みしっく今日のひとこと - 2008年2月


■2008/ 2/25(月)  「引張コイルばね」のおぼえがき.

ここ数年,消費財や完成品は商品名や型番でネットを検索すると大体見つかるようになったのだけれど,部品に類するものはまだまだ探し当たらないことが多い.注文生産品が見つからないのはともかく,誰でも目にするような汎用品でもなかなかうまく見つけることができない.それは,加工度に比例するのかもしれない.その分野の専門商社につてがあれば,入手は造作もないのだろうけれど.

それで,今日のお題は「引張コイルばね」.

ばねは,ねじほどではないにしても,加工度が低い機械部品の代表例だと思う.その中で今回必要になったのが,引張コイルばね.引張コイルばねと言っても名前は一般的でないけれど,一番オーソドックスな形のばねだと思う.大型の引張コイルばねは,小学校の理科の実験で使うのかもしれない.

ばねといえば,ある範囲の力を加えると変形量は加えた力の大きさに比例するというフックの法則が有名だけれど,実際に家で使用するばねを選ぶためにはフックの法則だけでは少々心もとない.そこでソテック株式会社のサイトで実用的な知識を収集することに.

線径・材質などが同じなら,細いばねほど硬い,長いばねほどよく伸びるというのは直感的には飲み込めなかったので,よく覚えておきたいところ.

おぼえがきといえば,懐中汁粉を口にすることなく冬のシーズンを過ごしてしまった気がする.和菓子からも縁遠くなってしまった.

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■2008/ 2/10(日)  菜飯田楽を食べた.

豆腐田楽といえば,豆腐を田楽用竹串に刺して,味噌を塗って焼いた料理.菜飯とセットにして「菜飯田楽」として出されるものらしく,豆腐好きの私としては小さいころからの夢だったのだけれど,出す店が限られていて,なかなか口にする機会がなかったもの.京都に住んでいたころは,沖縄料理などの地方料理店はそれなりに見つかるのだけれど,田楽料理店は見つけることができなかった.

最近,ふとネットで検索してみたら,門前仲町に「郷土料理 三河」という店があって,菜飯田楽を出すと判明.昨日に比べて暖かくなり,時間もあったので,昼に出向いて菜飯田楽定食を頼んだ.

店は,古くからの和風建築のようで,観光地の和食店といった風情.1階がテーブル席で,2階は座敷になっている.菜飯田楽定食を頼むと,菜飯と吸い物に,豆腐田楽が5本供された.それに,少々の炒り豆腐の小鉢とお新香が付いて800円.田楽は想像していたほどしょっぱくなくて,豆味噌の香りにつられて箸が進む.ヘルシーだが十分ボリュームがあって満足.

田楽と麦とろが看板料理のようだけれど,それ以外にも鶏唐揚げ,刺身,山の芋の揚げたのなど,飾らない一品料理が一通り揃っている模様.月曜定休で,その他の曜日は昼食・夕食とも営業.品目・料金が昼夜で変わるといったことはないようだ.ランチなので家族連れなども来ていたのだけれど,夜は会社員がアフターファイブに気楽に飲みに来るのだろうかと思った.

名古屋には,「鈴の屋」というチェーンがあって,豆腐以外にもさといも・こんにゃく・うずらの田楽を出すなど,今日行った店とは多少異なる方向のメニュー展開をしているらしい.名駅・栄などに店舗があるようなので,名古屋に出向いたときに立ち寄ってみたいもの.

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■2008/ 2/ 3(日)  インターロック

街のあちこちで小ぶりの雪だるまが出現したのを観測.風も強い.

寒くても家に閉じこもっていては何にもならないので,買い物に出て,駅前のスーパーに入ったところで,ふと先週立ち寄った銀行の店舗のことを思い出した.

この銀行の店舗には,正面玄関に自動ドアがあって,それをくぐると内側にもう一つの自動ドアがある.どちらの電動・引き戸式のドア.ところが,先週立ち寄ったところ,「暖房効果を保つため使用を停止しています」という意味の掲示があって,自動ドアは開かないようになっていた.

自動ドアの両脇には手押し式の開き戸があって,そちらを通れば用は足りるのだけれど,考えてみると,2個の自動ドアの間の空間は,もともと風雨を防ぐための風除室として設計されたのではないかと.

外気が建物内に流入するのを防止するためには,回転ドアを設置するという方策もあるけれど,大型の電動回転ドアは4年前の痛ましい事故で安全面での弱点がクローズアップされてしまったので,気密性能には優れるとしても,もう日本で日の目を見ることはないのかもしれない.外国では現役で活躍している姿を目にすることができるのだけれど,近くに手動のドアがあると,ついついそちらを通ってしまう.

でも,気密性を確保するためには,ドアが回転することは必須ではないのではないか.要は,外部からの風が空調の効いた内部に吹き込まなければよいはず.引き戸式のドアであっても,外ドアと内ドアの両方が開いていなければ風が吹き込むことはなく,出入りする空気の量は最小限にとどめられる.であれば,外側のドアが開いているときは内側のドアは開かず,外側のドアが閉じて初めて内側のドアが開くというようなインターロック機構を設ければ,省エネ性能が高められそう.既設のドアに対しても(二重ドアであれば)ごく小規模な工事で改修できるというのもメリットだと思う.

そうしたインターロック機構付きの二重ドアを街中でほとんど見かけないのは,一方のドアの前に立っても,もう一方のドアが開いているかどうかでドアの動作が異なるという点について一般市民の理解を得ることが難しいから,なのだろうか.

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