みしっく今日のひとこと - 1999年12月


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★ひとこと目次 ◎ほーむ


■1999/12/31(金)

いよいよ大晦日.この一年間も,すごいことがたくさんあって,楽しかった. 満ち足りた年だったように思う.

今年の私を10個のトピックでまとめようとすれば,

といったところになるだろうか.


■1999/12/30(木)

ふと思い立って,うちのマシンで,ユーザー misick をグループ operator に追加. これで shutdown するのにいちいち su する必要がなくなる. しかしなぜいままでこうしようと思わなかったのだろう.

メール関係のソフトを作るときには,Unicode も使えるようにしておかないと生きにくい世の中になってきたようだ.Perl5 では Unicode::String というモジュールが使えるらしいので,取ってきて眺めた.

RFC 2298 "An Extensible Message Format for Message Disposition Notifications",
RFC 2554 "SMTP Service Extension for Authentication"
に目を通した.どちらもしばらく前まで私の視野には入っていなかったものだ. きちんと知識を update していかなければ.

昨日友人宅で見た洋菓子の本に「スフレオムレツ」というのがあった. 粉は入れずに砂糖だけ入れて別立てで生地を作って, バターを溶かしたフライパンで普通のオムレツと同じように焼けばよいらしい. さっそくまねをしてみた.なお,今回は夕食として食べようと思ったので, 砂糖を入れずに作った.

作ってみたところ,フライパンで焼いた結果, 焼き肌が普通のオムレツと同じ,かりっとしたものになった. それに,こげたバターの香ばしさがプラスされて, 普通のオムレツと似たような味に感じられた.中が多少ふわふわしてはいるものの, 粉が入っていないからだろうか,スフレとはずいぶん違ったものになった. お菓子として出されたらちょっと引いてしまうかも. それと,デザートとしてはけっこうボリュームがある一皿だと思う.

Internet Week 99 私的レポートをちょっとだけ書いた.


■1999/12/29(水)

まだ頭が痛いし,食欲もない.年内はゆっくり休むとするか…….

ここ1か月ほど,うちの CD ラジカセが韓国製の CD の再生を拒むようになってしまった.CD をセットしても, 数十秒間回り続けて停止するだけで,おそらく CD の目次に相当する部分が読み込めていない模様.しょうがないので cc(という名前の PC)で再生して,イヤホンで聴いている.

そういえば,韓国語の「チンチャ」という表現は, 日本ではあまり習わないですよね.日常会話では "Really?" というようなシチュエーションでよく使うみたいだし, いちおう,辞書には
[名]1本物.
2〈俗〉本物,本当.
3《副詞的に用いられて》本当に.」(小学館『朝鮮語辞典』)
とあるのだけれど.

「チンチャ」の反対語は「カチャ」なので, 一部日本人の間では「カチャもん」(表記不明)という用語が通用するとかいう. コピー商品とかのことをいうらしい. お店で,「それカチャもんちゃうん?」とかいうように使うらしい. 某大学生協では NASHONAL ブランド(NATIONAL でないのに注意)の短波ラジオを売っていたのだけれど, これもカチャもんの一種なのだろうか.

久しぶりに銭湯へ.あったかくって,さっぱりした. 1月2日は朝からゆず湯をやるそうだ.お風呂屋さん休めないから大変かも.

銭湯で体重を量ったところ,普段より1キロ〜1キロ半ほど減ってしまっていることが判明. ほとんど何も食べていないからそんなものか.明日からはたくさん食べよう.

夕食は五分がゆ5勺(炊飯前),寄せ豆腐 250g,白菜のゆでたのに, きゅうりのぽりぽり漬け.究極の手抜きとして知られる, 「1素材1品作戦」を実行したもの.手抜きだけど, どれも私の好物・私好みの味つけなので,楽しく食べられる.

昼食の麦・粟入りご飯3勺(炊飯前)程度と豆腐 100g を合わせても, 基礎代謝にも満たないので,この食生活は持続可能でない:-1. が,運動さえしなければ,このぐらいしか食べなくても短期的には体の状態がおかしくなることはないということがわかった.

