みしっく今日のひとこと - 2002年7月


■2002/ 7/31(水)

中国製「健康食品」での被害が相次いでいる問題で.一番責任重大なのは日本の厚生労働省でも中国の厚生担当部局でもなく,「健康食品」の製造業者のはずなのだが,「工場からのレポート」とか,「社長の記者会見」とかをテレビで見た記憶がないのは,やはり……?


■2002/ 7/30(火)

この研修先では,壁紙やスクリーンセーバーをかっこよく凝ったものにすることが一つの文化と化しているといえるほど普及しているようだ.前の研修先でも似たような傾向が見られたのだけれど,私の職場ではこの傾向はごく限定的なものにとどまる(私など,スクリーンセーバーは社内限定 PHS と私用 PHS の番号をスクロールさせて表示するだけという,味気ないものにしてしまっている……).不思議なものだ.

鱗町においしい定食屋さんがあることを知り,昨日今日と通っている.日替わりの定食のほか,ビールや日本酒と,酒肴になるような料理も出すお店.客層のためか,店内は静かで,お花なんかも生けてあって,料理はごく普通の家庭料理なのだけれど,味つけが絶妙で,おいしいとはどういうことかをわかっている人が作っているのだ,と感動する.今日の日替わり定食に入っていた小鉢は,ずいき(おそらく生)を甘酸っぱい梅酢にひたしたもので,ことのほかおいしかった.


■2002/ 7/29(月)

社員食堂は,なかなか.A定食は580円ながら,メインとご飯・みそ汁,それにおかずが3品付いていて,おいしくて栄養バランスも取れているので,最近は通い詰めになってしまった.

職場の派遣さんたちは,お弁当派,社員食堂派,カップラーメン派に分かれている.お弁当派はほほえましいのだけれど,カップラーメン派は大丈夫なのかなと思ってしまう.


■2002/ 7/28(日)

買い物など.職場へのみやげ物を共同で買いに,大和という名前の百貨店へ.定番のきんつばもいいなと思いつつ,干菓子中心の品揃えのお店で見つけた「加賀宝生」というお菓子に心動かされ,値段も手ごろだったので,購入.やはり菓銘は重要だと思う.竪町商店街を歩いていると,「野々市じょんからまつり」のキャラバン隊に遭遇.野々市町で盆踊りみたいなのを中心とするお祭りを来週末に開くらしく,その宣伝に来たのだそうだけれど,野々市ってどこだったっけ.

David Lamb の新刊,Vietnam, Now を読む.著者はジャーナリストで,ベトナム戦争時には従軍記者として,そして復興後の97年からは駐在記者として,と2度にわたってベトナムに長期滞在したときのエピソードを豊富に盛り込みつつベトナムの文化・社会を批評する読み物.読んでいると,鶏のだしがぎゅっと詰まったスープをすすりながら食べるフォーを味わいたくなった.


■2002/ 7/27(土)

研修の中休み.研修生仲間と兼六園へ.近江町市場で昼食と食料品の買い物.酢の物にするとおいしいそうめんかぼちゃ(「糸瓜」という名で売られていた)を八百屋さんの店頭で見つけ,心ひかれる.バーゲン中の無印良品に立ち寄り,お麩屋さんで自分用のみやげ物を買い求め,お抹茶と生菓子でくつろぐ.

それほど暑くはないながら,日差しはきつい.帽子を持ってきていればと思った.あるいは,山を歩いていて森が途切れたときによくやるように,タオルを頭に巻きつけるというのも,悪くない.

泊まっているホテルでは NHK の BS 放送を見ることができて,例によって France 2 のニュースなどを見ようとしたところ,テレビが二重音声対応でないことが判明.吹き替えの日本語音声の方が音量が大きいため,フランス語の方はかき消されてしまって,ちょっと興ざめだ.


■2002/ 7/26(金)

研修5日目.

東京では JANOG が開催されていて,こちらも参加したかったのだけれど.


■2002/ 7/25(木)

研修4日目.


■2002/ 7/24(水)

研修3日目.

