みしっく今日のひとこと - 2005年4月


■2005/ 4/30(土)  半熟卵

バチカンホームページを久しぶりに見に行って,トップページに "HABEMVS PAPAM / BENEDICTVM XVI" と載っているのを見つける.人名まで活用してしまうのがラテン語ならではだ(アイスランド語とかもだけれど).

昼食は,スーパーで買ったフォー.あまりにも安直だけれど,さっと作れるのでこういうときには便利だと思う.具材の準備があるわけでもないので,半熟卵を作る.卵はほとんど食べないので,半熟卵の作り方もあまり習得していなかった.常温に戻した卵を沸騰したお湯に入れて7分,火を止めて1分,取り出して水で3分冷やすという作り方でやってみたら,望んだ通り,白身は固ゆでで,黄身はとろりとしつつ半分固まった状態に仕上げることができた.

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■2005/ 4/29(金)  風邪

風邪をひいてしまった.幸いどこかに出かける予定もないので,暖かい部屋で休む.

大徳寺麩(一般には利休麩というらしい)という食材のことを雑誌で読んで知る.生麩を油で揚げ味つけをしたものだとのこと.ぜひ食べてみたいものだ.

それと,京都の四条烏丸に,古今烏丸 COCON KARASUMA という観光スポットができたことを知る.丸の内オアゾのようにレストランやカフェが入っていて,映画館もあるのだという.壁の外側は唐紙文様で飾られているというのがいい.

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■2005/ 4/27(水)  花盛り

駅の八重桜が満開.

13日に注文した本が早朝に「出版社にて在庫切れ」のためキャンセルとのメールが来た.楽天ブックスのページを再度確認すると,13日の注文時点では在庫ステータスが「取り寄せ(15日以内に出荷予定)」となっていたのが,いつの間にか「在庫あり(1〜4日以内に出荷予定)」に戻っている.何なんだろう,このシステムは……?

三度目の正直とばかりに,もう一度注文してみる.

判例六法の追録が到着.

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■2005/ 4/24(日)  ジャケットを買いに.

五反田・渋谷に,ジャケットを買いに行く.なかなか,これ!というものが見つからず,買えずじまい_| ̄○ 食器は気軽に選べて失敗がないのに,服はなかなか選べないのはどうしてなのだろう.でも,ネクタイは割と気軽に選べるようになって,あまり使う機会がないのに今日も1本買ってしまった.普通の衣服が色・柄・シルエット・テクスチャ・各部分の仕立て方・ボタンの数と材質などの多数の属性のかけ合わせとして作られているのに比べ,ネクタイの場合,操作可能な属性は色と柄,それに幅が広いか狭いか,テクスチャだって複数の素材を組み合わせるわけにはいかずおのずと制約されてくるしと,自由度が小さい服飾品だからかもしれない.

たまたまたずね当たった日記に紹介されていたので,恋愛成績表なるコンテンツにチャレンジしてみた.

結果は…….

やっぱり,厳しい評価だった_| ̄○ しかも当たっている部分が多いので,もう.

先日友人が紹介していた価値観集積ロボット「恋愛頭脳」にはやや投げやりな評価姿勢が目立ったのに比べ,こちらは至極冷静な評価姿勢に終始するだけに,余計落ち込んでしまう.「みしっくさんは,あまり自分磨きのための努力をしようとは思わないようです」なんて,そんな…….

恥の上塗りを覚悟で,成績を公表してみることにする.

夕食は,金目鯛の開きと,水菜・厚揚げの煮びたし.

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■2005/ 4/23(土)  マニュアルフォーカス

デジカメで,マニュアルフォーカスを使ってみる.絞りを開放にしてみると,被写界深度がものすごく浅くなるので,小さいころ学校の実験で顕微鏡をのぞいたときを思い出す.ピントが正しく合わないこともあったので,マニュアルフォーカスにしてみたら,少し手間はかかるものの,思い通りに撮ることができた.絞りを開きめにして人物を撮るというのも,定番なのかもしれない.

延世大のキーホルダーを撮ってみた(写真 1).


写真 1

豆板醤と甜麺醤を買って,さっそく使ってみる.それで,甜麺醤って,짜장면(コリアン中華への道参照)の肉みそにそっくりの味だ!とすっかり懐かしくなってしまった.ちなみに私は日本の「ジャージャーメン」や,中国の「炸醤麺(炒醤麺)」を食べた経験がない.

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■2005/ 4/22(金)  寄付金税制,ようやく拡充?

