みしっく今日のひとこと - 2007年7月


■2007/ 7/30(月)  歴史は夜動く.

歴史は夜動く,と言うけれど.

夜は眠いので,早々と寝てしまって,開票結果がほぼ固まった明け方になって各ニュースサイトで結果を確認.今回は読売新聞のサイトが見やすくてよかった(Flash をユーザーインタフェースに乱用するのは好きではないのだけれど).

このところまた Wikipedia 熱が高じてしまって,夜のうちなどに,諸所の記事に編集を加えている(あまり議論が白熱しているような記事は避けて,ひっそりと,でも大胆に).

最近は Wikipedia を丸写しして学校のレポートに仕立て上げる大学生がいるのだと聞き,自分の執筆する記事の品質を省みると,なんだか心配になってしまった.一部の分野には私など足元にも及ばないほど品質の高い記事が並んでいるものの,なかなか記述が充実しない分野もあり,そういった方面では私も貢献することができるのではないかと思って地道な活動を続けているのだけれど.ちなみに日本語版に比べ,英語版の方がおしなべて記述の質が高いと評する論者もいるものの,分野によってはそうとも限らない.

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■2007/ 7/21(土)  デジカメに求めるもの

風景写真・記録写真を主に撮る筆者が,デジカメに求めるもの.

メーカー各社は画素数や高倍率ズームを競っているけれど.600万画素・光学3倍ズームで十分.その代わり,広角端は28mm相当まで必須.できれば25mm相当の画角までカバーできるとよい.手ブレ補正機能も最近人気だけれど,それよりも,高感度にしても画質が低下しない性能が欲しい.被写界深度を深くしてパンフォーカスで撮りたい場面も多いから.絶対的な光量不足への対応だけでなく,青空を背にした被写体や,窓から日光が入ってくる室内の情景に対応できるよう,ダイナミックレンジが広いことも望みたい.

いま使っているリコーの Caplio GX は,小型軽量で操作性もよく,風景写真などを撮るのに相当活用しているのだけれど,白飛び・黒つぶれを気にしながら構図を選ばなければならないのと,暗いとオートフォーカスが効かなくなる.それに,ISO感度で400が実用上の限界で,ISO 800,1600では相当偽色が目立ってしまう.夜景を手持ちで撮ろうというのは贅沢だとしても,室内撮影など暗めの場面では感度と画質のトレードオフに悩むことが多い.操作性の面ではほとんど不満はないのだけれど,撮影した写真に手ブレやピンボケがないかどうか確認するため,写真の一部を拡大してピクセル等倍で液晶モニタに表示するモードがあるとなおよい.

あと2年ほどしたら買い換えを検討する時期になりそう.気軽に持ち運んで使うものだから,質量はバッテリーを含めて撮影時400gぐらいまで.200g程度ならなお可.となると一眼レフではなくて,いわゆるコンパクトデジカメのうち比較的大型のものの中から選ぶことになりそうだ.仮にいま市場に出ている製品のなかから選ぶとすると,やはりリコーの Caplio GX100 かなあと.高感度ノイズが改善されていないのはしょうがないと考えるか.

現用機種の,同一メーカーで2代後の後継機種というのは面白みがない.ここらで他のメーカーを試してみてもいいのだけれど,広角をカバーする機種となると数が限られる.キヤノンは,サイズとデザインを優先した作りの IXY シリーズでは28mmサポート機種があるのだけれど,性能重視の PowerShot シリーズにはないのが残念.パナソニックの Lumix LX2 あたりは試してみる値打ちがあるかもしれない.GX100 に比べて撮像素子のサイズがやや大きいため,高感度特性が多少よいのではないかと期待できる.

CORY 氏が,29日は忘れずに投票に行きましょう,との呼びかけを日記に書いていることを知る.期日前投票所の検索フォームまで付けてあって,大層親切.

投票をしようとしても,誰に投票したらいいのか悩むという話もよく耳にするところ,「各人の「良心」で判断するのは、とても簡単なことです」としている.今までの政治に満足しているなら与党の候補に,今までの政治を不満に思う・変えたいと思うのならば野党の候補に投票すればよいという話.

与党の政策は多岐にわたるし,野党にもいろいろな政党があるし,二大政党制の意義とデメリットは何か,などと考え出せばきりがないのだけれど,考えてみれば,確かに上記の基準にもとづいて選挙権を行使するのが簡単かつ適切なことなのだと思い直し,少々感心してしまった.

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■2007/ 7/18(水)  簡単な夕食.

