みしっく今日のひとこと - 2005年1月


■2005/ 1/31(月)  出張です

高木浩光氏によれば,「国際フィッシングショー2005」(略)が28日,千葉・幕張メッセで開幕.同日付の日記には「釣り上げるのは好奇心!!」なる渓流釣り施設のポスターの画像が貼ってあって,まじめなポスターではあるものの,こうした文脈で見るとなんだか笑いを誘う.

出張.3日間ほど留守にします.

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■2005/ 1/30(日)  日曜大工

日曜大工で,この日記にコメント機能を付けてみた.いろいろと欲張らなければずいぶん小さくまとめられるのだと知る.それに,日記自体は静的なファイルのままだから,サーバ高負荷に強いはず.

Perl での CGI プログラミングは何回か経験があるのだけれど,今回の機能追加では,初めて CGI.pm を使ってみた.考えてみれば,Jcode.pm もつい最近使い始めたばかりなのだった.

今後は,日記ページ自身にコメントの投稿数を反映する機能と,新着コメント一覧機能なども付けたいものだ.MyblogList のようなのにこちらの更新日時を反映させるのはどうやればいいのだろう.SNS に日記を配信するのは RSS で実現できたのだけれど,SNS のサイト内からコメントを投稿できるようにするのは少し手間がかかりそうな気がする.

人生は川の流れのようなものだ,と述懐したのは鴨長明だったろうか.水面に浮かぶ泡はただ流されるだけだけれど,世の中は一筋縄ではないのだとしみじみと思う.何もしなくても目的地に連れて行ってくれるなんてことはなくて,流れに乗らないと置いてきぼりになってしまうし,上手下手はあっても流れを作ることができるというのと,外的要因で流れが変わってしまうこともあるので,それに対処するのが必要になってくるという面でのダイナミックさもあるのだろうと.もっと大局が見えてくるようになると達観できてしまうのかもしれないけれど.

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■2005/ 1/29(土)  「わかる」こと

人生は何かを成し遂げるにはあまりにも短いかもしれないものの,何かをわかるのには,決して短いとはいえない.

このところ,3つほどわからないことがあったのだけれど,そのうち1個はこの1月にようやく答えがつかめた気がする.残りの2個はまだまだで,あまり理解できていないようですねなどと突っ込まれたり.

不思議なもので,ひとたびわかってしまうと,何だ,そういうことだったのかと取るに足らないことのように思えてしまう.オッカムのかみそりなんていう大仰な名前で呼ばずとも,経験的に,真理はいつもシンプルなのだ(真理って何だ,と深く立ち入るのは私には難しいことなのでその話は省略).

それと,わかってしまうと,周りを見渡して,この人はわかっているな,とか,なんでわからないんだろうこの人は,などと思うようになってくる(以前の自分もそういう目で見られていたのかと考えるのは気恥ずかしいものだ).不思議なもので,年齢とか経験とかが長ければ長いほどわかっているというわけでもないようだ.

白い恋人を3枚もいただいてしまった.2日間に分けて食べる予定.

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■2005/ 1/28(金)  タートルグラフィックス

後輩が,大学の1回生あたりで受けたプログラミング入門の最初の授業で,さあ Java でカメを動かしてみましょう,という実習をしたという経験を語っていた.カメって IPv6 とかではなくて?なんて発想をするのはインターネットのエンジニアの話で,実際のところ,ビットマップディスプレイ上に現れるカメ(単なる小さな三角形だったりすることもある)にコマンドを与えていろいろな図形を描いてみましょうというものなのだった.

この仕組みには,タートルグラフィックスという名前がついていて,実は私は小学生のころに経験したことがある大層懐かしいものだ.タートルに与えるコマンドは,「前進する」「○○度回転する」「今後動くときに軌跡を描画するかどうかを切り替える」ぐらい.プログラムはそのコマンドの列から構成されているので小さな子どもにも理解しやすく,おもしろがっていろいろ遊んでいるうちに,算数や図形の知識とともにコンピュータの知識も身につけられるので一挙両得ではないか,というもくろみで作られたものだ.普通のグラフィックスでは,たとえば線分を描くのには,描画領域の左上を (0, 0) とし,右方向に X 軸,下方向に Y 軸を設定して,始点と終点の位置をドット単位で指定して描画させるところ,タートルグラフィックスでは現在タートルがいる場所からどれだけ進めばよいかを指定するというのがユニークで,タートルの向いている方向も描画結果に影響を与えることから,あまり実用にはならないけれど,外の世界を忘れて浸るのにはよいものかもしれない. "Pascal is a toy language," と辛口の批評をした有名人を思い出すのだけれど,「おもちゃの言語」といえばこのタートルグラフィックスと対になって語られる(というか,もともとタートルグラフィックスのために作られたようなものらしい)LOGO こそそう呼ぶにふさわしいのではないかと思う.私が経験した時代は BASIC ベースだったのだけれど,こんなに時代が進んだいまでも,Java なんていうモダンな言語においても,タートルグラフィックスを使いたい向きがあるのだというのは意外なことだった.

