みしっく今日のひとこと - 2006年11月


■2006/11/30(木)  会社法における1株未満の端数の処理

ライブドアによる株式併合の発表(27日付)により,一部で誤解があるようなので.

5月に施行された会社法では,株式の分割・併合により生じる1株に満たない端数については,会社がまとめて売却・換価して代金を交付するものとされており(会社法235条1項.なお同条2項において準用される234条2項〜5項も参照),0.01株以上0.99株に相当する端数を端株として一定の地位を与えていた従来の制度は廃止されている.

なお会社法施行時に存在していた端株についてのみ,従来通り取り扱うこととされている(会社法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律86条1項).

したがって,「記念に1株100円で買っちゃいました」なんて人は,今度の株主総会で会社提案通り株式100株を1株に併合する旨の特別決議が行われれば,会社の持分権者としての地位を失い,引き換えに金銭を交付されるのみとなる.手持ちの株券も提出しなければならず,提出をしなくても無効となる(会社法219条).

それにしても,10億株もの株式を発行しているから,上場廃止で株券を印刷しなければ(10億枚刷るのではないけれど)とてんやわんやしていたのは何だったのだろうという気になる.いっそ株券不発行会社にするか,上場廃止前かその直後に株式併合をしてしまえば楽だったのに,とも思う.

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■2006/11/29(水)  ソーカル事件

朝日新聞を釣った赤井邦道事件といえば,新聞の投書欄という存在の性質について改めて注意を喚起したものとして記憶に新しいけれど.

ポストモダンの哲学者を批判するために本職の物理学者がソーシャル・テキスト誌を釣ったソーカル事件という前例があるらしい.どう見てもうさんくさい内容の論文だけれど,これを掲載したことで同誌の編集者はイグ・ノーベル賞を受賞したのだというから,見事である.

週末は,江ノ島で生しらす丼.最初に店に入って「生しらす丼ありますか?」と聞いたら,もうすぐ入荷するとのこと.昼食どきには少し早かったからか.席で待っているよう勧められたのだけれど,しばらく付近を観光してから再度店に向かうと,今度は無事注文することができた.

ご飯を丼に盛って,生のしらすを大量に載せて,白ごまを振ってある.しょうがのすりおろしを青じそに載せたのが添えられている.釜揚げのしらすはスーパーでしばしば買い求めるものだけれど,生のしらすを口にするのは初めてだった.

いわしといえば少々脂っこい魚だけれど,その稚魚であるしらすはあっさりとした淡白な味.生のしらすは釜揚げのと違って,透明で弾力がある.黒い小さな斑点が頭と尾の間にいくつか付いているのは,釜揚げのしらすと同じだ.青魚独特の香味がほのかに感じられるし,つるりとした口当たりも珍しい.

素材の持ち味というのは偉大なものだと思った.

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■2006/11/23(木)  パスモの今後のスケジュールを占う.

非接触型ICカード乗車券といえば,首都圏では JR 東日本の Suica がポピュラー.実は琴電の IruCa など,地方でも普及が進んでいるらしい.

で,首都圏の私鉄・バス各社が共同して導入予定の PASMO(パスモ)なのだけれど,サービスインまであと3か月あまりだ.

ICカード対応自動改札機等の導入は進んでいるものの,発行会社のウェブサイトが未開設で,鉄道各社からもサービス内容の詳細が発表されていない.発表の目途は,おそらく来年1月上旬なのだろうか,と想像してみる.

定期券機能の付与方法,PiTaPa 的割引制度の導入有無(いままでの発表には触れられていなかったので導入されない気がする),回数券との併用時の利用方法,オートチャージ専用 PASMO カードの申込受付・送付日程が気になるところ.

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■2006/11/22(水)  ネットバンキングのセキュリティ

自宅の PC をネットバンキングなど,金融取引に活用しているわけだけれど.

数年前からキーロガーによると見られる被害が取りざたされているけれど,海外ではさらに高度化したセッションハイジャック型の不正ソフトによる被害が発生しているというから,油断がならない.

