みしっく今日のひとこと - 2006年7月


■2006/ 7/30(日)  あの国の大雨.

27日から28日にかけて韓国の京畿道,忠清北道などで大雨による被害が相次いだと,ネットで KBS のニュースを視聴して知る.「大雨警報」のことを,向こうでは「豪雨警報」と呼ぶ模様.

今日は関東甲信・東海・北陸・近畿・中国の各地方で梅雨明けの発表があったけれど,韓国も近々梅雨明けするのだろうか.

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■2006/ 7/24(月)  スマートフォンがおもしろそうだ.

ここ2,3年というもの,海の向こうでは BlackBerry が相当な人気を博しているのだけれど.

通勤事情の違いからなのだろうか,これまで日本では,テンキーを駆使して文字入力をするタイプの,いわゆるブラウザフォンと呼ばれる端末が幅広く出回る一方で,少々大型でデータ通信機能を備える携帯情報端末はひっそりとデビューしては,いつもひっそりと消えていくことになったのだった.ところが,昨秋発売された W-ZERO3 は発売前から注目を集め,売れ行きも大変なものになった.

メモリ増量・辞書ソフト搭載の小幅モデルチェンジ版が出たと思ったら,今度はまた別のモデルが出るとのこと.メモリ小さめ・画面小さめ・無線 LAN 機能非搭載.だけれどサイズが小さめで,パケット通信中に音声着信が可能となるというから,普通の音声端末の役割も含め1台で2役こなせるということになりそう.それに,タッチタイプできないサイズとはいえ,QWERTY 配列のキーボードを搭載しているから,普通の携帯電話に比べてメールを打つのがだいぶ楽になりそう.

ところで,某証券会社がこの W-ZERO3 を利用し,画面をタッチするだけで取引ができるサービスを開始するとのこと.PC を使ったインターネット取引と同水準の株取引機能を提供できるのだというから,既存のブラウザフォンに比べての機能・性能の優位性が生きているようだ.パソコンになじみのない世代や忙しい人に普及するのかもしれない.他社ではコンビニ店頭の端末での取引サービスも提供しているけれど,これはあまり利用者を目にしない.

考えてみると,列車の指定席の予約は,いまのところ最終的に紙のきっぷを発行する必要があるから,券売機の必要性がなくなることはないし,銀行預金取引にしても,現金の入出金が必要とされる以上 ATM が消えることはない.でも,それ以外の物やサービスを取引するのには,こうした少々大きめのスマートフォンが威力を発揮する場面が多々あるに違いない.たとえば書籍を売るのにだって使えそうだ.主だったオンラインショッピングサイトは携帯向けのサイトを立ち上げているけれど,誰しも,小さなブラウザフォンで本を注文するより,大画面・ストレスを感じさせない文字入力・(可能ならば)安価で高速なデータ通信を使って注文したいのだと思う.

朝は,田園都市線上下線とも全列車各駅停車での運転となっていた.6時04分の半蔵門線内車両故障が原因とのこと.まだ混み始める前のトラブルで早々と白旗を上げるというのは,回復能力が低下しているのだろうか.私は二子玉川から大井町線に脱出し,自由が丘,中目黒と乗り換えることに.東急線内の振替乗車には振替乗車票はいらない模様.

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■2006/ 7/23(日)  『音楽テーマ事典』!

『音楽テーマ事典』なるものの存在を知った.1983年発行.

ベートーベン交響曲第5番「運命」第1楽章なら,冒頭に唐突さをもって力強く提示されるのが「GGGEbFFFD」という旋律.これがこの楽章の中でたびたび繰り返される主題なのだけれど.

この大部の事典(全3巻)は,各種クラシック音楽について,主題とおぼしきフレーズをピックアップした譜例を列挙したもの.そのフレーズの数,20万以上.

この事典の壮絶なところは,主題の音程の並び(リズムは無視する)のリストが巻末にあって,それで譜例のページに飛べるところ.上述の曲ならば,索引で「GGGEbFFF」あるいは「ミミミドレレレ」を引けば,譜例と曲名が一発でわかるという仕掛けだ.この壮絶さは,漢和辞典の四角号碼索引を想起させるのだけれど,これまで,街で聞こえてきたあの曲,どこかで聞いたことのあるあの曲などの曲名を知りたいとき,「詳しい人に聞く」という方法しか知らなかったのだけれど,この事典を使えばよかったのかと.これはすごい.

この本で読んで,武満徹の「ノヴェンバー・ステップス」が聴きたくなってきた.

夕食は質素に枝豆ご飯,寄せ豆腐,ブロッコリーとちくわの酢じょうゆ和え.