大学生の最初の授業にタートルグラフィックスを与えるというのはミスマッチ感が否めないけれど,その反対の方面でやはりいまのところメジャーにはなっていない存在の,関数型言語,たとえば Haskell とか ML などを最初に与えてみると,どうなるのだろう.

今週は全然料理が作れなかったので,ご飯はセットしていなかったのだけれど無性に自炊がしたくなり,帰宅後に炊きはじめて,麻婆豆腐など作る.

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■2005/ 1/24(月)  ぶんぶく

スノーピークの和鉄オーブンポットぶんぶく.高品質なダッチオーブンで,近いうちに買おうかどうしようかと思案しつつ2年ほど経過してしまったのだけれど,生産数量を大幅に上回る注文が入っているため受注休止となっていたことを知る.手に入るようになるのはいつごろだろうか…….

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■2005/ 1/23(日)  ペ・ヨンジュンのマフラー??

最近,知人つながりで Gmail を使い始めていて,その spam 検知能力には驚くばかりなのだけれど,もう一つのよいところとして,中国語・韓国語のメールが何も考えなくても正しく表示されるところがある.それで目がとまったのが,「배용준 머플러 9900원에 사세요」なる spam.「ペ・ヨンジュンのマフラー,9,900ウォン(約980円)で売っています」ということなのだけれど,モプルロなんて書かれると辞書を引かずにはそれが外来語であることも含めさっぱりわからないのだった.ただ,「モプルダ」なんていう動詞はない,ということを知らなくても,-러「…しに,…するために」という接続語尾はあとに移動を示す動詞がくる,ということを知っていれば,形態素分析で悩む必要はなかったはずなのだけれど.

そうはいっても,spam はやめにしてほしい.

1月の4日・5日と,名古屋の徳川園と白鳥庭園を訪れたので,遅ればせながらそのメモを.どちらも池泉回遊式の日本庭園であるものの,その趣にはだいぶ違いがある.

昨年11月にオープンしたばかりの徳川園は訪れる市民で賑わっており,「龍門の瀧」なる大きな滝のところには名石が多用されていてゴージャスだった.尾張家江戸下屋敷の庭園で使用していた石が跡地から出土したものを持ってきたのだというからうなずける.付近には徳川美術館・蓬左文庫もあって半日たっぷり楽しめるし,ショップでは名古屋ならではの小物が販売されているほか,フランス料理のレストランも.ただ,歩道が舗装されていたのはちょっと残念だった.

一方,白鳥庭園はデザイン博メイン会場の跡地を利用して開園したもので,アクセスがやや悪いこともあってか訪れる人はまばらだったのだけれど,歩道はもちろん地道だし,池の風情も趣がある.中央には複数の茶室を備える建物があるので,茶会には至極便利そうだ.どちらかというと徳川園より平たい感じながら,全体的になかなか味のある庭園に仕上がっていた.

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■2005/ 1/22(土)  ものづくり都市かわさき

市の全戸配布の広報紙で読んだのだけれど,川崎のスローガンは「ものづくり都市かわさき」らしい.そのものづくりの例としてリストアップされているものというと.

一番に上がっているのは,トーマス転炉.産業遺産なのだそうだ.「久寿餅」というお菓子は,川崎を代表するお菓子の一つであるらしい.川崎大師名物で,「かながわ未来遺産100」にも選定されていると知る.益子焼の名を全国に広めた陶芸家の濱田庄司が溝口生まれということでリストアップされていたり.市の農産物ブランド「かわさきそだち」というのがあるということで,禅寺丸柿には興味が動く.豊田ライクな工業地帯の「ものづくり」を経済の中心に据えてきた市にも,いろいろな特色ある産品があるのだと知る.

