みしっく今日のひとこと - 2009年11月


■2009/11/30(月)  葛飾政党ビラ配布事件

葛飾政党ビラ配布事件の最高裁判決(PDF)が出た.

事実関係は立川反戦ビラ配布事件とほぼ同様なので想定通りの内容であるものの,その妥当性ともたらす影響について検討が必要.

日弁連は判決言渡しを受けて本日付で「表現の自由の重要性に十分配慮し、国際的な基準を充足する判断を示すよう要望」する会長声明を出している.また東京高裁判決に関するものだけれど,村野瀬玲奈の秘書課広報室の論評も熟読してみる必要がありそう.

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■2009/11/29(日)  冷蔵庫を買った.

大きな冷蔵庫が必要になってきたので,購入することに.

400L程度の容量のものを買うことにして,東芝製GR-B41Nと,サンヨー製SR-SD36R,同SR-40Rの間で比較検討.冷蔵庫を買うのは13年ぶりなので,どのような観点で比較すればよいかつかめず,かなり手間取ってしまった.

候補の3機種とも基本的な要件は満たしており明らかな優劣は認められないので,サイズ・消費電力・実質価格などを比較表の形式でまとめてみたところ,東芝製品は容量の割に奥行きが深く幅が狭いので,奥の方に入れた食品が取り出しにくくなる懸念から脱落.サンヨー製品は自動製氷機能を使用しない場合に製氷ユニットを取り外して別の場所に保管しておき,空いたスペースを冷凍食品の保管用などに転用できる点も評価.残るサンヨー製の2機種を比較すると,価格的にはやや高いものの幅広で容量が大きいという点を決め手として,SR-40Rを最終選定した.

普通は設置場所の幅が十分とれないことが多く,幅が60cm程度に収まる機種が好まれるのかもしれないけれど,うちの場合は幅に余裕があることからこのような結果となった.

それで,いま使っている小さい冷蔵庫はどうするかというと,家電リサイクル法の定める制度により,リサイクルに回されることになる.

本当はリサイクルショップに持ち込むなどしてリユースにつなげた方が環境負荷が少ないはずなのだけれど,調べた限り,冷蔵庫などの白物家電は中古品として買い取ってもらうのは厳しいようで,断念した.

白物家電で中古市場が十分機能していないのは,中古品ではいつ壊れるか不安だとか,気分的に中古品を好まないといった感覚的なものもあるだろうけれど,サイズ・重さの割に価格が安いことから,引取り・展示・配送に要するコストが見合わないという面も大きいのかもしれない.

家電リサイクル法施行前は,冷蔵庫などは大部分が粗大ごみとして埋め立てられていたはず.現状ではリユースは難しいとしても,資源の状態に戻した上で製品の原料として役立てられるのであれば,ごみ減量と省資源・省エネルギーの観点からは一歩前進なのかもしれない.

スーパーであんこうの肝が安く売られていたので,1枚買って,軽く塩をしてクッキングワインを振りかけて,フライパンで自分の脂で揚げるように焼いて食べた.

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■2009/11/22(日)  リサイクルショップ

最近,食事用テーブルのちょうどよいサイズのものがないか探していて,リサイクルショップに足を運んでいる.よい品が見つからなくても,セラミックファンヒーターを買ったりと,便利に使いこなしている.

今度はテレビを買おうかと思っている(地デジ非対応でかまわない).

リサイクルショップというと,衣類を中心に扱うというイメージがあるけれど,近所のは大型店なので,家具や家電,インテリア用品なども並んでいて,結構楽しめる.

さすがにプリンタのような精密な機器は躊躇するけれど,可動部分の少ない家電で動作確認がとれているものなら,中古品というのは買い得だと思う.

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■2009/11/18(水)  携帯電話で法令の条文を参照してみたい.

先日購入した携帯電話に搭載されている英和辞典機能は,けっこう便利に使いこなしている一方で,ブックプレイヤー機能は使いたいと思う用途が見当たらなくて,まだ使っていない.

