みしっく今日のひとこと - 2003年1月


■2003/ 1/31(金)

夕方,来週の作業の準備のため,サーバのラベルをテプラで作ることに.ところで機械室で見かけるテプラのラベルはほとんどどれも,角が丸くなっているのだけれど,私が作るとどうも角がそのままになってしまう.何か設定が不足しているのだろうかとずっと不思議だったので,思い切って同僚に聞いてみたところ,班内は笑いの渦に包まれてしまった.そんなことを知らなかったとは,と.実際は,ソフト的な設定の問題ではなくて,純粋にハード的な知識の問題だった.テプラには印刷後に自動でテープを切断してくれるものと,手でボタンを押すことによりテープが切断されるものがあるけれど,角を取るためには,それとは別の位置に内蔵されている専用のカッターを使えばよいらしい.さっそく今回のラベル,合計12枚の角を取ったので,来週は納得のいくテープ貼り作業ができそうだ.


■2003/ 1/29(水)

帰宅すると,佐川急便から不在連絡票が入っていて,私の契約しているプロバイダからの荷物だとのこと.電話してみると,貴重品なので宅配ボックスには入れなかった,今日はもう配達できないとのことなので,土曜日に来てもらうよう頼む.私の予想が正しければ中身は安価な電子機器で,なぜ貴重品扱いになったのかは不明ながら,こういった場合,働く身としては郵便小包の方がやはり便利.民間事業者の荷物も,頼めば職場最寄りの郵便局など任意の拠点に転送してくれて,昼休みに取りに行けるといったシステムになっているといいですね.郵便事業を頭から民営化せよというのは議論として変な話だしよい結果を生みそうにないけれど,郵便局の持っているネットワークを他の事業者に開放することは必要かつ有益なのだと思う.

選挙の候補者が「今度の選挙で当選しますように。○○○○」との絵馬を目立つところに吊るというアイディア.公職選挙法との関係でどうなるんでしょうね…….少なくとも告示日には全部取り外さないといけない気がするけれど,それで足りるのか.「今度の選挙ではよろしくお願いします.○○○○」と書いてはいないことが,事前運動の禁止との関連でどう評価されるのか.


■2003/ 1/27(月)

久しぶりの雨で,電車が遅れるかと思ってちょっと早く出たところ,ホームが混み混みで,入ってきた1本には乗客がいっぱいで乗れず,次の電車にようやく乗り込む.車両故障で全線各駅停車運転となっていて,ダイヤも大幅に乱れていたらしい.渋谷あたりまでは山手線並みの混雑で,大変なものだった.

それなりにいろいろな業務を少しずつこなせて,なかなかいい感じで仕事ができた日.

中間法人法が施行されて9か月あまり.この制度を利用して業界団体などが続々と法人化されているようで,これはだいたい予想通り.ちなみに会社と同様に課税される住民税の均等割がけっこうばかにならないので,あまり小さい団体には向いていなさそう.

その一方で,不動産などの資産を証券化するときに,元の持ち主が倒産しても大丈夫なように設立する特別目的会社に対し元の持ち主の影響力が行使できないようにする手段として,これまでは海外のチャリタブル・トラストが主に使われてきたところ,最近はこの中間法人を使うスキームなんてのも開発されているらしい.確かに有限責任中間法人は株式会社などと違って,出資者と議決権行使者が分離しているのが特徴のひとつだけれど,こんな使い方があるとは.


■2003/ 1/26(日)

五島美術館で茶道具の展示を鑑賞.小堀遠州作の茶杓とか,織部とか黄瀬戸とか,筒向付など珍しい品物(と,その箱(笑))を見る.織部といえば,以前先輩にもらって以来うちの食器戸棚に1個だけある変わった釉薬の瀬戸物って織部(を大量生産したもの)だったんだ,と.筒向付というのは,料理を盛るお皿なのに,なぜか筒状になっているという理不尽な瀬戸物.