食後に,Wikipedia の記事を2件ほど追記.夫婦財産制について記述を充実させようかと思ったものの,筆を折る.日本人が米国法を学んで一番驚くことの一つが,この夫婦財産制の多様さ(州によってさまざまなのだ)ではないだろうか.日本では,離婚や相続にからめた論述が多いのだけれど,この件について一番関心を持っているのは夫婦のうち片方の債権者なのではないだろうかと思ってみたり.

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■2006/ 7/20(木)  最近の特許情勢.

普段あまり話さない人の話を聞くと,いい刺激になる.

特許の付与直後に異議を申し立てることができる手続はなくなったことを知る.03年の法改正で特許無効審判制度に統合したとのこと.

特許庁が先月発表した先使用権制度ガイドライン(事例集)「先使用権制度の円滑な活用に向けて―戦略的なノウハウ管理のために―」を読む.この分野で事実実験公正証書の制度が使われるとは聞き及んでいたのだけれど,その実例を見てみると圧倒される.何しろ五感で知得できることしか証明できないのだから.現実的なところは,研究データを CD-R などに焼いて確定日付を取るというあたりだろうか.

夕食は,即席塩辛(日本酒を使って塩分を抑えた)と,いか・大根の煮物.久しぶりにまともな料理を作ることができた.

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■2006/ 7/17(火)  観光地系名物料理

穴子飯といえば,宮島の名物.単にうな丼の具を穴子に変えたものではないけれど,名前からどんなものかだいたい想像がつく.

生しらす丼は,神奈川県から静岡県にかけての名物料理.食べたことはないけれど,これも少しは想像がつく.

三渓麺というのは,細いうどんと中華風の具からなる汁なし麺.これは,かなり難解な料理なのだと思う.

皆目検討がつかなかったのが,江ノ島丼.

サザエの卵とじ丼なのだと知ってしまえば,なあんだ,と一瞬わかった気になるものの,どんな味のものかはわからないままなのだった.

あなごといえば.

のれそれという食べ物は,口にしたことも目にしたこともない.浜口美知子氏が「のれそれは白魚のことその意味を聞くなく帳簿に入荷を記す」と詠んでいたので,誤解してしまっていたのだけれど.マアナゴのレプトケファルス幼生のことを「のれそれ」と呼ぶらしい.

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■2006/ 7/13(木)  小雨の夜に

小雨の夜に,コンビニでお弁当を買って,温めてもらう.

近くの公園で蓋を開けて食べることにすると,匂いにつられたのか,どこからか猫が2匹,物欲しそうな顔をして近くをうろうろ.毛色は違うけれど,普通のサイズのと,小さな猫だから,親子だろうか.少々警戒してしまったものの,強引に奪おうという気ではないようで安心.君たちもおなか空いたんだね,煮干などポケットに入っていたらあげられたのだけれど,などと思いをめぐらせつつ,そそくさと食事をすませる.

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■2006/ 7/10(月)  いいとこ探し.

学生時代に,仲間うちで「いいとこ探し」というワークをしたことがあった.こんな感じ.貴重な経験だった.

私は,たぶん一つの枠でとらえるのが無理な人なのだと思うけれど,周りの人とお互いを理解しあうように努めたいと思う.それは,キャラクターがぶつかる人とであっても同じ.不透明なすりガラスの窓が間にはさまっていても,鏡と鏡を合わせていくと,美しい模様が描けるに違いない.

週末に Wikipedia の記事を書いていて思ったのだけれど.

相続財産が債務超過であるかどうか明らかでない場合は,理論上は相続の限定承認をするのがよい.実際そういった例で,相続放棄でなく,限定承認をすることに決めたとする(法律関係者の皆さんが喜んでしまいそうな設例である……限定承認の件数は年間数百件とごく少ないそうだから,希少価値があるというもの).

こんな場合で,相続人中に行方不明者がいた場合は実務上どうするのだろうか.失踪宣告を受けるほど長期間行方不明になっているわけではないけれど,連絡が取れなくて,おそらくどこかでけなげに生きているのだろうけれど,といった状態の場合.

限定承認は,相続人全員で共同してする必要があるから,困ってしまう.

行方不明者を捜索しつつ,不在者の財産管理人の選任と熟慮期間の伸長を申し立てて,財産管理人が裁判所の許可を得て行方不明者を代理して限定承認の申述をするということになるのだろうか.

話は違うのだけれど,限定承認するかどうか相続人間で意見が割れている場合は,反対者を事実上説得するという方策しかないのだろうか.なんだか,理不尽.

それと,きっと債務超過だろうと思ったり,手続コストの費用倒れを懸念したりで全員が相続放棄したものの,債務を弁済したら余りが出たという場合,特別縁故者がいなければ残額は国庫に帰属してしまうのが,なんだかもったいない.特定の財産について誰かに遺贈する旨の遺言を書いておいてくれればよかったのに,という理解で合っているだろうか.

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■2006/ 7/ 9(日)  ルバーブのパイなど.