それで考えついたのが,携帯電話で法令の条文が参照できたら便利なのではないか,ということ.小型の六法を持ち歩いているわけではないので,急に条文を確認したくなったときに欲求不満がたまるもの.

普通のブラウザ機能を利用するという方法もありそうだけれど,表示のたびに通信すると,(パケット定額サービスには加入しているとはいえ)パケット通信料がかさんでしまうし,圏外だと表示できないので,メモリに条文データを格納しておく仕組みにできるといい.最近は記憶容量の壁も心配しなくてよくなったし,動画閲覧ができるぐらいの処理能力のある装置なら,六法の閲覧には十分すぎるはず.

そうはいっても,目の前の端末で実現するのは難しそう.どうやったら実現できるのだろうか? スマートフォンであれば可能かもしれないけれど,それなら電子辞書専用機を使うのと大差ないし….

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■2009/11/14(土)  社会保険庁からのプレゼント?

今日は32回目の誕生日.埼玉県民の皆さんがこぞって祝ってくれる日である(笑).最近は「世界糖尿病デー」にもなったらしい.

その誕生日に先立って,社会保険庁からなにやら分厚い封書が届いた.開けてみると,私の過去の国民年金・厚生年金加入履歴をまとめた書類で,将来もらえる年金の見込み額のほか,厚生年金については就職以来各月の標準報酬月額・標準賞与額・納付した保険料まで記載されている.いわゆるねんきん定期便というもので,来年以降は毎年,原則として過去1年分の履歴を記した書類が届くらしい.社会保険庁には正すべきところが数多くあったけれど,いろいろな人々の粘り強い努力を経て,このような書類を毎年届ける体制ができてよかったと思う.

厚生年金の,養育期間中の標準報酬月額特例(4年前に創設された制度)もきちんと申請通り適用されていることがわかって安心である.

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■2009/11/13(金)  『アスペルガー症候群 治療の現場から』おぼえがき

以下,少々生々しい記述があるので,メンタル面の弱い方は飛ばしてください.

宮尾益知監修『アスペルガー症候群 治療の現場から』(出版館ブック・クラブ,2009年)を読んだ.

この本の69ページ〜87ページに,興味深い記述があった.

ASD(自閉症やアスペルガー症候群)に漢方薬を用いているとの話で,成人のフラッシュバックに,桂枝加芍薬湯と四物湯を用いると効果があるようだ,という話.

フラッシュバックというのは,複数の意味で用いられるけれど,ここでは「思い出したくもない記憶や昔の気分が,ささいな刺激で誘発されたりして,突然噴き出してくること」.

フラッシュバックに対する薬物療法は難しいようなので,副作用の少ないこれらの漢方薬に効果があるならば朗報である.ただ,エビデンス(臨床研究によって得られた,この治療法がよいという証拠)は少ないとのこと.

漢方薬以外にサプリメントに分類されるもののうち,多少のエビデンスがあるものとしては,睡眠障害に対してビタミンB12(ただしメチルコバラミンに限る)やメラトニンを就寝前に用いるとよいとのこと.

また同書の別の個所の症例研究で,東京医療センターの医師が執筆しているものが興味深い.初診時14歳女児,新生児期から寝つきが悪く朝に弱い,主訴「睡眠生活リズムが確立していない,外に出られない」というもの.生活リズムの重要性を再認識させられる.1か月入院して生活リズムをととのえ,漢方薬・鉄剤・ビタミンB12・アリピプラゾール・メラトニンを使用したとのこと.退院後はアリピプラゾール・メラトニンのみの投与としたという.私は幼少時から睡眠生活リズムにはそれほど問題ないのだけれど,その他のエピソードにシンパシーを感じる.

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■2009/11/ 7(土)  黒鍵のエチュード

ショパンの「黒鍵のエチュード」は気軽に聴ける曲なので結構好きなのだけれど,頭の中ではソシレソレシ…で始まる曲だと思っていた.というか,そのように聞きなしていた.

Wikipediaをふらりと眺めていたら,フラットの調号が6個付く変ト長調の曲だったのですね.