概して茶道具というのはマニアックに走ってしまっている点が何だか,たかが道具じゃないか,そんなに凝らなくても,という気はするものの,東急電鉄創始者によるコレクションの姿を垣間見ることができたのはよかった.

庭園を散歩して,吾照里で昼食.


■2003/ 1/25(土)

年賀葉書の当たり番号を調べると,お年玉年賀シートが1枚当たっていた.にこにこ.残念な点というと,当せんしていたのは受け取った年賀状ではなくて,自分で買って使わなかった葉書だったということ.

JANOG で聞いた話.最近京大とかでもガスヒーポンどんどん入れてるじゃないですか.ガスヒーポン.ガスエンジンでコンプレッサを駆動するタイプの空調ですね.環境負荷が低いらしく,コスト削減に役立つということで導入が進んでいるらしい.それで某国立大でもマシンルームにガスヒーポンが入ったのだけれど,これが意外なトラブルを引き起こしてしまったという.まず初めに,冬場はガスの消費が少なくなるものだから,ガスが少しずつ出ている状態になり,ガスメーターがガス漏れと勘違いしてガスを止めてしまったという事件.もうひとつは,付近で振動を伴う工事が行われていて,やはりガスメーターが,大きな地震が起きたと思ってガスを止めてしまったという事件.復旧するまで機械室の温度はうなぎ上りですね.

何かあったらガスを止めるという設計自体は間違っていなくて,要はそれへの対処の仕方だと思う.「○○という理由でガスを止めた」とのアラームをネットワーク監視システムに流してくれて,確認後にリモートでガスの遮断を解除できるようにするか,あるいはガス会社かどこかに常時監視・復旧を頼んでおくといった準備が必要だった,というのが反省点かと.

話には出てこなかったのだけれど,都市ガスの供給って,ガス会社にお願いすれば冗長構成にしてもらえるんだろうか,というのも気になる.供給元が1本の本管からのみだとしたら,たとえば道路工事か何かで間違って本管を切断してしまったらガスの供給が止まって困ってしまう.電力なら自家発電設備というのもあるけれど,ガスの自家発生装置ってあまり聞かないし.


■2003/ 1/24(金)

1泊2日で秋田へ.JANOG 参加.盛りだくさんの発表を聴く.で,これまで参加したときはインターネット文化に浸っていたので話を聞きつつ単純に感心していればよかったのだけれど,いまの職場で運用を担当するようになってみると,ここで聞くようなことと実際にいまの職場で必要なこととの間に一定の食い違いが存在することも再認識されて,なかなか複雑.証券会社でシステムの運用を担当している方も参加されていて,いまやっていることといえばむしろそういうのの方が近いのかも,と思ったりした.おそらく銀行なんかにはすごいノウハウの蓄積があるのだと思うので,そういうところの人を呼んで話をしてもらったらおもしろそうだけれど,そういう人に限って JANOG みたいな場所には絶対来ないのかもしれない.


■2003/ 1/22(水)

昨日は,夜景がきれいなビルで,出張作業.

今日は,体調不良気味につき朝の2時間年休を取得して出社.頭はふらふらだし午後は定例ミーティングのため,実質的な仕事はほとんど進められず.でも来週は作業の割り当てが少ないため,若手社員プレゼンで発表できそうな課題が進められそうなことに気づく.


■2003/ 1/20(月)

昨日から体調不良気味につき,早く寝ることにし,夕食は am/pm のフローズンとれたて弁当で安直に.味が濃い目で平板な点,野菜が少ない点,注文から受け取りまでに時間がかかる点はよくないが,たくさんの種類の中から選べる点,温かく提供される点,保存料などの添加物を使用していない点がよい.


■2003/ 1/19(日)

白菜キムチのちょっと値段の張るのを買ってみたら,これがおいしくて,というか,ソウルの普通の食堂とかで出ているキムチとおんなじ味がして,ご飯が進む進む.もうエコノミーなキムチは料理用にしか買えないかもしれない.

