みしっく今日のひとこと - 2003年7月


■2003/ 7/31(木)

出張で作業.この出張先はことのほか寒いのだけれど,厚手の長袖シャツを羽織り,カーディガンを持参して着込んだところ,ちょうどいい具合になった.作業は準備段階にいくつかミスを重ねてしまったことが発覚.未然に影響を防止したとはいえ少々落ち込んでしまう.「みしっくさんにしては珍しいですね」と励まされたものの,珍しいのかどうかは謎.

夕方オフィスに戻って,補食にうな重が出たのに驚いたりしつつこまごました仕事をこなして帰宅.


■2003/ 7/30(水)

梅雨明けが近いことを思って心おどらせる日々.わがままではあるけれど,日差しが強すぎるのは少々困ってしまうこともあるもの.すだれとか,よしず,というものを使うと日差しを遮ることができるというので,買って窓にかけようかと思案する.

都心立地の語学学校で英語を習うことになって,今日はその最初の授業の日.出だしはなかなか微妙だった.講師がいまひとつしっくりこない.語学教師というものは,いろいろなセンスを要求されるものだとつくづく感じたものだった.バックグラウンドはしっかりしているしいろいろ物知りな人ではあるのだけれど.生徒は5名在籍のところ,私を含め3名が出席.こちらはなかなか感じのいい人たちなのが幸い.人数が少ないこともあり,割と気後れせずにしゃべることができたので,次回以降も着実に参加していって,英語でのコミュニケーションスキルを身につけていきたいもの.


■2003/ 7/28(月)

定時に出勤(実際は1時間ほど早く出て Office Update などしたのだけれど),ずっとオフィスで作業準備などして,補食を食べて,故障を引いてしまってもにこにこしている後輩の大物ぶりに感心したりしつつ,2時間残業で帰るというオーソドックスな一日.特に番狂わせなこともなく.

スーパーで豆腐とトマトを買って帰宅して,ダイレクトメールはごみ箱やシュレッダーに放り込んで,台所の野菜スペースに転がっていたきゅうりは乱切りにして薄い塩水に漬けて冷蔵庫に入れて(こうすると,しなびかけのきゅうりにみずみずしさを取り戻させることができる),まだ微妙に時差が残っていもするので,さくっと寝る.


■2003/ 7/27(日)

洗濯,冷蔵庫の霜取り,掃除などなど家事をこなす.あとは,Windows Update.Office の入っているマシンはその他に Office Update をしなければならないことに思い至る.

今年は中国で開催される KS.SARS の影響で開催が危ぶまれていたものの,日程を変更して開催することになった,と中国からメールが.プログラムを翻訳してウェブに掲載したのだけれど,なんだか奇妙なプログラムだ.「10人の児童により役員席へ花束贈呈」なんていうのもなんだか形式張っているけれど,そもそも,○○代表と名のつく人によるスピーチの予定が多すぎ.若い人たちはもっと有益な分科会を裏日程で開いてくれということなのだろうか.


■2003/ 7/26(土)

午後,早稲田で臼井さんの議論の会.占星術について D 氏がレポート.批判的な立場からの議論で,私にもやはり星回りが自分の将来に影響を与えるという考えは理解できないものの,なんだか釈然としない思いが残る.なんでも,とある占いの大御所は累計 3,400 万部の著書売り上げを誇っているとのことで,要するにビジネスの一道具ではあるのだろうけれど.


■2003/ 7/25(金)

考えてみれば,ほかのビルの同期の人たちとはすっかり疎遠になってしまった.テニスやマージャンなど,世の中ではやっている趣味を共有せず,さりとてあまり大人数でご飯を食べるのも好まない以上,必然なのかもしれない.山に登ろうなんて声をかけてみるのもありだけれど,週末山に登って体調を崩しましたという前例があって,もう一度同じことを繰り返したのでは話にならない.常日勤に戻って逆に生活が不規則になったという妙な話もあるので,やめておくことに.


■2003/ 7/24(木)

最近,職場の人や同期の人にほめられることが多くなった.私はもともと,他人にほめられようとかよく思われようと思って何かをするということに縁がない(人が見ていないところでも手を抜かない代わり,人が見ているところでも手を抜いてしまうのは,よくないことなのかもしれないけれど).なので,あれっ?と思うようなことが二度三度あって,そうなのか,私にも人にほめられることがあるんだ,と気づく.

学校に通っていたころはあまり人にほめられることがなかったので,思えば長足の進歩である.あるいは実は学生のころも他人にほめられてはいて,ただそれに気づかなかっただけなのかもしれないけれど,いずれにしてもこの調子でがんばりたいもの.