PC に不正なソフトウェアがインストールされていれば,ユーザーがネットバンキングを利用しようとして,正しいパスワードを入力してセッションを確立したことを契機に,不正ソフトが動作を開始して不正な振込指図を銀行に送信するというのは理解できる.通信路の暗号化では対処できないし,ソフトウェアキーボード,乱数表やワンタイムパスワード発生器でも対処できないタイプの脅威ということになる.

汎用の PC を使用するのではなくて,ネットバンキングなどの高レベルのセキュリティを必要とする通信専用の端末装置を使用する必要性に迫られているのかもしれない.セキュア通信用のコプロセッサを使って,サーバとの間の相互認証に基づいてセキュアな通信チャネルを確立し,それ以外の通信は一切できないような端末.OS も,機能を絞り込んでセキュリティホールが発生しにくい作りにしておかなければ.装置に耐タンパ性があれば,サーバのセキュリティが破られない限り安心して取引ができる,はず.そんな装置はまだ見たことがない(金融機関の業務用端末でもそこまでのセキュリティは実現していないと思う.クレジットカードなどの決済端末はこのような形に近づきつつあるのかもしれない)けれど,近いうちに登場するのかもしれない.

とりあえずうちの PC ではアンチウイルスソフト avast! 4 Home Edition を導入して,ディスク内の全スキャンを実施してみた.全部で29万あまりのファイルがある中で,古いメールの添付ファイルを除いて,ウイルスが検出されなかったのは,めでたい.

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■2006/11/21(火)  著作権の存続期間を極端に長くしたら,どうなるか.

著作権の保護期間にはなぜ制限があるのか(日経 BP ITpro).

所有権は有体物を対象とする権利であるため取得時効や即時取得といった制度を設けることが可能で,実際設けられているし,債権にも消滅時効の制度が設けられていて,後の世代の人が身動きが取れなくなってしまうことを避けている.

著作権を永久に保護することになったら,見苦しい紛争や恣意的な取り締まりが頻発するのだろうし,特許権でも同様の事態になろうものなら,もう新製品や新薬の開発などお手上げである.

「死後50年まで」という現行の規定でも,対価を請求する権利ではなく意に沿わない利用を禁じることのできるきわめて強い権利としては,長すぎると思う.

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■2006/11/19(日)  庶務系エンジニア

2本のねじがあって,目視では直径にも長さにも違いが見つけられなくて,頭の部分の形状もぴったし.

だけれど,片方のねじをねじ穴に入れて締めると,どうも調子がおかしくて,途中で回せなくなる.ねじを緩めて取り出すと,ねじ込んだ部分のめっきがはがれてしまっている.よく見ると,ピッチ(隣り合うねじ山同士の間隔)がねじ穴に適合するねじとは微妙に違うようなのだった.

いままで,頭部が丸いか平たいかとか,木ねじかどうかとか,ワッシャーが組み込まれているかとかという点もあるとはいえ,ねじは基本的に直径と長ささえ合っていれば使えるものだと思い込んでいたけれど,全然そうではないのだと知る.ということは,既存の器具に適合するねじを注文するのは,その器具の設計書でも手に入れない限り,至難の業なのかもしれない.

あと,マジックテープの一般名称は「面ファスナー」と呼ぶのだと知った.縫い付け用の片面タイプ,表と裏が両方ともマジックテープになっている特殊タイプ,片面に粘着剤(というか,両面テープ)が付いているタイプの3種類があるらしい.

印刷博物館(略して「いんぱく」…)を訪れる.凸版印刷が社会貢献と自社 PR のために設置・運営している施設である模様.場所は,飯田橋から江戸川橋方面に歩いて約13分.ロゼッタストーンなど,文字・印刷に関する第一級の資料のレプリカが豊富に展示されている.印刷の仕組みを学ぶことのできる体験的展示物も興味をそそるけれど,子ども向けというよりはむしろ,印刷文化に慣れ親しんだ大人に楽しんでもらおうとしているようだ.入場者が少なくて落ち着ける雰囲気なのが何よりよかった.