宇多田ヒカルが20歳記念のライブを開いていて,ストリーミングで視聴.髪が長くてあまり慣れてなさそうな司会のお姉さんが登場した,と思ったら,それが宇多田ヒカルだった.さすが 300kbps だと画質もそれなりにいい.ただ,ときどき表示が途切れてしまうのは残念.


■2003/ 1/18(土)

早稲田で会話の会.6名と多数の参加があった.某ラテン語好きな高校生がラテン語の韻文について語っていて,「『バス』のことは cœnautocīnētum と呼ぶんだ.本題からは外れるけれど」と述べたのが,なぜかおもしろかった.こえなうときーねーとぅむ.

最近エスペラントクラブができた大学の人たちがちょうど隣の会議に参加していて,休憩時間に顔を出してくれたのだけれど,話の内容がディープすぎたのは好まれなかったようで残念.会の後半は私が担当で,前半と対照的に,具体的で身近でそれでいて目先の変わったものをテーマに取り上げたので,それなりに質問とか出てよかったと思ったものの,「もっと意見の対立するような議論がしたい」との声も出る.なかなか難しいものだ.


■2003/ 1/16(木)

割安な買い物をする,というのは知的冒険である.今日家に帰って考えていたのはそのことで,ひとつの有効な方法としては「市場の主力商品を買う」という原則があるように思う.性能や付加機能の多い少ないに応じて何種類かのそれぞれ値段が違う製品が用意されている場合,そのうち主力価格帯の,もっとも標準的な性能と機能をもつ製品がもっとも割安であることが多い,というのはよく経験することだ.では,主力商品が自分のちょうど欲しいものでない場合はどうするのかというと,自分のちょうど欲しいものを作ってもらって買うのではなくて,主力商品をいくつか買ってきて,保守とかの目に見えないコストには十分気をつけつつ(餅は餅屋なのだ),それらを組み合わせて自分のちょうど欲しいものを製造するというのがいいのだと思う.

ただし,個人や金融機関以外の企業を相手にする金融市場では,この反対に「主力商品には気をつける」方がよさそうだ.


■2003/ 1/15(水)

昨日は通常勤務で,今日は未明の時間帯の勤務.本日未明の作業は私のグループ全体で3件あって,1個はうまくいったのだけれど,残りは失敗.1勝2敗と,残念な結果に終わる.帰宅して,15時半ごろまで就寝.起き出してからは,買い物など.

いままで使っていた ADSL 8M サービスの変更を申し込んでいて,本日から 12M が開通.速度は下り/上りそれぞれ従来 5440 / 928 kbps だったものが 6336 / 928 kbps に上がって,だいたい期待した通りとなった.線路長がちょっと長めなので,こんなもの.

社宅管理会社が出している広報誌が郵便受けに投げ込まれていて,その巻末コラム「奥さま同士で気軽に美味しく New Year's party はいかが?」が興味深い.起用する料理研究家を決めておいて,誌面で公募した読者と料理研究家のアットホームな集合写真を撮って,料理研究家に作ってもらったレシピなどと合わせるという構成で1ページを埋めようという意図で作られた記事で,それ自体はなかなかいいと思うのだけれど,「お餅と高野豆腐のスティックあらかると」,「田作りクラッカー」,「お餅とバナナの春巻き」,「サーモンのパイ包み」,などと,うーん,微妙,と,首をかしげざるを得ないレシピが問題.

とりわけサーモンのパイ包みは,焼いた塩鮭のほぐし身を市販のホワイトソース・ゆでたほうれん草とともに冷凍パイシートにのせ,もう1枚を上からかぶせて魚の形に切ってオーブンで焼くというもので,意外に手間がかかる割に味は濃すぎるし豪華さもないしと散々で,結局のところお正月用の残り素材を利用しようとのコンセプトでレシピを必死で作ってはみたものの,アイディア倒れに終わったという格好.京都生協の機関紙「コーポロ」などに載っている料理系記事に比べれば,「もっとがんばりましょう」と評価するのが妥当かと.ただ,「カトラリーはまとめてテーブルに出し,必要なものを自分で取ってもらうようにすればお客様も気楽です」といったアドバイスは取り入れみたいものだ.