もうすぐ花粉の季節.午前2時間年休を取って通院すればいいのだけれど,目先10日間ほどカレンダー通りの勤務となることから,少々無理して耳鼻科を訪れる.ここの窓口のお姉さんは,いつも鼻が詰まったような声をしているのが,2年前からとても不思議だった.耳鼻科なのに…….

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■2005/ 1/21(金)  三夕の歌

新古今集に載っている三夕の歌,つまり,秋の夕暮れの歌3首の話.

定家の歌はよみ手と対象との距離感が絶妙である.

見わたせば花も紅葉もなかりけり 浦のとまやの秋の夕暮  定家

一方,さびしさは無色透明なものなのだという寂蓮法師の見解もなかなか納得の行くもの.

さびしさはその色としもなかりけり まき立つ山の秋の夕暮  寂蓮法師

残念ながら私は出家したことがないので,西行法師のことは想像に任せるしかない.

心なき身にもあはれは知られけり 鴫たつ沢の秋の夕暮  西行法師

4日に訪れた名古屋の徳川美術館では,ちょうどこの3首の情景を描いた掛軸が展示されていた.掛軸って1本だけかけるものかと思っていたけれど,書院などには3本セットになったのを飾ったりするということで,三幅一対という呼び名もあるらしい.3首合わせて,山・川・海の情景をあますところなく描き出しているのだから,題材とは裏腹にボリューム感のある荘厳な飾りに仕上がっていたのだった.

仕事の日が続くとリラックスできず疲労が蓄積してしまうので,かなり体調不良気味.周りにあまり人がいない職場で,私にとってそれほど難しくない仕事をこなすなんていう境遇に恵まれていればよいのだけれど.

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■2005/ 1/20(木)  偽造キャッシュカード事件のニュースに思う

キャッシュカードの盗難・偽造被害が2003年から急増する中,組織的なカード偽造による預金の不正引き出し事件の舞台となったゴルフ場の支配人が逮捕され,ニュースとして大きく取り上げられたのだけれど.

暗証番号のみに頼る認証方式の脆弱性が改めて浮き彫りになった(というか,バブルがはじける前から危険性を指摘されていたのに,なんでいままで放置していたんだろう)というのが一つ.今回は原始的な手口が使われたとはいえ,こういった認証方式は,いろいろ厳しい前提を置いた上で初めて安全性が確保される仕組みなのだ.古くから残高照会サービスの危険性などで指摘されている通り,「暗証番号を数回間違えたらロックする仕組みにしていれば安全」というのは全面的に勘違いだし,「場所によって暗証番号を使い分ければ安全」「暗証番号を定期的に変更すれば安全」というのもちょっと違う.桁数を増やしたり文字種を増やしたりするのはよさそうに見えるものの,人間の記憶力の限界というものもある.数字4桁だから暗記できるのであって,まして1か月に1回の変更を義務付けるなんてことになったら到底無理だ.

乱数表,使い捨てパスワード生成器といったものは一つの対策になる一方で,バイオメトリクスは漏洩時に変更できないという問題がある.それ以上の対応策は使い勝手やコストをある程度犠牲にせざるを得ないだろうけれど,不正使用されるよりはましだと考える預金者が多数なのではないだろうか.

いまニュースになっているのはキャッシュカードだけれど,クレジットカードもなかなか頭が痛い存在だ.キャッシュカードは預金残高を可能な限り減らすという防衛策がとれるものの,クレジットカードはそういうわけにもいかず,暗証番号が合っていればカード会社は補償せず保険も効かないという状況は同じだから,個人として打てる手は限られてきてしまう.かといってこのご時世,特に欧米などに旅行する場合には持っていないとかなり行動が限定されてしまうもの.IC カードになっているから安全,というけれど,どのように安全なのかとか,どのぐらい安全なのかといった点が明らかになっていないのが問題で,「原発は安全」「飛行機は安全」「自動車は安全」というのに比べるとずいぶん情報が不足している問題がある.

京都といえば古典文学の宝庫だけれど,関東にも東歌というのがあって,万葉集にいろいろ載っていることを思い出す.

橘の古婆のはなりが思ふなむ 心うつくしいで吾は行かな  万葉集14-3497

「橘の古婆」というのは,いまの川崎市高津区付近を指すらしい.「はなり」というのは,上代の少女の髪型の一つ,髪をえり首のあたりで切りそろえたもの,と辞書に載っていた.