政府税調,寄付金税制の対象拡大を検討開始(asahi.com).現在の制度だと,個人の場合,特定公益増進法人等への寄付について所得税の計算上,寄付金控除を受けられることになっているものの,対象事業分野が非常に狭く限られていることが以前から問題とされている.地球環境の保護を推進する団体とか,オープンソースソフトウェアを開発提供する団体などへの寄付金は,米国なら控除の対象となるところ,日本では対象として認められない.審査期間が長期となったり,認定基準に合理性が薄いといった点も指摘されているほか,住民税の所得割は,住民税の法人税割と異なり,日本赤十字社の住所地支部などに対してした寄付でないと控除が認められないとか,金銭以外の物を寄付する場合のみなし譲渡所得課税に関する問題,相続税について制度が異なり条件が厳しすぎるといった問題もある.複雑になってしまった制度を統合して,理解しやすく予測可能性の高い制度に変えること,政策的な思惑で分野を限定するのではなく,市民社会からの支持を受けている分野の団体を幅広く認定することを望みたい.

ドラマに見るサーバ系インシデント対応に対する一般的イメージ.該当のテレビドラマでは,暗くて「湿った感」(?)があるサーバルームに装置が置いてあるらしい(節電のため作業時以外は暗くしてある,というのは理解できるのだけれど).で,プログラマーの警備員が偶然通りがかって対応するらしい.もう何がなんだか…….

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■2005/ 4/21(木)  Le Petit Prince

フランス語の読み物(子供向け)を最近買って,しばらく通勤電車で読んでいて,いまは別の(日本語の)本を読んでいるのでお休み中,なのだけれど.

考えてみれば,Le Petit Prince も読もうと思ってなかなか読み進めていないことを思い出す.この本は韓国語で学習者向け注釈があるもので,前回ソウルに行ったときに買ったものだから,もう3年半以上になる.

遅々として進まずである.

ショパンのエチュードをアシュケナージが弾いている CD を聴く.

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■2005/ 4/20(水)  調味料をどこまで揃えるか.

考えてみると,豆板醤も甜麺醤も入っていない麻婆豆腐なんて,麻婆豆腐じゃない,かもしれない.

とはいっても,中華の炒め物などあまりしないので,調味料に凝ってしまうと収納が足りなくなりそうだし.

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■2005/ 4/19(火)  FP さんの講演

FP といえばファイナンシャルプランナーのことで,人の家計についてアドバイスをしてくれる人だ.その中でも講演活動や各種メディアで活躍中の方の講演を聴く機会があった.内容のうち基本的な事項については雑誌などでもよく目にするので,ここでは触れないことにする.

なるほどと思ったのが,家計相談で話を聞いてキャッシュフロー表を作ってみると,60歳〜65歳で貯蓄残高がマイナスになる人が多いという話.年金の支給開始年齢が繰り下げられるからなのだけれど,貯蓄残高がマイナスになるというのは,つまり家計が破綻しており生活が成り立たないということなので,プランを変更する必要がある.また,人によっては60代を待たずに,支出が増える40代で破綻してしまう人もいるという話.

それと,ライフプランシミュレーションに当たっては,ライフイベント,結婚とか住宅購入などといったものについては,予定がまだなくても希望があればとりあえず埋めてしまうことが大切,という指摘にはわが身を振り返らずにはいられなかった.あれこれ考えずに,まず将来を大胆に思い描いてしまおうというのと,住宅購入など,そのゴールから逆算していって現在必要な準備を考えよ,という話.

その関連で,表計算ソフトでライフプランを考えるよりもっと簡単な手段がある,と,CoDen 生活設計に載っているライフプランシミュレーションのコーナーを紹介された.ライフイベント,現在の貯蓄額,入っている保険の内容などを入力すると,将来のキャッシュフローなどを予測してグラフと表にしてくれる.適当に入力してみてもそれなりに計算してくれるし,厚生年金の支給予測額が表示されるのはさすが.それと,自動的に作成されるまとめのレポート(図や表だけでなく,文章でいろいろアドバイスがもらえる)が充実していて,自分で見るのとは違う面から家計を眺めることができるのがよい.弱点をあげるとすれば,Flash で凝った作りになっており,ときどきブラウザの動きが極端に遅くなってしまうことだ.普通の JavaScript とフォームだけで作ってもよかったのにと思う.さておき,類似のサービスは証券会社が口座保有者向けに提供していたりするものの,講評が充実していることと,(入力内容の保存サービスを申し込まなければ)無料で利用できるという点を評価したい.