■2003/ 1/13(月)

韓国語のローマ字表記法(韓国文化観光部告示 第2000-8号(2000年7月7日)).釜山を Busan と書いたりするので,絶対よくわかってない人が変な発音をしそう.人名の「崔」なんかはさらによろしくない.

松栄堂のお香をたいたり,新しく買ってきた CD を聴いたり.CCNA の教科書を取り出し,受験勉強もいくらか.今日は教科書付属の CD-ROM で問題を解くことに専念.模擬テストを実行してみたところ,100点満点で59点.まだまだ道は遠いものの,少しずつコマンドなどが頭に入ってきたような気もする.


■2003/ 1/12(日)

回転寿司という業態がけっこう好きで,多店舗展開している魚屋さんであるところの魚喜の経営する「回転寿司 UOKI」が赤坂アークヒルズにあって,そこに食べに行ってみようと永田町からてくてく.たどり着いてみると,建物全体が休館の日らしく,閉店していることが判明.残念残念.

それでは,と,銀座の「dai-sushi」へ.こちらは創作寿司のお店.創作寿司というのは,大きく分けて2種類あって,一つ目はすし飯プラス魚介類プラス何か,という構成のもの.たとえば「アオリイカに木の芽味噌」といったもの.二つ目はそれ以外のもので,たとえば「胡瓜の浅漬けに小海老の軍艦」といったおすし(そうそう,カリフォルニアロールというと,アボカドが具になっているものを想像したのだけれど,ここでは小さなえびを天ぷらにしたのを巻き込んだ,いわば天むすみたいなのをそう呼んでいるのですね).江戸前ずしと違って,「フォアグラの握りバルサミコソース」なんて,どう考えてもすし飯に合わなさそう,赤ワインと合わせるとしてもやっぱりご飯が余分だ,などと,メニューをにらみながらついつい分析してしまいたくなるのは難点かもしれない.ロケーションがいまひとつである反面,内装の雰囲気はよく,普通のクラスの回転寿司店とは別格の味とサービスが楽しめる.平日昼のランチセットは買い得感があって特におすすめ.

無印良品の大きなお店が有楽町にあると聞いていたので,午後はそちらへ.溝の口店や二子玉川店より格段に広い店舗で,品揃えが充実している.でも二子玉川店にある品物ならどれでも有楽町店でも売っているというわけではないようだ.

銀座に戻ってサンマルクカフェへ.香ばしいコーヒーと十勝あんパン.

1年間ご無沙汰していた私家版食材辞典を久々に更新.Windows 環境に移ってから全然動かしていなかった食材辞典スクリプトをひっぱり出して実行したところ,何ら修正を要せず動作したのが,うれしい.

今日の仏単語: 丸の内で「boulangerie, pâtisserie, [et] traiteur」との看板を見つけて,えっ,パンにお菓子に裏切り者???と目を疑ったのだけれど,帰ってから辞書を引いて,traiteur は「仕出し屋,総菜屋」を意味すると知って,氷解.ややこしいことに,traître という単語もあって,こちらが英語の traitor「裏切り者」に相当するらしい.


■2003/ 1/11(土)

溝の口で駅前留学.午後は,久しぶりに図書館へ.土曜日はひたすら休養に充てるのが通例だったところ,今日はあまり休まずに過ごしためか,体調不良気味で,雑誌の文字が目の前を滑っていってしまう.破産法の改正の中間試案とか,会計規則に法律としての効力を与えないと罪刑法定主義とか租税法律主義とのからみでどうのとか,はあ.

電車で戻ってスーパーで買い物して家に戻って,夕食は鶏つくね・さといも・豆腐・にんじん・こんにゃくのみそ汁を適当に作ったら,ほんとに適当な味になってしまった.やはりこの料理はいわしのすり身で作った方が失敗せずにできるのかも.


■2003/ 1/10(金)

出張で作業.

