みしっく今日のひとこと - 2007年3月


■2007/ 3/19(月)  それでもやってない

「それでも息子はやってない」痴漢“冤罪”で父、悲痛な訴え(産経新聞社 イザ! 3月12日付).1月に見た映画そのものの事件が先月,西武線で起きてしまった.映画では迷惑防止条例違反の容疑だったものの,こちらの事件は強制わいせつの容疑だから,より深刻だ.被疑者は会社員で,無実を主張しているものの,事件から1か月以上を経た現在も勾留され続けているという.物証も目撃証言もなく,否認しているのに逮捕・起訴されて長期勾留され,(おそらく多くは)有罪判決が言い渡されるというのは司法界の七不思議に数えてもよいように思う(なお,証拠が自白のみである場合には有罪とならないことが憲法・刑訴法に定められている).

デパ地下で痴漢冤罪(オーマイニュース 2月8日付)という事件もあるらしいから,自分と家族の生活を賭けなければおちおち買い物もしていられない.厄介な世の中になったものだ.

昼休みに,眼鏡の鼻当て部分が取れてしまった.原因は不明.目を離していたうちに鼻当て部分が脱落したのだけれど,ねじも含めてすべて回収できたので,帰宅してから付け直すことに.父親から譲られた小型ドライバーセットの出番が来るのはとても珍しいことだ.プラスねじで,ねじの頭の溝は0番のサイズだった.

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■2007/ 3/18(日)  春の便り

東武野田線で,大宮〜柏間を運転する列車が10日から増発されたことを知る.この路線は単線区間が多く残っていることものの,部分的な複線化と駅の構内改善により増発を可能とした模様.設備改良を伴うダイヤ改正は頻繁にあることではなく,歓迎したい.南武線でも,いままで平日昼間は毎時5本の運転だったのが12時以降は毎時6本になる.これで,他の路線との乗り継ぎも多少便利になるのだと思う.

一方京葉線では,発車メロディの導入が進んでいる.ホームの足元に乗車目標シールが増えたのには驚いた.14両編成が走るようになるらしいのだ.調べてみたら,14両編成で使う新しい車両は車体の長さが1両当たり14mなので,これまでの20m車10両編成と編成全体の長さは変わらないとのこと.

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■2007/ 3/13(火)  子どもは大人ほど詰め込めない.

まもなく地方選の季節とあって,駅前では連日のように候補(予定)者の顔を見ることができる.

多くの候補者が演説で指摘するのが,川崎市北部では人口が急増しているのに,保育園の定員増がそれに追いついていないということ.

田園都市線の混雑が激しくなってきたのと一部原因は共通するところがある.大人は通勤電車に定員の2倍以上詰め込めるけれど,子どもはそうでもないのだ,と気づく.でも,市北部で宅地開発が進まなければ,長距離通勤を余儀なくされる人が増加しただろうことを考えると,宅地開発自体を批判することはできない.

ただ,もともと川崎は保育園の待機児童が多いことで有名で,市は何年も前から待機児童をゼロにすることを目標にしているけれど,実現したためしがない.市南部でも待機児童は解消していないことを見ると,市民の保育ニーズに応えるつもりが本当にあるのかと疑問に思う.見通しの甘さとアクションの遅さは,民間では考えられないレベルだ.こういった状態なのに,道路や港湾の工事に税金を投入している場合なのだろうかと.

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■2007/ 3/ 7(水)  自宅の防犯用にカメラを?

最近,ネットワークカメラの機能が充実してきていて,その一方で価格は下がりつつあるので,いろいろな応用ができるのではないかと期待.

ネットワークカメラというのは,LAN ケーブルでハブにつなぐか,無線 LAN を使うことにより,直接ネットワークに接続できるカメラのこと.ウェブサーバ機能を搭載しているので,サーバ用に PC を常時稼動させなくてもネットから画像が見られるというのがポイント.FTP やメールで画像を送信したり,動作を検知するという機能もある.機種によっては,メモリカードを取り付けておくと,一定時間分はメモリカードに画像を蓄積することが可能.

国内では松下電器をはじめ,いくつかのメーカーが製造している.パーソナルユースなら,プラネックスやコレガの製品も価格面で魅力的.海外メーカーの製品もあって,とりわけ Mobotix 社の製品は独特な外観や機能に興味をそそられる.

ネットワークカメラという製品を他の製品と比較してみると,次にようになるだろうか.USB カメラは USB で PC に接続して動画を撮影する仕組みで,テレビ電話・テレビ会議が主な用途.デジカメは,高精細・高画質で,持ち運んで静止画を撮影するのに使う.デジタルビデオカメラは持ち運んで動画を撮影するのに使う.デジカメ・デジタルビデオカメラは手で持ったり,三脚にそのつど据え付けたりして使うので,撮影時の構図決めなどに撮影者が関与するのに対し,ネットワークカメラや USB カメラは用途が違うこともあり,大ざっぱに構図を決めたらあとは撮りっぱなしという使い方になりそうだ.

ネットワークカメラの用途はいろいろありそうだけれど,動作検知機能,画像送信機能などを利用すると,留守宅への窃盗・侵入などへの対策に使えるかもしれないと思ってみた.

ただ,いざ侵入事件発生というときに,現場に駆けつけても間に合わなさそう.画像だけで犯人が捕まえられるとも限らないので,抑止効果ぐらいしか期待できないのかも.一般住宅向けの機械警備サービスを契約している親戚宅でも,実際に侵入が発生して警備員が駆けつけたものの,犯人はすでに逃げた後だったという話を聞いたことがある.以前訪れた某美術館の宝飾品展示室は,入口と出口が,それぞれ通過するのに時間がかかる構造,かつすぐに閉鎖できる構造になっていて,展示室を見渡す小部屋にはこわもての警備員が詰めていたので,凶器を持った犯人が押し入っても直ちに入口と出口を遠隔操作で封鎖して警察官の到着を待つことができるのだろうと想像したのだけれど,一般住宅ではそのような身柄確保手段をとることができるはずもない.

そう考えると,侵入を検知するという方向性より,侵入を防止するという方向で対策を考える方が手間がかからない上に効果が高いのだと思う.私の周りで過去2,3件発生した窃盗・侵入事件では,いずれも施錠された窓から侵入されていることを考えると,たとえば防犯性に優れた窓ガラスを導入するといった対策が考えられる.

ドアからの侵入への対策には,カラーテレビインターホンが欲しい.「宅配便です」と名乗るだけでオートロックを開けてもらえるという状況では,満足できるセキュリティレベルには到底及ばない.来訪者の確認用に役立つカラーテレビインターホンは松下電工などで販売しているのだけれど,既設の建物に後付けで導入しようと思うと工事が大変そうなのが難点か.

ネットワークカメラの話に戻ると,防犯などの難易度の高い用途よりも,むしろ日常生活における遠隔地での各種作業を支援するといったようなカジュアルな用途に普及するのかもしれない.

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