アントワープの印刷に関する博物館を題材にした VR シアターは,きわめて高精細かつ広視野の動画撮影・投影技術を自然かつ有効に活用していて興味深かった.バーチャルリアリティという技術が話題を呼んだのは10年ほど前だっただろうか.稼動と資金を投じればこういう作品の制作は可能だとわかっていても,実際にその画像の世界に身を置いてみると,技術革新のインパクトが身に迫るのが改めて感じられる.

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■2006/11/16(木)  動産の登録制度,いろいろ.

日本には,不動産について登記制度が設けられていて,取引の対象となる土地のほとんどすべて・建物の大半が登記されているのに対し,動産の全部を網羅する登記制度はない(ただし,昨年動産譲渡登記制度が創設された).

主に高額な動産を中心として,一部の種類の動産については特別法で登録制度が設けられている.これは,当該動産を担保とする金融の便宜を主目的とするものだと思う(もちろん通常の売買取引の安全を図るという面もあるだろうし,税金の徴収などにも好都合という思惑もあったのかも).

特別法で登録制度が設けられている動産の代表格は,自動車.道路運送車両法に規定があるのだけれど,今日偶然気がついたのが,同法12条・13条で,所有者の氏名等に変更があったときは15日以内に変更登録を,所有者の変更があったときは15日以内に移転登録を,それぞれ申請しなければならないと規定されていて,申請を怠ると109条で30万円以下の罰金に処せられるという規定.実際に起訴されるのは稀なのかもしれないけれど,中古自動車なら時価数十万円のものも多く,それに比べるとばかにならない額が規定されていることに少々驚く.

航空機についても航空法7条・7条の2に同様の規定があるけれど,こちらは161条で30万円以下の過料.

不動産については所有権移転登記,登記名義人住所変更登記などは義務づけられているわけではなく,当然罰則もないので,自動車や航空機もそういうものかと思っていたら,違うのだった.

これは,不動産登記と違って,自動車の登録には表示に関する登記と権利に関する登記の区分がないからなのかもしれない.実際,不動産登記でも,新たに生じた土地,新築建物等についての表題登記は1か月以内の申請が義務づけられていて(不登法36条・47条),怠ると164条で10万円以下の過料に処せられる.

蛇足ながら,特別法で登録制度が設けられている動産については,強制執行などでは不動産とほぼ同様の取り扱いがされることになったり,また特別法で抵当権の設定が認められていたり,登録が所有権の得喪の対抗要件となっていたりするのだけれど,航空機の場合は少々違って,登録制度の対象は航空機全般なのだけれど,そのうち滑空機(グライダーですな)と飛行船については登録が対抗要件になっておらず(航空法3条の3),抵当権の制度もない(航空機抵当法2条)らしい.

また蛇足ながら,輸送のために用いる動産といえば,船舶にも類似の登記・登録制度がある(船舶法,漁船法,小型船舶登録法)けれど,鉄道車両の場合はどうなのだろう.鉄道事業法13条を読む限り,自動車の車検に類する制度はあるようだけれど.鉄道抵当法(明治38年公布の古い法律だ…)で他の動産不動産と一括して抵当権の目的とすることができるから自動車のような登録制度は不要ということなのだろうか.

ところで申請懈怠の罰則について,航空機は自動車の場合と額は同じだけれど,罰金と過料の違いがある.一般に,両者の間にはいろいろな差異がある.何より罰金は完納しなければ換刑処分として労役場留置が課せられる(自然人の場合.cf. 少年法54条)というのが大きい.それのみならず,過料は刑罰ではないので刑法総則や刑事訴訟法が適用されず,非訟事件手続法に通則的規定が置かれているのだけれど(地方自治法はこの際関係ない),いろいろわからないことも多い.たとえば,時効.20年前に自動車の移転登録申請を怠ったでしょ,と言われても困ってしまう.刑罰に関する公訴時効の規定が類推適用できるかどうか.国の債権だから会計法30条で5年で時効にかかると主張してみても,申請懈怠の時点から時効が起算すると認めてもらうのは少々難しそう.会計法の規定は,刑罰に関する刑の時効に相当するものだと考えるのが素直なのだろうと.