夕食は,寄せ豆腐,いんげんのごま和え,ゆでそら豆.全部スーパーで買ってきた出来合いのものを食卓に並べただけだけれど,兼業主夫だし,仕事が引けてからの用事もあったので,たまには簡単にすませるのも悪くないと思う.豆ばかりになってしまったけれど,それぞれ独特の風味があるからかち合わない.

あまり関係ないながら,そうざいを求めに立ち寄ったマルエツの店内で流れていたのは,確か山口百恵の「横須賀ストーリー」のメロディではなかったかと気になった.1976年発売.相当古い….

と思ったものの,宇多田ヒカル「Addicted to you」だったかもしれないと思い直す.

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■2007/ 7/16(月)  条件付放免…

手元のパスポートがもうじき期限切れになるのだけれど,よく読んでみると,外国に着いた際に押されている証印にはほとんど「入国許可」と英文で記されている中で,1件だけ「放免」と英文で記されているのが見つかった.ずっと前に米国に行ったときのもの.

いろいろ調べてみたら,2000年当時は,2000年4月30日までの時限措置として査証免除パイロットプログラムが実施されていたが,その期間を延長する法律が成立しなかったので,査証を取得していないと正規の入国許可はできず,そのため条件付放免という形式で入国を認めていたようだった.米国連邦法の 8USC1187「特定の訪問者に関する査証免除プログラム」,8USC1184「非移住者の入国」,8USC1226「外国人の収容および留置」あたりが関連条文である模様.

米国は入国管理が厳しい国だといわれるけれど,実際,8USC1182「入国を認められない外国人」などを読むと非常にきついことが書いてある(ただ,サブセクション(h)などに例外規定もある).日本の入管法も上陸拒否事由が多数列挙されているけれど,米国とは多少内容が異なる.また,不法入国を繰り返す事例などを聞くにつけ,運用が規定通りに行われているかどうか疑わしいというのと,外国での刑事裁判の結果をどこまで把握しているのかも不明.

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■2007/ 7/ 8(日)  住民税騒動といえば.

わが川崎市もそうだけれど.多くの自治体が採用するように,所得に応じて保険料を計算するのがよさそう.

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■2007/ 7/ 8(日)  住民税増税の考察

住民税増税問題といえば,税源移譲によるものであり所得税は減っている,合計では負担に変動はないと宣伝されているけれど.

「個人及び法人の所得課税のあり方について抜本的な見直しを行うまでの間の措置としての恒久的な減税」として導入されたはずの定率減税が廃止になったので,6月以来,負担増が重くのしかかっている家計がほとんどだろう.

この定率減税とは,所得税と住民税の税額の2割程度を割り引くという制度で1999年に始まったもの.それに相当する税制見直しなしに廃止するのは,納得のいかないものだ.

ところで,固定資産税は,相続税などとあいまって,土地の有効利用を図るという政策目的のために役立てる必要があるのだけれど,種々の軽減措置が設けられているためこの目的に沿った制度となっていない.一例をあげると,住宅用地の特例,小規模非住宅用地の特例(東京都23区内)(とりわけ小規模住宅用地については,課税標準を本来の1/6の額とするという大幅な軽減措置が存在している).そこで,これらの軽減措置を段階的に撤廃することにより,土地の有効利用と税収増を同時に達成することができるのではないか(住宅用地の特例について,大阪市の報告書は「その水準のあり方について検討を要する時期にきている」と指摘している).そうすれば,住民税をこれほど増税する必要はなかったのではないかと思う.

首都圏地価ミニバブルが取りざたされているけれど,この施策によって,中長期的には地価が適正水準に引き下げられることも期待できる.なお,生産緑地の低水準課税についても上記の軽減措置と同じ議論が成り立ちそうだ.

地方では地価が低いため,固定資産税はほとんど増えない.首都圏をはじめとする大都市では地価が高いため税収増が大きくなる.よって,自治体ごとの事情に応じて住民税の税率を定めることとすればよい.いまは個人住民税はほぼ全国一律(条例で定めれば税率を上げる=超過課税を行うことができるけれど,実際にそうしている例は少ない)であるものの,住民の総負担を今年6月以降(定率減税廃止後)の水準となるように調整するのがよい.都会では土地に関する固定資産税の税収が多い分,住民税が安くて済む.地方では固定資産税をほとんど納めなくてよい代わりに,都会に比べて住民税が高いといった形になる.

なお固定資産税には,家屋・償却資産に課するものもあるけれど,こちらは特に手を加えなくてよいように思う.家屋への課税を強化すると,逆に土地の高度利用が阻害されてしまう.

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