その他,「私の好みでは,医療保障は終身のものがよいのではないか」というお話も,そんなものなのかと思った.医療保障といえば,非喫煙者割引などが出てくるといいのだけれど.死亡保障は非喫煙者割引などがあるのだけれど,医療保障でそういったものは見当たらない気がする.

夕食は,ピーマン入り麻婆豆腐.麻婆豆腐といっても,私の場合,山椒の効いた肉みそに豆腐を加えたものにすることにしている.それに,青梗菜.青梗菜はごま油を加えたお湯でゆでるとおいしい.

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■2005/ 4/18(月)  会話の会拾遺

昨日日記を書いた後,川崎の会話の会に出てみたので,そのことを.

予習していたら,船室のことを kajuto と呼ぶらしいことを知る.空に揚げるたこは,kajto.今日プチロワイヤルで引いてみたら,フランス語では cabine と呼ぶらしいので,kajuto の語源がわからなくなってしまった.

あと,trajno は「列車」で,trejni は「…を訓練する」.treni は(仏)traîner, (英)drag ということで,「(重い物など)を引いて行く」だから,ややこしい.treni の語釈に tiri を見よとあって,tiri は (仏)tirer, (英)pull, draw だから,区別に注意しなければ.

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■2005/ 4/17(日)  身の回りの特殊工事

身の回りで,あまり見かけない工事が3件走っている.

1件目は,梶が谷駅付近の車庫新設工事.大井町線改良・田園都市線複々線化工事に伴い車庫の容量が足りなくなるので,梶が谷駅の横に車庫を新設するというもの.工期は3年近くということで,高い建物を建てるわけでもなく,一見規模が小さい工事のようだけれど,意外に時間がかかるものだ.駅前のこのあたりは昨年バスターミナルが完成し,新築マンションが現在工事中でもあり,まち開き後数十年たってようやく工事ラッシュに突入したという格好だ.

2件目は,溝ノ口カトリック教会の建て替え工事.教会堂といえば,中世から柱のない広い空間を実現するためさまざまな工夫が凝らされてきたり,装飾が豊富なのが魅力の建築だけれど,始終どこかで工事が起きているような住宅などと違って,そうそう新設したり建て替えたりするものではないので,その進捗模様にも関心があるところ.投資したからといって収益が上がるようなものではないので,ファイナンスの仕方にもいろいろ苦労があったのかもしれない.

3件目は,東京電力の送電鉄塔の建て替え工事.川世線と呼ばれる送電線の増強工事を行っているらしく,溝の口と梶が谷を隔てる丘に建つ既存の鉄塔が,電線を巻き取った後に撤去されてしばらくになる.現在は,いままでよりも背の高い,新しい鉄塔が建てられて,電線の張り直しを待っている状況.今夏の需要のピークに間に合わせる予定らしい.新しい鉄塔は赤白塗り分けになり,航空障害灯も4個ほど設置されているのが目を引く.航空障害灯といえば,ランプには寿命があるはず.定期的に取り替えるとしても,想定外の時期に切れてしまうことも想定されるところ,ランプが切れたかどうか毎日見張っているわけでもないので,どうやって滅灯を検知して送電線を保守する部署に伝え,交換を実施するのだろうかと気になってしまう.

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■2005/ 4/16(土)  直球と変化球を使い分けたい.

周りの人を観察してみると,いつも直球勝負の人と,変化球をよく投げる人がいる.

あまり相性のよくない人には変化球を投げてもらった方が,肩がこらない.

振り返ってみると,私は直球ばかりなのだったと思う.

変化球ばかりというのもなんだか正体不明っぽくて違和感があるけれど,たまには変化球を投げてみるのもいいかもしれない.

めごちを,ほうれん草のゆでたのとしめじと洋風に炒め合わせてみた.めごちは,食感がひめじに似た魚であるように思う.

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■2005/ 4/15(金)  遺言の日

4月15日は遺言の日,と司法書士会かどこかが決めたらしい.「よい遺言」の語呂合わせなのだという.

子どもがいないが配偶者がいる人,相続人のいない人,不動産を持っている人などに,もっと活用されてよい制度だと思う.

ところで.

遺産共有の性質について,判例は共有説で,特定遺贈や遺産分割と相続人の債権者による差押えは,先に登記を備えた方が優先するというのは理解していたのだけれど,相続させる遺言によって不動産を取得した者は登記なくしてその権利を第三者に対抗することができる(最判平成14・6・10判例時報1791号59頁)という判例が出ているのには気づかなかった.相続させる遺言って強力だ.