ラジオフランス語講座応用編は今月から再放送入りしてしまったので,代わりに中国語講座を聴くことに.武侠小説というジャンルの第一人者,金庸の『射鵰英雄伝』を読むシリーズ.武侠小説というのは水滸伝の現代版のようなものらしい.現代語で書かれているものの,難しい表現が多くて敷居が高い.

韓国の KBS から,1月5日で会員数が500万名となった,と PR メールが届く.会員登録の受付を開始したのは昨年3月4日だとのこと.


■2003/ 1/ 9(木)

「alert って単語,語源,何?」と職場で聞かれて,「alert etymology」で Google を引いて, Online Etymology Dictionary なるサイトを見つけて,答える.英単語の語源を調べようと思ったら,大学の附属図書館まで足を運んで,Oxford English Dictionary をよっこらしょ,と書架から取り出しておもむろにページを繰る,というものだったはずなのだけれど.すごい世の中になったものだ,と感動.

えてぃもろぎー,語源学といえば,やはりヤマサキセイコー氏である.仕事関連で使われる単語としては alert よりも alarm の方が一般的な単語なのでよく使われるのかもしれないところ,とある古いエスペラント詩に "Alarm'!" という形が出てきていて,エスペラントでは名詞が主格・単数で用いられたときのみ語尾の母音を省略できるので,ここで動詞の命令形の語尾の母音を省略しているのは文法に沿っていない,と氏が Revuo Orienta で解説されていたところ,"Al la armo!" → "Al l'arm'!" → "Alarm'!" なのかもしれない,と読者からの指摘があったことがあった."alarm" の語源をさかのぼるのに等しい指摘をかのヤマサキセイコー氏に対して行うというのは,非常に趣があることだったのだ,ということもこのサイトを読んでいて気づく.

雑誌を読んでいて知ったのだけれど,中部電力のコンシューマー向け光ファイバインターネット接続サービス「commuf@」(コミュファ,と読むらしい)はなかなか戦略的な価格付けをしているようだ.月額5,800円からで 100Mbps なのだから,魅力的.だけど実質どのくらいのスループットが出るのかとか,IP 電話に打って出るのかどうかとかが気になり出すと,私が名古屋市民であったとしてもおいそれと買えなくなるのかもしれない.そうそう,B フレッツって,東西で料金とか違うんですよね.


■2003/ 1/ 8(水)

年末年始休みの明けのため,お菓子で机の上がいっぱいになった,週の前半だった.

職場には北海道の人が多い関係で,白い恋人にとどまらず多様なみやげ物を口にする機会があって,今回も数種類の珍しいお菓子を賞味した.今日心に残ったのは,夕張メロンのゼリー.果肉たっぷりで作られたゼリーで,メロン以上に豊かなメロンの味わいの逸品.それと印象的だったのは,九州の方からいただいた「武者がえし」.パイ生地で小豆あんを包むというよくある構成の和洋折衷菓子ながら,パイ生地はさくさく,こしあんがしっとり.あんにはちょうどよいほどに塩味がつけてあって,まさに絶好のお茶の友.熊本県といえば,お菓子好きというよりは焼酎好きな土地かもしれないけれど,でも陣太鼓と武者がえしは誇るべき名産品なのだと思う.

私は,というと,年末年始はほかの人たちがみやげ物を買ってくるだろうと予想して,何も買ってこなかった.かように人の行く裏の道を行く志向のある人間なのだ.名古屋みやげといえば,ういろうが通り相場なのだけれど,他の地方の人に気に入ってもらえるかどうかはまた別の話.私は両口屋是清の「旅まくら」が好きなのだけれど,見た目がぱっとしないのでこういう用途には向かないし,納屋橋まんじゅうはけっこうおいしいものの,時間がたつと味が落ちてしまうし,と,なかなかいいものが見当たらない.そもそも京都に比べて名古屋のお菓子というのはステータスが落ちてしまうという面もある.


