みしっく今日のひとこと - 2012年11月


■2012/11/24(土)  ねぎま鍋

みんなのきょうの料理のレシピを参考にしつつ,昨晩はねぎま鍋.

具材は白ねぎ,まぐろ尾肉,小結びしらたき,焼き豆腐,わかめ,(冷蔵庫事情により)白菜.

だしは多めのだし昆布でとって,しょうゆ少々,塩小さじ2,料理酒.しらたきはゆでこぼしてから炒りするのが重要であるらしいと知った.白ねぎに焼き目を付ける工程は省略.白菜は下ゆでしておいた.

おいしかったのだけれど,乱獲が続いたいまとなってはまぐろは高級品で,まして尾肉がそれほど頻繁に手に入るわけでもない.別の魚種の大型魚切り身で置き換えるのも案だけれど,コストと味を両立させる解は見当たらない.いっそ鶏ヤゲンなどに置き換えて作るのがベターかと.

先月買ったプラネックス製の無線LANルータMZK-MF300Dで,設定して数日経つと無線LANが接続できなくなる事象発生(SSIDは見えるが接続できない).有線LANには異常なし.調べたところ,NTPによる時刻同期を有効化していると発生する事象のようで,これを無効化してからは問題なく動作している.

22時から6時までは停波時間に設定したので,NTPで時刻同期をする必要があるかと思ったのだけれど(syslogを後で調べるためにもタイムスタンプが正確である方がよい),それが落とし穴だった.それに,時刻同期せず自走させても,再起動時はさておき,連続運用している限り時刻のドリフトはさほどでない模様.

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■2012/11/14(水)  復興予算が…

地デジではなく.「緊デジとは、経済産業省による「コンテンツ緊急電子化事業」の略称です。この事業では、国内の出版物を2012年の1年間で6万冊電子化することを目指します。」(緊デジとは).

で,この事業の目的は次の通りだそう.

東日本大震災の影響により被災地域では、出版関連事業者の生産活動が大幅に減退し、被災地域の書店等が失われたことにより地域住民の知へのアクセスが困難になっている。

被災地域において、中小出版社の東北関連書籍をはじめとする書籍等の電子化作業の一部を実施し、またその費用の一部負担をすることで、黎明期にある電子書籍市場等を活性化するとともに、東北関連情報の発信、被災地域における知へのアクセスの向上、被災地域における新規事業の創出や雇用を促進し、被災地域の持続的な復興・振興ならびに我が国全体の経済回復を図ることを目的とする。

2011年12月2日の時点で,こんな作文ができるというのは,先見の明があるのか,器用といってよいのか,それとも….

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■2012/11/12(月)  辞書の買い物メモ

Black's Law Dictionary.紙版は持ち歩けないので電子版を買おうかどうか迷う.でも調べてみたところ,iPhone/iPad/iPod touch版と,Android版と,Windows Phone版の3種類が提供されているのみで,Kindle版のようなものはない模様.要はスマートデバイス用のアプリと割り切ればいいのだけれど,そのために54.99ドルを支払って,さらにスマートデバイスを買うかというと微妙.

Longman Dictionary of Contemporary English.こちらは紙版のほかはiPhone/iPad/iPod touch版のみ.29.99ドル.The New Oxford American Dictionaryも悪くないかもしれないけれど,発音記号がIPAではない英米独自のものなので,慣れるまでは少し戸惑う面がありそう.とはいえ辞書といえば,発音表記も大事だけれど,語義,用法,文法上の扱いが明確に示されていることと見出し語数の多さが重要だと思うので,まずはどれか試すことから始めたい.

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■2012/11/ 5(月)  国語辞典の販促本?

三浦しをん『舟を編む』(光文社,2011年)を読む.人気が高いと聞いて読む気になり,通勤電車の中で読了.

国語辞典の販促本なのだろうか.小説の世界には詳しくないながら,ビジネス小説として見ると,スケールが小さいのではないかと感じた.使用語彙がやたらと豊富で,ノンネイティブな人には読み解くのに労苦を要するように思う.