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■2005/ 1/19(水)  年賀はがき

先月30日に投函した年賀はがきはベトナムにおととい届いたとの知らせを受ける.航空便の割にずいぶん日数がかかったのが不思議だけれど,これまで途中でどこかに行ってしまったという経験がまったくない点は評価したい.

注文していた名刺用シートが届いたので,さっそく家のプリンタで名刺を作ってみた.表面にはこのホームページの URL も載せて,裏面は写真を縁なし印刷してみる.京都時代はカラーの名刺を作ろうとすれば名刺屋さんに頼まなければならなかったのに,便利になったものだ.

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■2005/ 1/16(日)  寄付の経済学

今回のインド洋地震・津波による被害への外国政府による支援表明額はすでに40億ドル近くに達しているものの,バム地震では11億ドルの表明額に対して実際に支払われたのはわずか1700万ドルにとどまっているということで,今回どの程度の支援が行われるのか危惧する声もある.

救援・復興支援が進まないことの一因として,具体的にどのようなプロジェクトにどれだけの額を割り当てるかを決めるのに時間がかかるということがある.必要性と使途の透明性を援助側の政府に納得してもらうのは簡単でない.

そうした背景もあり,米国ではブッシュ Sr とクリントンの両元大統領に国民からの寄付集めを率いるよう大統領が依頼したのだけれど.

一市民としてみても,どのように支援を行ったらよいのか決めるのは簡単でない.

それで,京都時代にそのあたりのことを考えていたことを思い出した.どのプロジェクトが効率的なのか(むしろやめた方がいいプロジェクトもあるのかもしれないだろうし).世の中がより公平になること,たとえば機会の均等性がより確保されることをよしとするならば,どのプロジェクトがその公平性からみてもっとも必要なのか.プロジェクトにどのような利害関係者がどのように関与しているのか,これらに関する情報はどのように外部に開示されているのか.

こうしたことを調べるのは大変なので(一部を除いて,こうした NGO/NPO は企業に比べて外向きの PR が下手だと思う),学内の某団体がとあるイベントの収益の使途を決定するためにこうしたことを調べて,収益交付先団体の一覧とその決定根拠を公開していることを知り,この一覧表に合わせて寄付するのがよいのではないかと思ったこともある.他人が十分調べた上でした意思決定にフリーライドするのは(みんながそうするのでなければ)賢いことに違いない.

営利企業では効果の測定は単純なのに,非営利になるととたんにややこしくなるのは困りものだけれど,市場メカニズムが万能でない以上しょうがない.公共部門では税として強制的に徴収した金銭の使途を政治過程により決めるものの,納税者に納得してもらうための手続き的な根拠にはなるとしても,公平で効率的な配分を約束してくれるかというと必ずしもそうでもない.

なんだかまとまりがなくなってしまった.こういったことは,きっと昔に,研究テーマを探しあぐねた経済学者(失礼)が考えていて,大方「寄付の経済学」とか「非営利部門の経済学」などと題した本にまとめて出版されているに違いない.私としては,NGO/NPO が作った報告書を読む目を養わなければいけないのと,公平性の観点からは一人当たり GDP が低い国・地域ほど援助の必要性は高いのだろうと思いつつも,経済システムが全然うまくいっていないところに先進国から出ていって混乱に拍車をかけないよう注意する必要がありそうだ(日本でも「民業圧迫」という用語があるけれど)という面もあることに留意したいのと,たまたま自分に身近な国や地域だという理由で意思決定がゆがめられないようにしようと思う.

地道な長期プロジェクトと異なり,今回の地震・津波のような緊急支援の場合,支援物資が途中でどこかに行ってしまうのではないか,必要性に応じて公平に割り当てられるのではなく,被災国の政府や自治体,有力者などとの結びつきのある人とない人の間で配分量に差をつけられるのではないかといった点が気になるところだ.状況は日本でいえば戦後まもなくの混乱期に似ているのだと思う.

ゆうべ熟睡してしまって,目が覚めたら7時半.紅茶を入れる時間はなかったので,家に戻ってから二子玉川の高島屋で買ったマカロンでミルクティーにする.五島美術館へ.夕食はへぎそば.海藻をつなぎに使った新潟のそばなのだそうだ.そばはゆで麺を買ってきて湯通しして食べるより,乾麺をゆでた方が数段おいしいことに気づいて,近ごろはもっぱらそうするようになった.

