番外編: 都市間交通事情について

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都市間の交通手段としては,鉄道,高速バス,市外バス,船,飛行機がある.

鉄道は,時刻どおりに運行される,安全であるなどの長所がある. 地下鉄以外の普通の鉄道は国鉄が運営している. セマウル号,ムグンファ号,トンイル号があり,それぞれ特急,急行, 普通列車に相当する.「こだま」「さくら」などの列車の愛称はない.等級はないが, セマウル号などには一般室のほかに特室(グリーン車に相当)があることが多い. 特室には別途料金が必要だが,この特室料金は日本のグリーン料金に比べて安い. 鉄道の運賃・料金・時刻はすべて時刻表に掲載されていて, 探し方も日本の時刻表と同じだ.

日本に比べて路線の数・列車の本数が非常に少ない.このため, 時刻表の鉄道欄は72ページ(ページの大きさはA5判程度)しかない.

ソウル・慶州などの駅では,列車別改札が実施されている.これは, 日本の鉄道のように常時改札するのでなく, 列車の出発15分前といった時刻から改札を始めるシステムである. したがって,ホームはほとんど常に旅客がいない状態なのだが, そのホームにも売店があるのが韓国的だ.日本なら,採算がとれないところだろう.

きっぷは駅の窓口などで買える.口頭で買いたいきっぷの内容を伝える. 不安であればメモを見せながら話せばよい.

高速バスは,鉄道に比べて運行間隔が短いなどの長所がある. バスターミナルは駅からは離れていることが多く, ソウルなどには複数のバスターミナルがあるのでよく注意すること. 普通,出発地・到着地間をノンストップで結ぶので,途中では下車できない. 韓国は交通事故が日本に比べて格段に多く,高速バスの事故も発生しているので, 座席のシートベルトは必ず締めておく.

市外バス・船・飛行機には乗ったことがないので,パス.


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