見方を変えると,「Wikipediaが成功を収めたがWiktionaryはまだまだ.どうすればWiktionaryを成功させることができるのかを示唆してくれる本」なのかもしれない.大半のWikipedianたちは,百科事典にそれほど親しんだ経験はないはずなのに,Wikipediaは多数の寄稿者と多くの良質の記事に恵まれ,他方多くの人たちが自国語の国語辞典に慣れ親しんでいるはずなのに,Wiktionaryが大幅に立ち遅れているというのは,不思議なものだ.

国語辞典の編集者にお目にかかったことはないのだけれど,小学館『朝鮮語辞典』(日本語話者のための初めての本格的な朝鮮語辞典だという)の編集にかかわった先生に朝鮮語を習っていたことがある.「あの辞書は法律関係の用語を多く収録していますね.가등기 [假登記] 「仮登記(かりとうき)」とか」とお話したところ,確か「(辞書の)もとがそうだったからですよ」とおっしゃったのだと記憶している.法律用語といえば大半は漢字語.豊かな固有語を自在に操れるまでには,私の語学力はまだ至っていない.

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■2012/11/ 3(土)  パスポートの更新

1日付の東京新聞朝刊(19面)に,佐藤江梨子氏が定例のコラムを書いている.「20歳の時に10年パスポートにした」が,「会社の人に『来年1月に期限が切れるので早く更新してください』と言われ」て更新したのだそう.

20歳の時に10年パスポートにした点は私も同じだなあと.佐藤氏の場合は仕事柄,20歳前にもパスポートを取っていたのかもしれないけれど,私の場合は20歳のが初めての申請だった.

私の場合は,30歳での更新はなかった.

外務省の人が書いた旅券法の逐条解説本などを読むと,パスポートの発給申請は,渡航意思に基づいてなされるものであり,何ら渡航意思の存しない場合,たとえば単に記念品として取得したいというような申請は旅券法に反するとしている.実際には,申請書の刑罰等関係欄に該当する場合(一番よくありそうなのが「外国で入国拒否、退去命令又は処罰されたことがありますか。」への該当)を除き,渡航意思の有無を申告することはないので,あえて渡航意思がないことを申し出ない限り,発給されないことはないのだと思う(旅券統計によれば,1990年3月31日までは申請書に渡航目的・渡航先を記載する必要があったらしい).

そうはいっても,外国に行く具体的な予定がないのに,あえてパスポートを入手しておく必要性はない.

なお,現在発給される一般旅券は原則として数次往復用なのだけれど,旅券法制定当初(1951年末ごろ施行)は,条文によれば,「外務大臣が指定する特定の用務により本邦と特定の一又は二以上の外国との間を数次往復する必要があるものは、外務大臣がその必要を認めたときに限り、数次往復用として当該旅券の発給を受けることができる」(12条)と数次往復用の旅券の発給が大幅に制限されていたところ,1970年12月1日施行の改正法(昭和45年法律第105号)により,「本邦と外務大臣が指定する範囲内の渡航先との間を数次往復しようとする者は、その旨及び理由を一般旅券発給申請書に記載して、数次往復用の一般旅券の発給を申請することができる」(3条5項)と大幅に緩和されたらしい(昭和48年版外交青書参照).

東京都知事選が面白くなってきた.

大体,1人を選ぶ選挙というものは,事前に各候補の当選可能性がある程度わかっていて,得票可能性が1位か2位の候補に投票すれば結果に影響を与えられる反面,それ以下の候補に投票しても選挙結果には影響を与えられないという,酷なものだけれど,東京都知事選は前回も誰が2位につくかわからなかった.まして今回は,知事の突然の辞職に伴うもので,各方面で候補者が進められていることもあり,

石原都政13年間の主なトピックを選ぶとすると,役割を果たせず都民負担を生んだ新銀行東京と,国益を毀損した尖閣諸島問題か.築地市場移転や五輪招致では都民の世論を二分した.自動車の排ガス規制強化に取り組んだことは業績として評価に値する.

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