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■2005/ 1/15(土)  アイスランド語学習サイト

Icelandic ONLINE, The University of Iceland's Free Course in Modern Icelandic Language and Culture. 使用人口が約30万人なのにかなり充実した外国人向けコースに仕上がっていて,さすが言語を大事にしているアイスランドである.

パソコン周りの最新情報を追い求めなくなってずいぶんになるところ,実家に帰ると父親が定期購読している一般ユーザー向けのパソコン雑誌があるので,それで1年分の情報に追いつくというのが一昨年末からの恒例になっている.

それで思ったことというと.

買い物系の話題では,デジカメを4年ぶりに買い換えたいと思っていて,それでまた写真を数百枚撮ることになれば,今度は CD-R でなく DVD で保存するようにしたいという思いがあるので,書き込みもできる DVD ドライブを買おうかと.バックアップにも使おうと思うと DVD-RAM が扱えた方がよいに違いない.カートリッジタイプの DVD-RAM に対応していた方がいいかどうかは,残念ながら進化の袋小路に入ってしまったメディアだけに,悩ましい.

デジカメというと,暗い場所でもフラッシュをたかずに撮れることと,広角側にズームできることを要件にしたいと思うものだけれど,一眼レフなどでなくて広角に伸びている機種というとリコーぐらいしか発売していない模様.望遠よりも広角の方が使いでが多いと思うユーザーは少数派なのだろうか.

数年来の傾向として,デスクトップ PC はメーカー直販で買うのが吉なのではないかと.それで,Dell と HP はあまりにも名が通っているけれど,意外にも NEC とエプソン(どちらも PC 界の老舗だ……)が食指の動くマシンをそろえていることを知る.当面買い換える予定はないのだけれど.

セキュリティ系の話題では,スパイウェアの話題が一般ユーザー向けの雑誌にまで特集として載るようになったのだということに改めて気づく.Ad-aware とか Spybot-S&D などの対策ソフトはあるものの,決定打となるものでもないのだと思う.ブラウザ経由でインストールされてしまうものだとしたら,フィッシング対策と同様に,所与の環境でユーザーがどのように行動するかということを含めて対策を打たないといけないのだと思う.

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■2005/ 1/14(金)  プライベート名刺,再び

名刺といえば,会社の名刺は記載事項が変わるたびに刷り直してくれるのにあまり活用していないなと思っていたのだけれど.

最近,プライベートで名刺をもらうことが多くなった気がしていて,もしかすると私も学生時代にしていたようにプライベート名刺を作ると楽しいのかも,と思案する.名刺用紙でも手に入れようか.

手元の受領名刺保管箱をのぞいてみると,白色度を抑えた用紙に横書き教科書体で記載したものとか,氏名・学部名・ゼミ名・入学年次などを印刷しておき連絡先は手書きで補充するようになっているものに加え,真っ白な紙に表面は筆記体アルファベットで氏名とホームページ名・URLを記載し,裏面は自作のものだろうか,カラー写真を縁なしで印刷するという凝ったつくりになっているのも.

私の場合だと,さしずめ裏面はエスペラントになるのだろうか.ハングルの方が珍しがられるかもしれない.

日弁連が被疑者ノートの活用を呼びかけている.違法・不当な取調べがなくならない現状からすると,本来は取調べ模様を録画しておくという制度が必要なのだろうけれど.

最近はリッピングという用語は耳にしなくなった気がするのだけれど,ハードディスクに保存しておくと気軽に聴けるしいろいろなアーティストの曲をつまみ食いできることに気づき,気が向いたときにディスクに落とすようにしている.それで今日は see u の曲をいくつか聴いてから,김종환をディスクへコピーするかたわら聴いてみたところ,両者の間のあまりの差に驚いてしまった.後者の場合,歌詞が切れるのでなく何フレーズも文章としてつながっていて,日本語のですます体に当たる敬語で結ばれているのが,カヨと呼ばれる流行歌と一線を画すところ.김종환のこのアルバムって,要するに演歌を若向きにこしらえたものなんだな,とはたと気づく.