■2003/ 1/ 5(日)

久しぶりにレンタルビデオ店に足を運び,フランス映画であるところの「エトワール」を DVD で借り出して鑑賞.バレエの世界におけるプロフェッショナリズムの厳しさを知る.

アイスランドの地名や場所を理解するためのヒント.アイスランドの地名に含まれる語根のそうか,hver も laug も「温泉」を意味するけれど,hver の方が高温の温泉で laug の方が低温の温泉なのか.さすが温泉国,区別が細かい.

白菜・豚肉・エリンギ・白ねぎの煮物を作る.少ない水でゆっくり火を通すのがコツ.実はこの煮物,塩やしょうゆなどの調味料を一切加えていないためか,味が落ちるのが早かったりする.早く食べ切ってしまおう.


■2003/ 1/ 4(土)

よく歩いた一日だった.

手始めに,去年近所にできたコジマでホットクッションを購入.ホットクッションというのはホットカーペットの小型版(0.25 畳ぐらいの大きさ)をこう呼ぶらしい.パソコン売り場なども見て回る.郊外型の店舗なので売り場は十分な広さがあり,家電は品揃えが充実していてよい.もっとも,値段はヨドバシ・ドット・コムなどと比較する必要がありそう.

昼食は,表参道を入ったところの La Fée Delice でクレープ.卵とチーズとハムのガレット(日本でいえば,親子丼のようなものか)などを食べる.クレープといえば,Le Bretagne が有名であるものの,2周年を迎えたという La Fée Delice はやや割安であるものの味は同等で,サービスもよい.ただ,屋根から雨漏りがするなど,建物にはやや難があるほか,店の規模はやや小ぶり.

恵比寿で mont-bell のショップへ.mont-bell は山用品などの有名メーカーだけれど,小売りもしているのだ.駅のすぐ前なので,アクセスが便利.ただ,売り場がかなり小さく,品揃えはいまひとつ.山用品というと,関東ではどこで手に入れたらよいのだろう.

このショップで出会ったのが,ダッチオーブンという調理器具.主に野外で使われる鋳鉄製の超厚手鍋のことで,土鍋のように保温性が高く,しかも鉄製のフライパンと同様に強火でがんがん空焚き加熱することができるという優れた特徴を持つようだ.要は茶の湯釜を大きく作ったようなものであり,オーブンとブレジエールと圧力鍋を兼ねたようなものなのだろう.用途についていえば,ローストチキンとかステーキを作るのに打ってつけだといわれるものの,家庭のコンロとフライパンでは大量に炒めるのが難しい白菜やもやしといった野菜を炒めるのにも向いているのではないかと想像する.ところで鋳鉄製ということになると,手入れが面倒なのではないか,という点が気になる.アルミ製のもあるそうだけれど,アルミと鉄とでは保温性が違うと思うし,安全性も心配.ステンレス製のはないのだろうか.

夕食は,金目鯛の粕漬,湯豆腐,白菜のおひたし.白菜は,ナンプラーを酢・砂糖で割ったのをかけて,唐辛子粉を振る.


■2003/ 1/ 3(金)

明けましておめでとうございます.今年もどうぞよろしくお願い申し上げます.

弟が組み立てて父親が使っている PC の電源部と CPU クーラーが故障していたため,弟を先頭に,大須で代替部品を購入して動作するようになったのが昨日.最近は電源はファンの音が静かなタイプが出ているらしく,スイッチを ON にしても驚くほど静かなのに感激.うちのソーテックマシンは電源のファンがずいぶん騒がしいけれど,場合によっては電源を交換してしまうという手もあるのか,と.

その他,実家でのできごとといえば,David Lamb の Vietnam, Now の読了があげられよう.夏の金沢研修にも持っていって読んでいたので,半年ほどかけて読み終えた計算だ.アメリカ人のベトナムに対する考え方を知るのには役に立つ本のようだった.

今日は,小雪舞う新横浜駅に降り立ち,長津田経由で帰宅.会社用と自宅用のマシンの Windows Update などを実行.