午後半休.当分ヨーロッパには行かないと思われるので,ユーロと英ポンドをみずほ銀行で日本円に両替.家で洗濯,郵便物の処理などなどをこなして,夕食は例の青梗菜・えのきたけ・昆布入り湯豆腐の削り節載せ.食後は,メルマガに目を通したり.

情報処理技術者試験の受験を申し込もうと思ったら,インターネットからの申し込み受付は中止になってしまった.郵便局に行かなければ.


■2003/ 7/23(水)

元の職場に戻って初めての仕事.3か月前に比べてずいぶん職場の雰囲気もおだやかになっていた.いろいろな人に声をかけられた一日でもあった.定時に退社して,同僚とご飯を食べて,久しぶりに日本酒なんかも1杯.

帰宅してみると,水曜日につき Time が届いていた.やはりニュースを追っていたくて,旅行に出る前に購読の再開を申し込んでいたもの.なんだか出費続きなように思えるけれど,新聞を定期購読することを思えばそれほどでもないし,サイズが小さい割に読むのに時間がかかるという点,通勤電車の中で読むのにこれほど好都合なものはほかにない.


■2003/ 7/22(火)

パリを昨日昼に出て,アムステルダムで乗り継いで成田へ.京成のスカイライナーで帰宅.週末はニースで爆発事件があったものの,すでにニースを離れていたため無関係だった.

旅行記は後ほどアップロードします.

旅行中に届いていたメールは,448通.うち380通ほどが迷惑メールと思われるメール.


■2003/ 7/12(土・週休)

明日から通常勤務につき,勤務割の表示は終了します.

成田→アムステルダム→ニース.


■2003/ 7/11(金・週休)

朝食は,今シーズン初のそうめん.このところ調味料の割合をあらかじめ決めて味つけをすることに凝っていて,たとえばしょうゆ対みりん対日本酒 = 1:1:1 という割合で大根を煮たりしている.それで,そうめんつゆも割合を決めて作ってみようと思って,沢崎梅子さんの『家庭料理の基礎』をひもといて作ってみのだけれど,なんかやたらと塩辛い味になってしまった.関東で温かいおそばを頼むと丼いっぱいになみなみと張っためんつゆにそばをつけて出してくる,あの味.ただ,かつおぶしをたくさん使ってとっただしで作ってあったので,水で割っても大丈夫な味にできていて,みりんを追加して多少甘くしてから割って使うことに.

ニッセイ基礎研 REPORT 2000.10 都市観光を可能にする都市の魅力.魅力ある都市・魅力を感じない都市を,国内・海外に分けて観光関係者にアンケートした結果が興味深い.魅力ある都市・国内は,京都,金沢,東京,長崎と,割と予想通りの結果.魅力ない都市・国内は,名古屋,大阪,川崎の順.元住民として名古屋が1位にランクされるのは納得できないけれど,川崎が3位なのはまったく妥当だと思う.魅力ない都市・海外は,ロサンゼルス,シンガポール,フランクフルトの順.ロサンゼルスといえば,私はあまり魅力を感じないのだけれど,アジア系の航空会社も含め日本から多数の航空会社が就航しているのだから,実は人気の都市に違いない!と思っていたものの,そうではないようだ.ソウルは私は4回訪れたことがあるけれど,魅力ない都市6位にランクイン.確かにあまり何もないし個性のない都市ではあるものの,外国人観光客にとっては東京もソウルと比べてそれほど魅力があるとはいえない気がする.どうなのでしょう.

読売の経済ニュースで,政府「リナックス」初採用、地方自治体導入に弾みらしい.話自体,そんなに大騒ぎすることかという気はするけれど,悪い話ではない.でも「国内のサーバー(ネットワーク向けコンピューター)の約8割は、OSに米マイクロソフトの「ウィンドウズ」を採用している。2番手は、アメリカで開発された高性能コンピューター用OSで有償の「ユニックス」で普及率は1割強にとどまる」なんて記事に書かれると,少し戸惑ってしまう.でも,まるっきり嘘というわけではない.

明日から旅行.赤のクリアファイルには,道中必要になる予定表とか資料,切符,バウチャー,予約控などがきれいに並べて入れられているし,パスポート・クレジットカード等の必需品も揃っている.着るものや辞書は預け手荷物用のピギーに入れたし,では,行ってきます.


■2003/ 7/10(木・宿明)

隣の人は大変そうだったけれど,私の方はいたって静かな一晩.これで眠かったら,内職ができないので一晩無駄にした気分になってしまうのだけれど,本日はあまり眠くならず,前々からしようと思っていた仕事を居眠りもせずにさくさく進めることができた.仮眠もしっかり取ってしまう.