それで野間先生の韓国歌謡,何を聴くべきか?に行き当たる.興味深い.ソテジワアイドゥルの「ナン・アラヨ」はもはや古典となった,と.私が韓国語を勉強し始めたころにヒットしていた曲が古典になってしまうとは,と来し方を思う.

来し方といえば,노영심の「별 걸 다 기억하는 남자」なんかもなかなか楽しい曲であった.確か同じころの曲なのだけれど.韓国ではラップが普及しているので学習者としては選んで聴かないとさっぱり聞き取れず悲しい思いをするのだけれど,노영심なら外れがなさそうだ.

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■2005/ 1/12(水)  途中駅混雑のため

田園都市線は途中駅混雑のため渋谷駅到着5分遅れ.

ここ数か月は「途中駅混雑のため」としてちょくちょく遅れるようになった気がする.本当の原因は何なのだろう.

梶が谷でも二子玉川でも,近々駅前に大きなマンションが建つのだけれど,線路容量増はそれより遅れるのが必至なので,都心への通勤者にとっての田園都市線の快適性はしばらく悪化の一途をたどりそうだ.

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■2005/ 1/11(火)  リモンチェッロ

東横線は人身事故のため約1時間運転を見合わせ,8時02分に全列車各駅停車で運転再開.その影響(?)で田園都市線は渋谷駅到着19分遅れ.

鉄道会社によって人身事故の際の運転見合わせ時間が長いとか短いということはあるのだろうか.

リモンチェッロというレモンのリキュールを初めて口にする.アルコールが強いものの甘くてしっかりした香りがしておいしい.

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■2005/ 1/10(月)  カナダ大使館

カナダ大使館図書館へ.カナダ関連の図書雑誌が多数開架で揃っていて,留学関係の資料も充実しているので,とりわけこの国に留学したいという人にはとても役立ちそうだ.カナダといえば英仏両言語が公用語になっているだけに,勉強の題材になりそうなテキストも見つけることができた.両言語対訳の文章で,フランス語の文章を1段落読んでから,意味がだいたいわかるときは英訳を思い描いてから英語版を読んでみて,意味がいまひとつわからなかったときはそのまま英語版を読んでもう一度フランス語版に戻ったりするとおもしろい.逐語訳でも意味は通ってしまうところ,英語らしい表現をきちんと活用しているのはさすがだ.

その他,渋谷で髪を切ったり.

松下電工が出している防犯機器がよいということで,実家でいろいろカタログを取り寄せていたので,同社のページを読んでみた.いまのインターホンはカラーの動画でモニターできるのですね.ガラス破壊検知器,窓開け検知器,熱線検知器,発生した警報を電話で転送してくれる機器なども揃っていて,専門の企業に頼まなくても自前でセキュリティを強化できるのだと知る.私の住んでいるところは在宅中のセキュリティに不安はないし,貴重品をなるべく置かないようにしているので留守中の盗難による被害も軽減できると考えているのだけれど,これはどちらかというと少数派だろう.まずはドア・窓の耐侵入性を強化するというのが第一であるとしても,今後はこういう検知・警報も含めたセキュリティ対策が一般化していくのかもしれない.

自由主義的でありつつも,政治的経済的理由によりメディアにあまり載らないことを歯に衣着せずに指摘する庶民の味方であるところの経済評論家の山崎元氏が先週,「楽天証券経済研究所」に移籍していたことを知る.

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■2005/ 1/ 9(日)  ノリタケの森

年始の名古屋の話,あと数話続きます.

4日,ノリタケのテーマパークともいうべき施設「ノリタケの森」に足を運んでみた.

ノリタケは洋食器メーカーとしてスタートし,いまでは砥石などの工業用研磨材を主力とする総合セラミックスメーカーで,工業用品はもちろんのこと,高級食器も北米市場など海外に輸出している.洋食器メーカーといえばニッコー,ナルミなどもあるものの,ノリタケのブランドイメージは国内随一のものだと思う.地下鉄亀島駅から歩いてしばらくのところに所在するノリタケの森は広々とした洋風庭園で,創業当初の赤レンガ造の工場が保存されているのがアクセントになっている.クラフトセンターは小さな工場になっていて,陶磁器の製造工程を通して見学することができる.私が行ったときは,時節柄,モリゾーとキッコロ(愛知万博のマスコットキャラクター)の置き物の仕上げなどを行っていた.その上階には初期のノリタケ製品が展示されていて,さまざまな様式の花瓶,食器などの装飾的な製品が目を楽しませてくれる.クラフトセンターの隣は大きな物販施設になっていて,その他,ショールーム,レストランなどの施設がある.