La butte boisée ラ・ビュット・ボワゼ田園調布で,季節限定で並んでいたルバーブのパイを朝食に.北海道産のルバーブを使用しているとのこと.軟らかく煮たルバーブの甘酸っぱい独特の風味と,しっかり焼き込まれたパイ生地を楽しむ.いままで,洋菓子といえば主に田園都市線以北の世田谷区内に目がいっていたのだけれど,考えてみると二子玉川の南東のエリアは自宅からのアクセスもよいし,今後こちらにも目配りするのがいいのかもしれない.

昨秋試みたルッコラの栽培は,結局うまくいかなかった.鉢の土を耕して水はけをよくし,再び種をまいてみることに.日照が確保できるかは少々気になるけれど,うまく育ちますように.

「譲渡所得税の凍結効果と中立課税」.「譲渡所得税は,土地を売ると課税されるが,売らずにいると課税されないので,土地の売り惜しみをもたらすと言われている.これが譲渡所得税の凍結効果と呼ばれているものである.凍結効果が存在すると,土地利用の転換が抑制され,その結果,土地の有効利用が阻害される.もし土地の値上がり益の課税方式で,凍結効果をもたないようなものがあれば,それを譲渡所得税の代わりに用いることが望ましい.」という問題意識による論文.Auerbach の提唱した含み益利子税が望ましいという結論であるらしい.これは,土地の取得価格と時価の差額(含み益)に,利子率(たとえば最近の短期国債の利回りを用いる)を掛けた額を毎期課税するというもので,上述の「譲渡所得税の凍結効果」をもたない.いままでこのような問題を考えたことがなかったのだけれど,よく考えてみると,確かにこのような課税が望ましいのだと思う.

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■2006/ 7/ 7(金)  中華二店比較

昼食は出先で赤坂飯店の某支店へ.担々麺が有名であるらしく,同僚はみな担々麺を頼む.ちょうど昼休みの時間帯で混んでいたというのはあるのだけれど,オーダーが通っていなくて提供が大幅に遅れたのにはかなり参った.その他,料理の置き方がぞんざいであったり,客の退出後に空の食器を下げようとして床に落としたりと,サービスの質に問題がありそうだった.私は豚肉ととうもろこしの辛味炒めを頼んだ.味はかなりよい.担々麺も濃い口ながら味は悪くなかったとのこと.

夕食は小諸そばにしようかと思ったのだけれど,近くに潘街粥麺専家というお店を見つけたのにひかれて,そちらにすることに.週替わりの3種粥セットを頼んだのだけれど,なかなか本格的な味だった.内装はスタイリッシュで,サービスもそつがない.ファーストフード店なので値段が手ごろなのも嬉しい.今度は麺も試してみたいところ.甘味も独自のものを並べている.

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■2006/ 7/ 4(火)  MIDI ファイルで遊んでみる.

音楽シーケンサーといえば,もう20年近く前に,ローランドの「ミュージくん」がヒットして以来,地道に改良が続いていたと思うのだけれど,最近はフリーソフトも出ているのだと知り,Music Studio Producer なるソフトをインストールして使ってみる.

このソフトにはいろいろな機能があるのだけれど,たとえば,楽譜を表示しながら MIDI ファイルを聴くことができる.

手元の「マリアさまのこころ」の MIDI ファイルに,どうも気になってしょうがないミスタッチが一つ二つあったので,このモードで原因個所を特定し,音符を上下にずらして修正したら,うまくいった.調号のデータが入っていなかったので,これも修正することに.調号や小節の長さを設定したり,途中でそれらが変わるときは,その個所に所要のイベントを入力すれば表示上そのように扱われるようだ.

その他,月光ソナタ第3楽章の譜面を眺めて,これはすごいものだと感嘆したり.

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■2006/ 7/ 2(日)  休日なので

休日なので,Wikipedia を転がしてみる(って言えばいいんですか?).句読点は「、。」を使うことに注意しつつ.

法学関連の記事は私などにはとても書くことのできないほど秀逸なものが多いのだけれど,僭越ながら一部の記事は完成度がいまひとつと感じたので,加筆修正を行ったり,英語版との間でリンクを張り合ったり,必要と思われる記事を新規作成したり.

私よりずっと詳しい方もたくさんネットにはおられるので,いずれはそうした方々による編集によってさらに洗練された,最新の状況を反映した記事になっていくのだと思う.

そう思って,2年前に他言語版から翻訳して投稿した記事を見てみると,原形をとどめないほど改善されていたのだった.私も知らないことまで追記されていて,素直に嬉しい.

話変わって,JR 東日本の指定席券売機では,乗車券も購入できるのだけれど,任意の経路を選べるのではなくて,発駅・着駅を選択すると,経路が4個ぐらい表示されてその中から選ぶ方式である模様.

複雑な経路の乗車券を作成したい場合は従来通り,みどりの窓口か旅行会社に行くのがよいようだ.

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