発がん性のある工業用の着色料がイギリスで食品から検出され,中国ではフライドチキン・ラー油・カップラーメンから検出され騒ぎになっているとのこと.スーダンレッド1号,苏丹红(日本語の漢字で書くと蘇丹紅)1号と呼ばれるのだけれど,ボツワナ在住の人が,なんでスーダンなのだろうか,スーダンの人々はいい迷惑だとメルマガで書いていた.

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■2005/ 4/14(木)  ロシア語

久しぶりに Gmail をのぞいたら,ロシア語とおぼしき言語で書かれた spam が舞い込んでいた.

英語・中国語・日本語・韓国語の spam は始終受け取っているし,スペイン語・イタリア語の spam は過去に受け取った記憶があるものの,ロシア語は確か初めて.

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■2005/ 4/13(水)  在庫引き当て

楽天ブックスで旅行ガイドブックを注文したら,在庫商品で4日以内に出荷予定との返答があったものの,注文翌々日の早朝に「弊社提携倉庫にて在庫切れとなりましたため、お届けできる商品を確保することができなかったことをご報告申し上げます」との返答がメールで届く.

注文を受けた時点で在庫を引き当ててはいなかったのだな,と.

注文が自動的にキャンセルされてしまったので,再度該当商品を検索したところ,取り寄せ商品で15日以内に出荷予定との表示だったので,もう一度注文することに.

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■2005/ 4/12(火)  キリスト教教派の森

くりホン キリスト教教派の森.教派による用語の英和対照表とか,復活祭日付対照表が参考になる.あと,化体説と象徴説.eucharist のパンとぶどう酒の理解で,化体説と象徴説という,いずれも有力な両極端の説がある.両説の中間に位置する折衷説というのもあるのだろうかと思ってみると,果たしてルター派では折衷説を採用しているという話だ(共在説と呼ぶらしい).

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■2005/ 4/11(月)  宿泊予約

海外旅行の宿泊予約というと.

ウェブ経由で全部済んでしまえば手軽なのだけれど,結局回答はメールで来ることになって,予約にはクレジットカード番号と expiry date が必要とか言われて,メールでは送れないので電話に落ちると,電話をかけた相手が私へのメールでの回答を把握していないことが多く,なかなか話が通りにくいので困る.

語学力が足りないのが原因でもないのだろうと.案外 FAX なんかがあると何も苦労することがないかもしれないのだけれど,そのためだけに買おうとも思わない.

国内旅行でどうしているかと考えてみると,旅の窓口など旅行会社のサイトで予約することが多く,電話でやり取りした経験はほとんどない.

何も考えないで旅行したいならパック旅行が簡単であるに違いないけれど,それを選ばない場合については,国内旅行のときのように幅広い範囲の宿泊施設をそろえた旅行会社のサイトがあればいいのにと思う.

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■2005/ 4/10(日)  区間推定

母集団から抽出した標本に関するある量から,母集団に関する同じ量の平均の存在するであろう範囲を導く方法を教えてほしいと頼まれた.

数学はそれほど得意でなく,この日記に数学の話がほとんど出てこないのもそのためだ.確率統計の分野の区間推定というお話になるのだけれど,ウェブでちょいちょい検索して出てきたページをもとに説明を試みたものの,ほとんど理解してもらえなかった模様.

考えてみれば品質管理なんかには必須の技法であるに違いないのだけれど.数式が多いのがよくなかったのだろうと反省してみる.

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■2005/ 4/ 9(土)  ほうれん草缶詰

二子玉川の明治屋に行ったら,S & W のほうれん草缶詰がなくなっていた.お店の人に聞いたところ,置かなくなったのだという.あのくたっと煮えた食感とあくの強い味は日本人には不人気だったのだろうけれど,残念だ…….ナショナル麻布マーケットにも置いてないので,いったいどこで手に入るのだろう.

いつもは肉料理などの付け合わせにしていたのだけれど,かきのロックフェラー庶民風というレシピもあるのだと知る.要は,ほうれん草の上にかきを載せたグラタンだ.簡単にできておいしそうだけれど,でも材料がなければ.

明治屋といえば,黒トリュフ製品が半額セールになっていて,食指が動いたものの,やはりもったいない気がして買わずじまい.

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■2005/ 4/ 8(金)  マイコップ

思い立って,職場で使っているマイコップを変えてみた.新しいのは,透き通った白色無地で薄手のティーカップ.