この物販施設は,洋食器の品揃えは驚くべきものだし,普段使いの和食器も充実している.これってウェッジウッド製品で見たことがあるような,とか,デンマークかどこか北の方で作っていたような,と思わせるものが多いのは事実だけれど,磁器の好きな人にはたまらないに違いない.暖かい黄白色のディナーセットに目がとまり,試しに購入してみることにした.アイボリーチャイナという種類で,欧米で人気の色らしい.何種類か絵柄があるのだけれど,比較検討して心を決めたのは,花柄の絵に,凹凸の加飾を合わせてあって,紺と金彩の縁取りがされているもの.上等なカップ & ソーサーセットはすでに2客分持っているので,ここは慎重に1点だけケーキ皿を買うことにした.大きめのデザート皿も置いてあったものの,直径 17.5cm の,パン皿としての使用を念頭に置いているように思われる品を使うことにして,買い求めた.

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■2005/ 1/ 8(土)  エスカ

名古屋名物,地下街といえば,名古屋駅付近のユニモールや,栄駅付近のサカエチカ・セントラルパークが有名なのだと思うけれど,今回気がついたのは,観光などで外から名古屋に来ている人にとっては,エスカ(名古屋駅太閤通口付近にある)の方が魅力的なのだろうということ.みそ煮込みうどんの山本屋本店にはいつも行列ができているし,きしめん店が3軒,みそカツの矢場とん,物販店では,守口漬の店,はまぐりしぐれ煮の店,ういろうの店もあるし,みやげ物店では備前屋のあわ雪も手に入る.ないものといえば納屋橋饅頭ぐらいだ(これはサンロード(名古屋駅桜通口南側の地下街)にあるらしい).私は,名古屋名物というわけではないものの,ここの鮪小屋本店が好きで,ちょくちょく通っている.一見すすけた居酒屋ながら,まぐろの多種多様な料理が楽しめる店として希少な存在.柔らかい部位の肉を使ったから揚げの味が絶品である.

この日記にコメント機能・トラックバック機能を追加するにはどうしたらよいか考えてみた.

  1. 日記/blog サービスプロバイダを利用する
  2. レンタルサーバのままで tDiary とか MovableType に移行する
  3. レンタルサーバのままで自作スクリプトを動かす
  4. 日記を自宅サーバに引越しさせて,スクリプトも自作する

評価項目を立てて星取表を作るとおもしろい.技術的にはどれも難しいことではないだろうけれど,及び腰になってしまうものだ.

週末なのでおでんを煮て,昼・夜と食べる.

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■2005/ 1/ 7(金)  Is it permanent?

職場で.

私の席の近くの空いていた席に,担当は同じだけれどほかの島に席があるはずの人たちが来て,何やら楽しげにしていたのだけれど,なぜか去る気配がないので,「それって permanent なんですか?」と聞いたら,妙に受けてしまった.この週末週初に席替えが予定されているのだそうで,私は対象者でなかったので聞いておらず,何かの都合で一時的にその席を利用していたのかと勘違いしてしまっていたのだった.「そう,temporary じゃないんですよ」などと意を汲んでくれた人もいた一方で,「その permanent,私にもください」と新しい座席表のコピーを指して求められたり.でもあまり流行ってもらっても困ってしまう.正しい日本語ではこういうときどう聞くのだろう.

あおなみ線が開業したということで,名駅付近をあちこち歩き回っていたら,ビックカメラができていることに気づく.ソフマップも出店したらしく,古くからの電気街であるところの大須の地盤沈下が進みそうな勢いだ.前後関係は把握していないものの,小さいころからお世話になっていたマイコンテックも閉店してしまったことをしみじみかみしめる.

古くからの電気街といえば,ソウルではヨンサン電子商街(ヨンさま,じゃないよ)が名高いところ,ここは零細な商店の寄り合い所帯,名古屋でいえばアメ横ビルのような存在なので,ビックカメラ・ソフマップのような大手チェーンが出現すれば競争からこぼれ落ちていくのは必至と思われる.仁川空港開港以来訪れていないのだけれど,最近はどうなっているのだろう.