旧配属先の事業部と他の事業部と合同で飲み会が開催されるらしいのだけれど,昨日の午後からかなり体調を崩していたので,今日はいさぎよく遠慮することにした.

ひとり宿への道を歩いていると,韓国の K さんから電話.来週後半開催の KS で東日本に来るので,私は KS に参加できないのだけれど,せっかくだから会おうという話で,近況報告などしていると,私の話すスピードが遅くなったのを耳ざとく気づいた K さんに,"Vi tute forgesis Esperanton?" と聞かれてしまった.きつすぎ.確かに話す力がどんどん低下しているのは否めない.語学というものの趣味としての短所として,「下手なら下手なりに楽しめるということがない」という点があると指摘されているとおりで,きちんと会話力をつけておかなければ.っていうか,はっきり言って韓国語の方がずっと意思疎通が図れることは間違いないと思うのだけれど,それを言っちゃあおしまいだ.


■2002/ 7/23(火)

研修2日目.座学が続く.オフィスの近くの施設の会議室を利用していたため,冷房がやや強すぎるきらいがある.

夜は,旧配属先の事業部の同期で飲み.居酒屋で飲むのはやはり落ち着かないものだ.


■2002/ 7/22(月)

研修のため,早起きして飛行機に乗る.

行きの飛行機は,空港へのアプローチの途中,けっこう揺れた.落ちるはずはないと知っていても,下向きに機体が引っ張られると,生理的に怖くなってしまう.そもそもジェットコースターという乗り物からして苦手なのだし.梅雨がまだ過ぎ去ってはいないらしく,一時激しく雨が降ったものの,研修先へ向かう途中に降り止んだ.

研修先は,もともと小高いところにあるためか,食堂からの眺めがとてもよい.手の届きそうなところに伸びる山並みを見渡していると,京都で東山・北山をかけめぐったときのことが懐かしく思い出される.前の研修先はオーシャンビューのオフィスだったし,今日来ているところは山並みが続く景色を擁する.なのに,私のいまの職場はブラインドを上げてもビルしか見えず,雑木林さえ見えないというのは,わびしい限りだ.ただ,金沢の人たちは自動車通勤の人が多いらしいのだけれど,これは環境負荷の観点からはいただけないなと.充実した公共交通機関と自然に恵まれた環境というのは両立しがたいものなのだと思う.


■2002/ 7/21(日)

仕事.

帰ってきて部屋の温度計を見ると,室温は自分の体温とちょうど同じぐらいだった.こう暑いと,お皿なんかもぬるくなってしまっていて,冷たいトマトなんかを盛りつけるには不都合なので,急きょ冷蔵庫に入れて冷やしたり.食器を温めるのはお湯さえあれば簡単だけれど,冷やすのはそうでないという非対称性があるのだ.さすがに食後は暑さを不快に感じるようになって,エアコンをつける.涼しくはなったものの,エアコンから水漏れしてしまい,あわてて洗面おけやコップを出動させるはめに.パソコンが水をかぶってしまってはまずいし,寮長に相談してみる必要がありそうだ.


■2002/ 7/20(土)

一日中,家でごろごろ.生産的なことといえば,昨日までの研修のレポートを書いて出したことぐらい.

夕食は,釜揚げ桜えびのおろしあえと,焼き麩とみつばの卵とじ.微妙に手間のかからないメニューではある.

久しぶりにワインを開けた.ドイツの,Schloss Reinhartshausen 1995 という白ワイン.辛口で,わずかに発泡して,干し果物みたい香りがして,酸味は強すぎず,さすが!なワインだった.


■2002/ 7/19(金)

修理に出したモニタはまだ戻ってこないのだけれど,日記はとりあえず書けるようになりました.

昨日今日と,研修で幕張へ.真新しいオフィスビルで,眺望もすばらしい.KRP を思い出してしまうような場所だ.ご飯はおいしいし,冷房もきつすぎず(体感温度29℃ぐらい?),環境に恵まれているこのオフィスで行われている後方業務の内容を見学.