何のことはない,家で紅茶用に使っているティーカップを持っていって,交換しただけなのだけれど.

職場の電気ポットでお湯を注ぐと,注いだ量がポットの液晶画面に表示される.それを見ると,これまで使っていたマグカップは 180mL 入っていたのに対し,新しいのは 120mL しか入らないことに気づく.見た感じそれほど小ぶりというわけではないので,意外だった.

旧カップはクリーム色の分厚いのだけれど,結局旧カップも新カップも白無地には違いない.ということは,絵柄の入ったティーカップを使ってみると,さらに気分が変わってよいかもしれないものの,これは今後の課題にしたい.

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■2005/ 4/ 7(木)  少々

少々息切れ気味.中途半端な生き方をしてしまっているのだろうかと振り返ってみても何も解決しない.ロジックは立たなくても,筋道のたったアクションプランは作れなくても,とにかく何かやってみるしかないのだろうと思ってみたり.

職場の送別会・歓迎会.

京都大学エスペラント語研究会がホームページを復活.活動自体は続いていたもののこのところホームページが一時消滅していた.今後コンテンツを増やしていく予定とのこと.

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■2005/ 4/ 6(水)  経済開発と大型ダム

先週の Time に,ラオスの大型ダム計画に関する記事が載っていた.なんでも,大型ダムを建設し,発電によって得られる電力の大半を隣国のタイに売却することによって得た収入を元に経済開発を図ろうというのだという.

このプロジェクトが実現に移されるためには世界銀行による融資が前提となることから,融資に対して市民団体が異議を唱えているらしい.

大型ダムというと,日本では作りつくした感があって,もはや話題にも上らないものの,アジアを見渡せば,そこここに議論を呼ぶダム計画があるものだ.古いものから順に,中国の三峡ダム,フィリピンのサンロケダム,タイのパクムーンダムだろうか.ことにタイのパクムーンダムをめぐっては,友人たちと少し深く話したこともあることを振り返る.

適切に計画されたダム・水力発電計画は,経済全体に正の影響を与える一方で,生態系に負の影響を与える.その他現地住民の生活に与える負の影響は補償可能であるものの,通常その補償が不十分という問題があるのと,経済全体に正の影響を与えるといってもその分配の公平性の問題が残るという点がある.一方で,Tennessee Valley Authority といえば高校の世界史の教科書にもルーズベルト大統領のニューディール政策の成功例として出てくるようなものだけれど,ダム発電を軸にした古典的な開発プロジェクトであることは間違いない.カナダなども水力発電が盛んで,隣国に送電して稼ぐことに成功しているわけだし,ラオスのプロジェクトについても内容をよく見ないとはっきりしたことは言えなさそうだ.

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■2005/ 4/ 5(火)  出張帰り

無事帰宅.一つの目標を無事達成することができるというのは,嬉しいものだ.自分だけで達成できるわけではなく,さりとて自分が先頭に立って動かなければ,達成どころか何も進まない.

宿が,自分で取ったものだけれど,けっこうよかった.ビジネスホテルの中では少々高級な部類に属するもののようで,なんでも外観も内装もウィーンをテーマにデザインしてあるということで,客室内のいすや机などもそれらしく仕上げてある.部屋はそれほど広くはないものの狭いというほどではなく,シングルルームなのにバスタブが大きくて,足を伸ばして入れるので感動してしまう(バスルームだけはウィーン風ではなく,アメリカ風のゆったりしたつくりになっているのだ).それと,部屋によるのだと思うけれど,私の泊まった部屋は窓からの眺望もよかった.なお,チャペルなど結婚式のできる設備もあって,こちらにも力を入れているようだった.

ところで,フェヤーモントといい,サンルート渋谷といい,私が気に入った宿というのはじきにつぶれてしまうということが多いのだけれど,このホテルはどうなのだろうか.

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■2005/ 4/ 3(日)  時差式と標示されていなくても時差式になっている信号機がある.

武蔵溝ノ口駅に久しぶりに足を運んだら,指定席自動券売機が新しく設置されていた.便利になったものだけれど,いっそフランス国鉄のように駅まで出かけなくても手持ちのプリンタできっぷが印刷できるようになればもっと便利になるのに,などと思ってみる.

その他,図書館に行ったり.

