みしっく今日のひとこと - 2010年4月


■2010/ 4/11(日)  鴨桃代氏の近著

水谷研次・鴨桃代『イラストでわかる 知らないと損する労働組合活用法』(東洋経済新報社,2010年)が近所の図書館の新着図書コーナーに並べられていたので,手にとってみた.

鴨氏は,全国的にも著名な労働組合の活動家.水谷氏は連合出身で,現在は東京都労働委員会の労働者委員を務めている人らしい.

組合のない職場で,個人的な職場のトラブルを相談・解決するための手段としては,一人でも加入できる労働組合の活用を,それから,個人的なトラブルを抱えてはいないものの,安心して働ける職場をつくるための手段としては,職場で労働組合を結成することを勧めている.

労基法・安衛法などを守り,安心して働ける職場をつくるためには,労働組合があった方がいいのはベターで,それは企業別組合であっても,合同労組の支部であっても変わりはない.

ただ,個人的な職場のトラブル(もっとも深刻なものとして,退職勧奨があげられよう)の解決のためには,地方自治体が運営している労政事務所(自治体によって名前が異なり,東京都の場合は労働相談情報センターと呼んでいる)を活用するという選択肢も有意義なのではないかと思う.

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