だから,最初の音は半音低いソ♭だというのが正解なのだと知った.ちなみに同じ調の有名な曲に「猫踏んじゃった」があって,その楽譜まで丁寧に掲載されているので,家の簡易ピアノで弾いてみようかと.

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■2009/11/ 5(木)  寝たきり高齢者専用アパート

今朝の東京新聞に載っていたのだけれど,寝たきり高齢者専用アパートという存在が出現して問題になっているらしい.

経管栄養の人専門の狭小なアパートで,アパートと同じ経営者が別に設立した事業者から訪問診療・訪問介護などのサービスを受けることが入居の条件になっているのだという.療養病床削減によって行き場のない人が出て受け皿になったという構図らしい.渡辺哲雄氏のコラム記事「 巧妙なアパート経営」(昨年3月28日付)に明快な解説がある.

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■2009/11/ 3(火)  携帯に乗り換えた.

ここ7年余り,ウィルコムPHSを通話に利用していたのだけれど,昨今の基本料金の下落をはじめとする業界の激動を受けて,auに乗り換えることに.

それで今日,端末を購入して新規契約した.

これまで使っていた機種は京セラ製WX300Kで,4年前に購入したもの.今回はT002という東芝製の機種で,6月に発売されたばかりのモデル.防水性と価格で選定した.GSM/CDMAの国際ローミング機能を搭載しているので海外でも使用できるということだけれど,当面海外渡航の予定はない(パスポートも失効している…).

購入したら,さっそく取扱説明書をめくりつつ,自分好みの設定に.まずはSIMカードのセキュリティのためPIN1コードを設定.画面の照明時間は長めに設定.着信音は内蔵のクラシック曲を選択するも,音量は小さくして,マナーモードに(私は電車に乗っているか勤務先などの場所にいることが多いので,長らく原則常時マナーモードで運用している).簡易留守メモ機能を有効に.ウェブ閲覧時には画像等を表示しないように(「添付データ再生設定」).EZニュースEXを利用するよう設定して,待受画面にはカレンダーを常時表示するように.

少し使用したところ,何より予測変換の精度が向上しているのがいいと思った.「もっさり」と評されることもある操作感だけれど,これまで使用していた機種に比べて劣っている感じはしない.起動時の所要時間が長いが,特に問題とはならなさそうだ.乗換検索は使いやすそうだし,電子辞書を搭載しているので,出先で英和辞典を繰りたいときに便利だと思う.サブディスプレイが付いているのもよい.最近の携帯はみな同じだと思うけれど,画面の解像度が高いのは評価に値する.ただ外形寸法が大きいのはちょっと残念.

なお,新しい電話番号の全桁の数字の合計は43.

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■2009/11/ 1(日)  健康保険・年金の諸手続おぼえがき

日本は国民皆保険の国で,法律上,日本国内に住んでいる人は必ずどれかの公的健康保険制度に加入している(年金制度も同様).どの制度に加入しているかは客観的事実によって決まり,一部の例外を除いては本人の意思によって選択することはできないし,勝手に制度から脱退して無保険状態になることもできない.高齢者など一部の例外を除き,どの保険制度でも,本人負担は3割で同一.

というように思っていた.

実体規定の面ではその理解で合っていると思うのだけれど,手続上の問題として,保険制度間を移るときには保険証の切替を伴うため,最長2〜3週間ほどは医療機関を受診するのが実質的に難しくなるということが今回判明したので,おぼえがきを残しておきたい.

健保・国保の資格は空白なく続いているのに,有効な保険証を持っていないために受診が実質的に難しくなるという問題は,かねて導入が検討されている「社会保障カード」で解消されるのだろうか.というか,そもそも日本国内に住んでいる人は,本人の意思にかかわらず必ずどれかの制度に加入しているわけだから,顔写真付きの身分証明書による住所と本人性の確認さえできれば,3割負担での受診を認めるような仕組みになっていてもよい気がするのだけれど.

その他の制度に関することで,以下の点は細かいけれど大事なことだと思った.

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