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■2005/ 1/ 6(木)  備前屋の「あわ雪」

暮れにもコメントした某誌の早起き特集に,「早起き達人に密着!」という記事があった.『早朝起業』の著者,早朝出勤歴10年の松山真之助氏の出勤経路を密着取材したもので,朝は午前4時起床,4時35分〜40分に自宅を出て,4時58分京成線八千代台駅発の一番電車に乗車.5時21分船橋駅で総武線快速に乗り換え,新橋で山手線,浜松町でモノレールに乗り継いで,天王洲アイルに6時05分到着するのだという.

早起きは見上げたものだけれど,「早起き? 通勤ラッシュの理不尽さに比べたら全く平気」との松山氏のコメントがすべてを物語っていて,決して美しいものではない.千葉県だから,東武線沿線とか多摩地方・神奈川県に比べればアクセスのよい不動産が手ごろな値段で求められるはずであるとしても,八千代台は遠すぎる.オフィスが天王洲アイルにあるのなら,臨海副都心方面に住むのがかなわないとしても,京葉線方面に住むのが第一選択なのだろうと思う.

夕食は湯豆腐にすくがらすを載せたのと,小松菜のおひたし.

デザートに,備前屋のあわ雪を切る.岡崎の老舗で,名古屋のみやげ菓子といえばういろうが一般的であるものの,泡立てた卵白を甘くして寒天で固めただけの,懐かしいシンプルな味わいのこの菓子の方が私は好物なのだと再認識した.ただ,切り分けの手間が必要なので職場などには向かないという面もあるし,もっと構成の複雑な菓子の方が好まれることもありそうだ.そういった意味で万人向きの和菓子メーカーといえば,名古屋ではやはり両口屋是清なのだと思う.ここの棹物や焼き菓子は好きだけれど,名古屋というイメージで売っている商品は一部に限られ,それ以外にも多様な商品を並べているため,一般的なご当地菓子専門店とは多少趣が異なり,東京にも店を出しているというのもそういった二面性を表しているものといえそうだ.

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■2005/ 1/ 5(水)  msconfig コマンド

名古屋から無事帰京.

自宅の Windows XP マシンがどうも起動が遅くなった気がして,C:\WINDOWS\PCHEALTH\HELPCTR\Binaries\msconfig.exe でシステム起動時やログオン時に起動されるプログラムを調べてみたところ,暮れに iTunes をインストールしたときに設定されたものが原因のようだと判明.iTunes そのものを使いたいわけではないなどの理由により自動起動を解除したら,無事解決した.

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■2005/ 1/ 1(土)  新年

明けましておめでとうございます.

今年の抱負はというと.

もともと興味関心がいま目の前にしていることに閉じるということはない性格なので,会社で現在担当している業務だけに集中しようとすると,逆にはかばかしい成果はあげられなさそうだ.社外のつながりを大事にしていきたい.夏休みは7月に長めに取って,ケベックシティをはじめとするカナダに旅行したい.生活環境方面では,2002年が私にとってブロードバンド元年であったけれど,今年は光の回線を引いて,光元年にしたい.和服も買って着こなせるようになりたいところだ.

掃除機のごみパックを交換しようとして,替えのごみパックがどこだったか覚えていないので,いろいろ探し回ってしまった.その副産物として,なくなったと思っていた重要書類などいろいろなものが出てきた.おもしろかったのは,95年の日付のあるプリントアウトが出てきたこと.opie か S/Key かで作成した使い捨てパスワードの打ち出しが出てきたり,英数大文字小文字を取り交ぜてホストごと・月ごとにランダムなパスワードを作るプログラム(乱数の種はフロッピーで配布)の出力や,サーバに外から接続するためのモデムがつながっている回線の電話番号が記載されていたり.かな漢字変換でない文字入力方式であるTコードのキー割り当て表とか.박목월の나그네と,윤동주の서시を筆写したのが残っていたり.しばらく取ってあった新はうン本(確か学部2回の授業で使用したものだ)は,さすがにもういらないだろうと処分することに.

家の PC が1年に一度 UNIX マシンになる日.AOL にメールを送ったら,例年は何事もなく送れているところ,今年はエラーが返ってきてしまった.「AOL does not accept e-mail transactions from dynamic or residential IP addresses.」などと英語で書いてきているけれど,要は500番台のエラー,permanent failure なのだから,この人にはもうメールが送れないのだと理解しよう.少々残念なことだけれど.

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