昨日は研修の帰りに,カルフール幕張店に寄ってみた.カルフールといえば,フランスでは名の通ったスーパーらしいのだけれど,日本にはわずか3店舗を数えるのみで,ぜひ寄ってみたかったのだ.幕張店の印象は,やたらと大きい駐車場に,やたらと平らで閑散とした売場.食料品の品揃えと値段は可もなく不可もなし.輸入食品は比較的豊富で安価.ワインにはかなり力を入れていて,幅広い品揃えでしかも割安に値付けされているのがよい.洋なしのジャム,びん詰めのルイユ(プロバンスで使われるにんにくのソース),鴨のパテ,ワインをハーフで2本(Cahors と Muscadet),それに最近うちでは定番となった感のある Fortnum & Mason の紅茶を購入.


■2002/ 7/13(土)

暑い日が続く.

ソーテックパソコンの液晶モニタを修理に出すので,1週間ほどの間,日記は更新できません.パソコンは現在のところ1個壊れても大丈夫なのだけれど,モニタはそうでないのです.


■2002/ 7/12(金)

ご無沙汰してます.帰宅後3,40分で寝るという生活をしていると,日記を書く時間より睡眠時間を優先させてしまうのです.最近はメールを読む時間さえ置き去りにしてしまって,友人知人には申し訳ないばかり.携帯の方に送ってくだされば確実に読むことができ,短い返事も返せるのですが…….

駅前のスーパーに寄る.お弁当でも買って帰ろうか,と思ったけれど,残念ながら適当なものが見当たらなかったので,生そばを購入.ところで,東京は,そばがおいしい街だ.日本の麺類というと,名古屋のきしめんは別として,東京のそば,関西のうどん,山梨のほうとう,九州のだご汁,沖縄の沖縄そば,といったところだけれど,やはりいちばん口に合うのは東京のそばで,そのそばがおいしいというのはなかなかうれしいことなのだ.スーパーにも色や太さなどが異なるいろいろな種類のそばが並んでいて,それぞれ試してみたくなってしまう.今日は更科そばを選び,さっとゆでて冷やして,添付のそばつゆと別売りのわさびと,冷や奴とミディトマト.最近,お茶を入れるのは時間が惜しいからと省略してしまうのだけれど,今日は緑茶を入れてみて,優雅な夕食の時間を過ごすことができた.

23時すぎ就寝.


■2002/ 7/ 7(日)

梅雨の中休みなのだろうか,透きとおるような青空のはるか高くに巻雲なんかも眺めることができる.気温はまだそれほど高くなくて,風はやや強すぎるが,洗濯日和・海辺日和.

メールを書こうとして,巻雲ってエスペラントでどういうんだろう,と辞書を繰ってみると,ciruso というらしい.つぃるーそ.発音では全然ピンとこないけれど,もとの単語を知っている人がつづり字を目にすればすぐ了解可能な単語.グラフィックアクセラレータのチップを作っていた会社にも似たような名前のがありました.

日本語韓国語英語エスペラント
巻雲권운cirrusciruso
巻積雲권적운cirro-cumulus
巻層雲권층운cirro-stratus
高積雲고적운alto-cumulus
高層雲고층운alto-stratus
層積雲층적운strato-cumulus
層雲층운stratusstratuso
乱層雲난층운nimbo-stratus
積雲적운cumuluskumuluso
積乱雲적란운cumulo-nimbus

となるらしい.ちなみに;

もっとも,雲を表現するのには,こういった単語を頭から覚え込もうとするよりも,雲の形や現れ方を表現する動詞や形容詞,「○○に似た雲」というときの○○に当たる単語を覚えた方がずっと役に立つことは確かだ.

鶴見大学へ.鶴見駅近辺には鶴見線,横須賀線なども走っていて,線路を眺めていてなかなか飽きない場所でもあった.


■2002/ 7/ 6(土)

週の後半はなかなか大変だった.起きてから50分で家を出て,帰宅後30分で就寝という生活.かろうじてメールだけは読んでいたものの.

Unicode の文字実体参照でハングル日本語交ぜ書きページが作れるということは,エスペラントの字上符つき文字も同様にできるはず.