先月横浜中華街で求めた「四鮮烤麩」なる缶詰を開けてみる.すーしえんかおふー,と読めばよいのだろう,声調は順に4131だ,と,[火考]が表示できない環境に配慮してみる.

お麩でできた油揚げ,というのは大多数の日本人にとって珍しいものに違いない.一口食べてみて,そう思った.日本で大徳寺麩とか利休麩と呼ばれているものを油っこくした感じのもので,ご飯のおかずには悪くない(が,大量に食べると胃にもたれそうなので,主菜にするのは難しそうだ).

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■2006/11/14(火)  誕生日の朝.

埼玉県民の日でもあり,クロード・モネの誕生日でもある.

1年間を振り返ると,相当無我夢中に走った1年間だった気がする.このあたりで小高いところに登って見渡してみるといいかもしれない.

とりあえず,コートを出そうか.

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■2006/11/13(月)  今シーズン初春菊.

春菊を買い求めた.温めた豆腐と一緒に盛り付けて,練りごまをベースにしたシンプルな味付けをして,メインディッシュに据える.

前シーズンは春菊をあまり食べなかったので,今シーズンはたっぷり食べたいもの.

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■2006/11/ 8(水)  京葉線のちょっと嬉しいニュース

JR 東日本の報道発表で,風規制による輸送障害対策について[PDF].2007年度中に京葉線に防風柵を設置して,輸送影響の緩和に努めるとしている.

JR 東日本といえば,私の住んでいる近辺の鉄道会社の中で比較すると,設備投資に消極的なのでイメージがよくなかったのだけれど,こういった小さな施策でサービス改善を目指すというのは悪くないことだと思う.

今日は武蔵野線沿線火災につき,京葉線は武蔵野線直通運転を取りやめ西船橋駅での折返し運転となっていた.「武蔵野快速 西船橋行き」なんて表示を見るのは初めてだと思う.

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■2006/11/ 5(日)  カナダの「所得信託」への課税強化

昼休みの雑談で,JSAT とスカパーが経営統合するんだって,と言ったら,それってちょっと前の話じゃない?と返されてしまった.ニュースに少々出遅れ気味の私なのだった.

この機会に JSAT の貸借対照表を見てみる.資産の部に通信衛星が計上されていたり,それが減損会計の適用を受けていたりするあたりがこの会社の独特なところなのだなあと.

カナダでポピュラーな金融商品,所得信託(income trust)について,通常の企業に比べて課税面で均衡を失するとして課税の強化が決定された(10月31日)ことで,市場が揺れているのだと TFJ で知った.

所得信託(en:Income trust)とは,所得を生む資産を保有する信託ということだから,比較的幅広い概念である模様.この中には事業信託(実質的に一般企業と同様の事業を営む信託)が含まれ,その利益の配当には法人所得税が課税されない(配当を受け取った者への個人所得税の課税はある)ため,主要な企業がこぞって所得信託に転換しようとする動きが出てやむを得ず課税強化を決定したということなのだけれど,「配当所得への二重課税」問題が存在する限り,根本的な解決にはならないように思われる.

そう考えると,いま日本で事業信託への法人税課税が検討されているのだけれど,それも理解できなくはない気がする.信託はパススルー課税という原則に例外を設けるのは,どこまでを例外とするかが難しい上,合理的でもないと思うのだけれど.

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■2006/11/ 5(日)  関西古紙…子ヤギのピットくん(^^;

京都ローカルな話題です.

古紙回収車といえば.川崎に住んでいると,一向に来る気配がないのだけれど,京都では始終市内を巡回している模様.

それで,耳にたこができるほど聞かされてきたのが,♫ Save green, save money, 関西古紙! で始まる,例のアナウンス.

