起床．入浴して，ビュッフェ形式の朝食へ．これがすばらしかった．朝からスモークサーモンとブリーチーズが食べ放題だなんて！ 豚肉製品もおいしい．飲み物も十分だ．ジュースはトマト・オレンジ・アップル・グレープフルーツ．ミルクも低温殺菌の味．その他，英語で "rosen hyppe soup"，スウェーデン語で "nypon soppa" という表示がしてある飲み物があった．とろりとしていてオレンジ色で甘い．何なのだろう．ともかくこれはとてもおいしい飲み物だった． 中央駅に行って，文化会館 (kulturhuset) からオペラ座を回ってガムラスタン（旧市街）を望んで中央駅へ．写真 8 は文化会館横のセルゲル広場（Sergels Torg）からクララ教会方面を撮ったもの．人通りが多い場所だった．11時30分に中央駅で友人 Y と出会って，国会議事堂（Riksdagshuset．直訳すれば "The State's day's house", "Ríkisdagshúsið"）の中庭を通り抜け，王宮で衛兵交代を見物（写真 9）．この街にはそれほど観光客はいないと思っていたのだけれど，どこから来たのか，日本人をはじめたくさんの観光客が押しかけていた． |  写真 8  写真 9 |
13時，最高裁近くでスウェーデン人の M を交えて食事．ディルを添えた分厚いスモークサーモンとじゃがいもとクリームソース（写真 10）．鮭の味をたんのうすることができた．ライトビール（lättöl，アルコール度数が低いビール）もおいしい． 食後は，M と別れて Y とガムラスタンを回る．写真 11 はガムラスタンのほぼ中心部にある「大きな広場」（Stortorget）で証券取引所を向いて撮ったもの．この Stortorget は，この旅行で初めての広場として印象に残ったものだった．写真 12 のように，建物に囲まれていながら車は入れないようになっていて，モニュメントがあってベンチがある．こういう広場は旅行中何回も目にしたのだけれど，考えてみれば日本にはあまりないものだ． |  写真 10  写真 11  写真 12 |
Y といったん別れて，王宮を観覧．このころ早くも1枚目のスマートメディアを使い切ってしまい，いらない画像を削除して何とか容量を確保する．1日で50枚ほど撮ってしまったらしい． 王宮の中は撮影禁止なので写真はないけれど，王宮から南にしばらく行ったところで撮った写真 13 の中央に写っている建物は，Y によれば屋根の部分が装飾的な点がとても北欧的なのだという． Y と待ち合わせて，ガムラスタンの船着場から17時30分発の遊覧船に乗り込む．ストックホルムはメーラレン湖 (Mälaren) という湖のバルト海への出口付近に位置する水の都なのだ．その湖をバイキング船の形をした遊覧船でめぐる．船でビールを注文して，景色を眺める．写真 14 はスウェーデン版の団地なのだろう．絵本に出てくるお城みたいな形と色使いをしていても違和感がないのがとても不思議だ． 夕食はオペラ座の裏の Karl XII:s Torg（カール7世広場）のカフェで Y と．私は Janssons frestelse 「ヤンソン氏の誘惑」（写真 15）という名前の料理を頼んだ．じゃがいもとアンチョビを重ねてクリームをかけ，焼き上げた料理．北欧らしい素朴な味だ． Y とは，本当にいろいろなことを話した．とても好ましい人で，考え方にも共感する点が多いのだけれど，「日本よりもこっちの女の子の方がかわいい」という主張にだけはきっちり異議をとどめておいた（笑）． Oden に帰って22時ごろ就寝． |  写真 13  写真 14  写真 15 |
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