交差点の右折待ちで自車の対面する信号機が赤になったので右折したところ,時差式との標示はないものの時差式になっており対向の信号機はまだ青のままで,それに従って直進してきた対向の二輪車と衝突し業務上過失致死罪に問われた四輪車の運転手が有罪とされた事例(最三小決平16・7・13刑集58巻5号360頁)の評釈がジュリストに載っていた.

一般論として青信号に従って進む直進車両が対向右折車両の動きに注意している義務はなく,この事例の対向車両にとっても青信号に従って直進しただけなのに無謀な右折をしてきた車にひかれてはかなわない.おそらくその信号機が時差式であることは知りえず,通常の交差点のように見えたのだろうからなおさらである.

運転の教習中に,「時差式」という標示のある交差点(確か御所の西側だった)を初めて目にしたときは,どきりとしたものだったことを思い出す.幸い,その交差点では自車の側が青信号が長く,対向車両が赤信号で停止したところで右折することができるということを教えてもらってほっとしたものだ.いまから考えてみると,教習生は右折で手間取って危ない思いをしたり周りの車に迷惑をかけてしまったりするから,あえてそういう交差点で練習させていたのだろうと思い至る.

昨日豚のかたまり肉を買ってきて,にんじん・たまねぎ・エリンギとトマトピューレ・白ワインで煮込んでおいたのを,タイ米にかけて食べる.豚肉は,煮たりゆでたりしてから冷ましておいた方が肉質がしっとりしておいしいものだ.

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■2005/ 4/ 2(土)  1日遅れてしまったけれど.

1日遅れてしまったけれど,エイプリルフール.Yoshi から孫引きで,スウェーデン南部スコーネ地方だけに、特別の電力消費税が課せられることになる.「スウェーデン南部の住民は近年、こぞって電車や車、フェリーを使ってデンマークへ渡り、酒税の安いデンマークでビールやワイン、ウオッカの買出しをするので、酒税による税収が減ってしまった」ためとのこと.でもまじめな話,日本で近年乱立している法定外目的税(こちらは4月1日に限らない……もちろん!)に比べてずっとまともだと思う.

4月1日といえば,市町村合併の話題も興味をひくところ.神奈川県では相模原市があるぐらいなのだけれど,多くの県で合併が進んでいて,京都では京北町が京都市と合併し,右京区京北となったと知る.京北町は旧右京区に比べて3倍近い面積で,左京区とほぼ同じくらい北の方までが区域に含まれたことになる.京北町というと,鉄道は通じていないものの国道が走っていて,病院などもあり,左京区の北の方と比べて発展している印象があったのだけれど,人口は6,703人(2月1日現在)にとどまるというのは意外だった.

3年前にはすでに新百合ヶ丘の麻生出張所に統合されていた,近所の法務局(正確には,法務局の溝口出張所).久しぶりにそばを通りがかったところ,もう廃墟は跡形もなくなって,マンションに変身していた.

ガスコンロの火の着きが悪くなって,いったん火がついても10秒か20秒くらいで消えてしまうことが度重なったので,火口を掃除してみたら,無事解決.若竹煮をていねいに作って春を味わう.

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■2005/ 4/ 1(金)  いい日旅立ち?

年度替わりで職場が華やぐ日.

小さめのピギー(Time 購読のおまけで付いてきた,引きずって歩くソフトなかばん.軽量なのが何より嬉しい)を引いて帰ろうとすると,いい日旅立ちだね,と声をかけられる.ピギーの中には旅行用の荷物が入っていて,このまま実家に帰省するのかと思われたようだ.実際のところは,中身は出張用の作業用具ばかりなのだった.

あまり知られていないことながら,私の実家は京都にあるのではない.関西人だと思われているけれど,それも真実ではない.西日本出身かどうかというと,これは西日本の定義に左右されるところなのだけれど.

それはさておき,今年は復活祭が春分のすぐ後であったところ,引き続いて清明節というのがあって,中国や沖縄では墓参りをするのだという.

太陽が天球上を1年かけて一周するのを24等分して,それぞれに漢字2文字の名前を付けたのが二十四節気.立春,雨水,啓蟄,春分,清明と続き,清明節とはこの清明の日を指すのだと知る.

暦をめぐっては誤解が多いもので,二十四節気に関するメモを.

天保暦など月の運行に左右される暦では,同じ月日でも年によって太陽の位置が異なる,日の出日の入りの時刻が大きく違うということがあるのだけれど,二十四節気は太陽の運行を元に定めるため,そういうことはない.また二十四節気は「日」ではなく「時点」であり,理科年表などには月日のみならず時分秒が掲載されている.

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