いろいろな車が同じメロディと同じ人の声で呼ばわるものだから,最初のころは,すごい大手の企業なのだなあと思っていたものだ.でも,どれも録音テープが伸びきったような音で,しかも声がくぐもっているから何を言っているのかさっぱり判別がつかない.先ほどの冒頭のフレーズだけは,生協の機関誌で紹介されたことで聞き分けることができたのだけれど.

その呼び声の謎が,竹川大介氏の記事でやっと解けた.以下のように言っていたのだとのこと.

たーら らーら ららー、たーら らーら ららー。こんにちは、 古紙が大好物の子山羊のピットくんでおなじみの関西古紙回収協同組合です。 古紙回収にやってまいりました、合図してください、すぐにまいります。 セーブグリーン、セーブマネー、関西古紙っ!

確かに記憶をたどってみると,そんな風に言っていると知っていればそう聞こえなくもなさそうだけれど,子ヤギのピットくんなどという名前のマスコットがいたなんて,在洛中は全然思いもよらなかったのだった.なお,西部劇「誇り高き男 / The Proud Ones」(1956年)の主題歌のメロディが使用されているとのこと.

長い間ブラウザを使い続けると,用途が不明なクッキーが積み重なっていくもので.最近はクッキーモンスターなんていう専門用語も登場しているとも聞くので,久しぶりにクッキーをきちんと管理することにした.

まず,ブラウザに保存されているクッキーを調べて,真に必要と思われるもののみを残し,それ以外は削除.次に,「Cookie を保存する期間」を「毎回確認する」に変更する.

Firefox 2 を使っているのだけれど,この設定にすると,各サイトを訪れるごとにダイアログボックスが現れて,自分でクッキーの処理を選ぶことができる.だいたいは「現在のセッションのみ」を選択すればよさそう.セッションを超えてクッキーを保存する必要があるサイトは「許可」に,クッキーが不要と思われるサイトは「不許可」にえり分ける.「このサイトからの Cookie は今後も同様に処理する」にというチェックボックスがチェックされたままにしておけば,だんだんダイアログボックスの表示頻度が減っていく模様.

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■2006/11/ 3(金)  国税局からのお手紙.

東京国税局から手紙が来た.季節外れのこの時期に何なんだろう,と思って開封してみると,なんのことはない,電子申告納税システム(別名: e-Tax)の利用を勧めるパンフレットなのだった.

個人事業をしているなどで,源泉所得税や消費税などの申告をする必要のある人には便利そうだけれど,一般の人にとって,いまのシステムでは手間とコストの両面で利用のハードルが高い.申告納税専用の電子証明書をオンラインで無料で発行してくれるとか,いっそID・パスワード方式に簡略化するとかでないと,普及しないのではないかと.

朝食にパパイヤを食べる.半割りにしてレモンの薄切りを載せたのにスーパーで目がとまって買い求めたもの.

食べてみて,パパイヤというのは香りを楽しむ果物なのだと思った.マンゴーと比べると,特に.

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■2006/11/ 1(水)  願書提出

今日は,願書提出日.高倍率なので,並ぶらしい.

学費を値上げすれば需要が減って需給がバランスするのかと思ったのだけれど,こういうものは少々高くても関係ないらしい.

ということは,幼稚園の需要は価格弾力性が低いということなのだ.ならば収容能力を増強するというのが本筋だと思う.私には直接的に利害関係があるわけではないのだけれど.

保育園の待機児童問題の方は,もう少し価格弾力性が高いのかもしれない.そうすると,価格メカニズムをうまく使って費用に対応する料金にすると,社会的厚生が増大するのかもしれない.

大和総研のコラムにも目を通しつつ,そんなことを考えてみた.

価格メカニズムといえば,私は今回の騒動で孫さんをほめる気には到底なれないのだけれど,通話料を時間帯・曜日別に設定してみた点だけは評価に値すると思う.電車にもそんな仕組みがあればいいのに,と思ってみたり.

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