年金ストラテジー.ニッセイ基礎研究所が出している雑誌のようだ.多少宣伝っぽい記述もあるものの,嘘は書いてなさそうだし,定量的な記述が多いのがよい.確定給付年金の運用担当者向けの雑誌なのだけれど,確定拠出年金に加入している人は,本来はこういう雑誌を読んで勉強するのがおすすめなのだと思う.深刻な積立不足に陥った年金基金にとっての最適な投資行動は分散投資ではないという記事,公的年金資産の運用について,安全性を求めて現在多額の国債を保有しているものの,価格暴落時にはそれを売却しないよう政府から強く求められかねないというリスクが大きいという記事,種々のアノマリーを分析した記事など,興味深い.


■2003/ 7/ 9(水・宿直)

最後の泊まりの日.JAL のサイトで,How to JAL V@CANCE というページを見つける.最近流行の Flash でこしらえたページというのはあまり好きではないものの,内容的にはなかなか楽しめるページに仕上がっている.


■2003/ 7/ 8(火・日勤)

しとしと降る雨.

情報処理技術者試験の受験申し込みがただいま受付中.関連の資格試験のうちではもっとも名が通っている・賞味期限が長そう・受験手数料が安価というメリットがあるので,コンピュータに何らかの形でかかわる人には役に立ちそうな試験である.いままで一度も受けたことがないのだけれど,今度の10月の試験は初めて受けてみる予定.受けるからには,もちろん合格するつもり.


■2003/ 7/ 7(月・日勤)

12週間14周期の予定で来ていたこの職場の,最後のシフトに入る.戻るまでにやっておきたい仕事もあって,残ってドキュメントを書いたり.

昼食は,社員食堂で厚揚げ・しらたき・しめじの煮物.にんじんの千切りがちょこっと入っていて,彩りに絹さや.いったいいつの時代の料理なのかと不思議に思ってしまうほどレトロな煮物だけれど,味がきちんとしているのでなかなかいける.少なくとも,下手に洋食風になんとかのピカタとかいって作ってみて見事失敗してしまっているのよりはずっといい.


■2003/ 7/ 6(日・週休)

朝6時前に東京駅八重洲口に着くという B 氏を迎えに始発の東武動物公園行きで大手町へ.歩いて東京駅八重洲口へ.しかし B 氏とは出会えなかった.きちんと伝わっていなかったのか.相手は携帯など持っていない外国人とて,連絡を取るすべはないので,解散.東京駅って八重洲口とか日本橋口とか丸の内なんとか口とかいろいろあって広いんだなあ,しかも乗り入れ会社がほぼ一社なので,渋谷や新宿みたいなアジア的わけわからなさがなくて,整然としているし,と感心しつつ,地下鉄で家へ戻る.

そうそう,étranger という単語は eksterlandano とか「外国人」って訳すのが普通だけど,これはときにニュアンスの相違を招いてしまうなあと.そういうときは,やはり fremdulo とか「異邦人」と訳してほしいもの.英語なら,stranger でも foreigner でもなくて,alien!

家に取って返し,午前中は休んで,お昼は手抜きして冷凍食品のラザニア.オーブンもオーブントースターも電子レンジもないので,フライパンを天火代わりにして弱火で7,8分.午後はマーケの課題を完成させて,旅行の準備など.渋谷で髪を切ってから,インド料理店「サムラート新宿店」で B 氏の歓迎会.参加者は6名.B 氏は Hong Kong Chinese なのだけれど,カリフォルニア観光の帰りの stop over で日本に滞在しているとのこと.幹事としての務めを十分果たせなかったのが心残りではある.

明日は七夕.それで,住友生命がインターネットで「七夕」アンケートなるものを実施したらしく,回答(PDF)が発表に.質問内容は,「いま,一番会いたい人」「その人に伝えたいこと」.るいともとかのお題にしてみたら面白いかもしれないけれど,この調査が住友生命の収益に具体的にどうつながるのかまったく不明.


■2003/ 7/ 5(土・週休)

洗濯物のよく乾いた日.

やや低調ながら,家事全般をこなす.午後にはクリーニング店に行って服を引き取って,ついでに最近縁がなくなってしまったパソコン関連の知識を手に入れようと,本屋でパソコン雑誌を立ち読み.でも,いまひとつ読みたいと思える雑誌に出会えない.夜は,マーケティングの課題を解く.

だれでも知っているような企業をケースメソッドで分析すると,「なるほど,某社ってそういう戦略を元に成功を収めたのか」と,わかったような気になれるけれど,これって入試に合格した人が書く合格体験記というものと同じで,成功した企業のケースだけが取り上げられているのは後知恵っぽい気がする.


■2003/ 7/ 4(金・宿明)

昨日の休息が足りなかったのか,0時から3時ごろにかけていつもにも増して眠気がこうじてしまった.常夜勤で早朝帯にトラックを運転するなんて,世の中には大変な仕事をしている人もいるけれど,とても私にはできないなどと思う.仮眠して起きて,電話会議している先輩たちを尊敬のまなざしで見つめつつ,故障対応.家に帰ってぐっすり眠る.