Ĉ havas ĉapelon, sed C havas ne,
Ĝ havas ĉapelon, sed G havas ne.
「星かげさやかに」または「燃えろよ燃えろ」のメロディーで!

ディナー・ラッシュなる映画が日本で8月に公開されるらしい(レビューはたとえばこちら).ディナーラッシュというのは,レストランでの最多忙時 coup de feu のことを意味する表現.その名のとおりイタリアンレストランに取材した映画で,公式サイトの Flash にはおそらく映画の中で登場するのであろう料理のレシピなども載っていて,興味をそそる.

配給は Cinema Parisien.主にフランス映画を日本に輸入する会社だとのこと.

昼食・夕食は,塩鮭あら・大根・にんじん・白ねぎの煮込み.塩鮭は甘口でおいしいのが手に入った.北海道産だとのこと.切り身を使ってもいいのだけれど,あらの方がおいしいと思う.この料理と同じアイディアで,塩豚・じゃがいも・たまねぎ・にんじん(・クローブ・ローリエ)の煮込みを以前作った記憶がある.


■2002/ 7/ 3(水)

韓国のマスコミは中国語の固有名詞を現地音表記するので,「法輪功」が 파룬공 になったりして,まぎらわしいことこの上ない.最初の1文字からして,「파 っていうと……破壊の破?波涛の波?」などと迷ってから,実は「ファ」が파に化けたのだと気づくと脱力してしまうものだ.장쩌민(江沢民)みたいに何気なく人名っぽくってそれでいて韓国語の漢字音には絶対現れない音が交ざっていたり,덩샤오핑(トウ小平.등소평 と韓国語読みしているのも目にしたことがある)みたいに -iao などの特徴的な音が入っていたりすると,中国音表記なのだと気づくこともできるのだけれど.

読者さんからの問い合わせでちょっと調べてみたところ,アイスランドの平地での気温はいちばん寒い1月でも秋田市なみで,シカゴやウィーンより高い,とアイスランド航空.むう.8月のレイキャビクでもずいぶん寒いと思ったのに.シカゴなんか,別名 "Windy City" というくらいだから,もう毛皮のコートのえりを立てて歩かなきゃいけないかもしれないぐらいの寒さなのかも.

冬は苦手なみしっくなのです.

プロフィールを現状に合わせて更新.


■2002/ 7/ 2(火)

今日はちょっとやるべきことがたくさんあったので,夜遅くまで.


■2002/ 7/ 1(月)

半休の日.

午後は,大手町ビルという古き良きビルに出向き,某 UNIX ベンダーさんの認定試験を受ける.Windows 端末に向かってマウスで正しい答えを選択するという形式で,4択の問題が80問.時間は120分とたっぷりある.BOOTP の設定ファイルの名前を問う問題,コマンドのオプションや実行順序を問う問題など,割と単純な,おぼえていなくてもマニュアルページなどに書いてありそうな知識を問う問題が並ぶ.中には首をかしげてしまうような問題もあって,NFS について誤っている記述は次のうちどれ?という問題に,「サーバは各クライアントがどのファイルを open しているか把握していない」などに交じって「4) NIS にかなり依存している」という選択肢を見つけたときには苦笑せずにはいられなかった.「かなり」依存しているっていったいどういうことだろう.「下記は NFS でエクスポートするファイルシステムを設定するためのファイルのセグメントです」といった問題文も問題含み.要するに /etc/exports のうちの1行を取り出しているのに過ぎず,それなら「セグメント」ではなく,「一部」と訳すべき.全体的に出題者の意図を汲み取りにくい問題が多い.

標準出力と標準エラー出力を同じファイルにリダイレクトするときの記述方法を問う問題,ディスクをひとまとめにして取り扱う方法を設定するとき所定のスペシャルファイルを作成しなければならないがその方法を問う問題など,いい問題も含まれていたけれど,試験内容の大幅な改善を望みたいものだ.

などと書きながらも,いちおうパスすることはできたので,あとは受験料を振り込んで,認定証が送られてくるのを待つばかり.

家では,夏物の衣類の仕上げにちょっと気に入らない点があったので,裁縫道具を持ち出して,小幅修正を施したり.