7月25日(水)

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★2001年夏アイスランドなど旅行記 - 目次 ◎ほーむ


今日は,Y の通う大学があるウプサラを訪ねることになっている.このホテルが気に入ったので,フロントで延泊を頼んだ.朝食後,中央駅へ.夏休みのためウプサラ行きの列車が少なくなっていて,11時10分発になった.時間が余ったので,Åhléns 百貨店で絵はがきを買ったり,クララ教会の芝生に寝転がって尖塔を見上げたり.クララ教会は教会堂の中の天井画と彫刻もすばらしい.

列車は確かストックホルム始発のはずなのだけれど,11時10分発の予定が結局遅れて11時22分発になったのは,ちょっと予想外だった.12時ごろウプサラ着.ウプサラは小さな都市ではあるけれど,目抜き通りの人通りは少なくない.昼食は屋台のホットドッグ.市街の中心部に位置する Stora Torget(「大きな広場」)は 写真 16 のような感じ.こちらはバスなどが入れるようになっている.

しばらく商店街を散策した後,「リンネ植物園」なる場所を訪れる.展示物は見なれない草本植物がほとんどで,リンネの著した文献についてある程度詳しい人でないと価値がわからないかもしれない.その後,大聖堂方面に移動.アイスクリームのお店が出ていて,「Blâbär のアイスクリーム」という宣伝が目に入って,「何なんだろうこれ」と,思わず気になって注文してみたところ,……ブルーベリーのアイスクリームだった.確かにつづりは exotic だけれど,発音してみれば「ブルーベリー」にそっくり.続いて近くの商店に入ってみると,思いがけずフィリピン・ネグロス島のマスコバド糖などのフェアトレード商品が置かれているのを発見.教会の近くだからだろうか.地球を半周してもこの砂糖に出会うとは思っていなかった.

大聖堂へ.ここは歴史的に重要な役割を果たした場所らしく,クララ教会よりずっと大きくて荘厳.木や金属や石を素材とするさまざまな彫刻がすばらしい.そして,訪れる人何人もが祈りのキャンドルをささげていて(写真 17),教会の美しさをさらに完全なものとしている.助けを必要としている人たちのために祈る姿は美しいものだ.そしてパイプオルガンまで響いているとあって,宗教的な強い情動に襲われて思わずくらくら.


写真 16


写真 17

駅前の Systembolaget(酒類の専売店.スウェーデンではライトビールを除き,酒類はこのチェーン店でしか買えない)へ.ワインが安い.日本の半額ぐらいという感じだ.ただ,高級なワインは店頭には見当たらなかったので,取り寄せということになるのだろう.それから,販売品のリストは非常に充実してはいるのだけれど,日本酒みたいにリストにほとんど見当たらないようなお酒を手に入れたいときにはどうすればいいのだろう,というのが気になる.

大聖堂前で Y と会って,レストランへ.ここは英語のメニューがあった.カジキマグロの焼いたの.ちょっと身が硬い.飲み物はスウェーデン製のアップルシードルと,デザートワインとして Banyuls.

21時ごろウプサラ発の X2000 に乗って,21時33分ごろストックホルム中央駅着.X2000 は優等列車なので,IC に比べて多少運賃が高かったけれど,その分速くて席もゆったりしていた.


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