起きて買い物に出ると,Revuo Orienta が届いていた.今月の特集はエスペラント文芸で,世の中には私から見れば変わった趣味を持っている人がいるらしく,エスペラント作家・文壇についてさまざまな批評が寄せられていた.私はこうして日記を書いているのに意外に見えるかもしれないけれど,文芸には縁遠いばかりか,やはり日本語になっていた方が,と思うので,当面エス文芸に触れることはなさそうである.最近読んだ本というと,トルストイ,新井素子と,マイナーなものばかりだけれど,そのうち何か手ごろな翻訳文学を手に入れてじっくり読みたいものだ.

RO 連載の「わが県」シリーズは,日本人でも知らないことが多い,各都道府県の文化的・風土的魅力を縦横に語る1ページで,毎号楽しみにしている.「鶴舞う形の群馬県」(上毛かるたより)を取り上げた今号の記事もその期待を裏切らない.筆者は HORI Tamae 氏.

夕食は,明けの日の定番となった感のある,青梗菜・昆布・しめじ入り湯豆腐と,白菜キムチ.デザートに好物の桃を切る.

夕食後は,ネット上でオルゴールの MIDI ファイルをダウンロードして BGM にする.途中で和音が音程を不自然に間違えて打ち込まれていて,「そこ,シャープ!」と絶叫したくなったり.主旋律の音量が小さすぎて意味不明の仕上がりに唖然としたり.ピアノ曲とかで微妙に打ち間違いがあるのはご愛嬌だけれど,データ量の小さいファイルなのだからていねいに打ち込まれることを望みたいもの.入力者は自分で聴いたことがあるのか? これではヘンデルもベートーベンもシューマンも成仏できないに違いない,と嘆く.ま,しがない雑文書きが何を言うか,という感はあるけれど.

で,ショパンのノクターンシリーズに転向.このサイトも玉石混交ながら,このノクターンシリーズは,リアルな楽器でないことを割り引けばなかなかよく弾けてる.あと,19歳の演奏家がデジタルピアノで難しい曲にチャレンジ!なサイトとか.


■2003/ 7/ 3(木・宿直)

するめいかのひれと足の部分がきれいに下ごしらえされて売り場に並んでいたので,買ってきて塩と日本酒で一晩漬けて,朝,味を見たらだいぶ塩辛かったので昆布だしに漬け直して,水気を切ってきゅうりの薄切りを混ぜて昼食に.


■2003/ 7/ 2(水・日勤)

今日も充実していた一日.

明けの人からの引き継ぎで,私の携帯の番号として監視席のメモで共有されていた番号に昨晩用事があって電話したら,かわいいお姉さんが出たのでびっくりしたとのこと.赤の他人なので念のため,と釘を刺しておいた.解約して1年以上になるので番号が再利用されるのは理解できる.夜中に電話がかかってきては大変迷惑なので,ひとまずその番号をメモから抹消しておいたのだけれど,明日にでも元のファイルを管理している人に更新してもらわなければ.

ただ気になるのは,プロバイダに登録してある番号も古い番号だということ.こちらは以前変えようと思って,カスタマサポート用のウェブページで変更しようと思ったら,ADSL の場合はウェブではできず,メールで届け出る必要があるらしかった.人手を介する理由はだいたい想像がつく.プロバイダから電話がかかってくることなどまずないので,こちらはとりあえずそのままにするというのもありかもしれない.

通勤途中に読んだのは,Revuo Orienta と,L'Express のニュージーランドについての記事.L'Express は,フランスの社会や政治に関する記事は読んでもさっぱりわからないのだけれど,遠く離れた外国に関する記事ならなんとか意味が取れるようだ.「ニュージーランド」は Nouvelle-Zélande と分解してフランス語っぽく語幹を変えて表現するし,形容詞形は néo-zélandais と,nouvelle を古い形に戻すらしい.フランス人の子どもはこういった単語を覚えるだけで一苦労ですね.

ほかに「ニュー」が「ヌーヴェル」になる地名といえば,ニューオーリンズとニューカレドニアといったところ.でもニューヨークはそのままというのが美しくない.


■2003/ 7/ 1(火・日勤)

案外いろいろあった一日.市制記念日(昭和12年川崎市告示163号)につき学校は休みなのだそうだ.

川崎市公報を眺めていたら,ある人の住民登録と転入届・住民票の写し・転出証明書をすべて職権で無効にする告示が出ていた.転入届・転出届が虚偽のためというのだけれど,何かあったのだろうか.「登録されている場所に住んでないので職権消除」というのはよくある話だと思うけれど.