年賀メールは,帰省の日程の都合上,来年は1月4日以降の送信となる見込み. まだ送信スクリプトも書いていない. 95年までは実家の 98 で DOS の上で XTR + jperl + UUPC(98用の)といったソフトウェアたちを走らせるという妖しい構成で年賀メールを送っていたのだけれど, 最近は下宿のマシンを使うことにしているので.

おせち料理で食べたいものは,伊達巻き,かまぼこ,黒豆,栗きんとん, たつくり,ぶりの入った昆布巻き, かたまり肉の煮込み(豚肉のクリーム煮込みでも牛肉のトマト煮込みでも可), 焼き豆腐の入った煮しめ,あと何があるだろう.

とりあえず私はまだおせちだけはでき合いのものを買うことにしている. 伊達巻き,かまぼこ,黒豆までを買った. 前の二つは保存料が入っていないかどうか注意しつつ.


■1999/12/28(火)

ちょっと楽になったので,学校へ.しかし, 農学部図書室は今日から休みとの貼り紙を発見.一日早く休むなよ(;;

やはりまだ頭がぼうっとしているようで,帰り, 高野川と賀茂川を間違えてしまった.

今日の用例:

「(1月1日に)いっしょに初詣に行こうとかいう, かっこ付き恋人もいなくて,さびしがっている寮生がいて,……」
「かっこ付き」という表現は一部の左翼の人々を中心に使われるもので, 「私と立場を異にする人たちが○○という名前で呼ぶが, 私の立場では○○とは呼びたくない.だけど,私の立場からの呼び方がないか, あってもマイナーなので,または『○○とは本当は呼びたくないんだよ』ということを強調したいので, ○○と呼ぶ」というときに○○に冠して使う表現だと理解している. 口語としては,聞いて直ちに理解されないことがあるし, 偏った立場に立っているという印象を与えるおそれもあるので, 私は使わないことにしている.

この表現は通常,「かっこ付き反対」とか,「かっこ付き左」とか, 「かっこ付き改正」などのように使われると理解していたので, 取り合わせが新鮮な用例だった.

この表現,どこかの国語辞典に載っているのだろうか.


■1999/12/27(月)

未明,体が熱っぽいのと,寒気と,吐き気とで目がさめた.のどもいがらっぽい. たぶんかぜだ.とても寒くて,エアコンをつけた.そのまま, 朝までうとうと.6時ごろになると,炊飯器からご飯の匂いがしてきて, 吐き気がさらに悪化した. つわりのときこの匂いがだめだという話を聞いたことがあるが,納得がいった.

ご飯が炊けても食べる気にならず,ずっと体の状態が移りくるのを見守るばかりだ. こういうときは心細くなるもので,さるべき人に電話しようにも,帰省していたり. だから休みはちょっときらいだ.

しかし,昼をすぎると,状態が安定してきた.吐き気と寒気はおさまって, 熱っぽいのみで,意識レベルがやや低いし,脈も子どものときよりずっと速いけれど, それほど不快でなくなった.

考えてみれば,きのうはちょっと張り切りすぎたのかも.

バニラの香りがほどよいプディングとか,らくがんとか, 大豆の香りがする豆腐などがあればよいものの,ないし, とりあえず食べなくても平気のようだ.


■1999/12/26(日)

時間ができたので,今日は雨上がりの大文字山に登った. 銀閣寺からと,鹿ヶ谷から,合わせて2回登った. いつもより時間をかけていろいろ見て回っていたら,暗くなってしまった. 送り火の火床から眺める下界は灯がともりつつあってきれいだったけれど, ちょっと心細かったのも事実.

ここのところ,年賀状のことが私の周りで話題になっている. 私は例年,年賀状は原則として郵便で出さず,メールですますことにしている. もちろん1枚もはがきは書いていない. メールの文案は思案中だが,今年こそ, 文字絵を使ったきれいなものにしたい.

今年は2000年問題という特殊事情があるので,1月1日に送るかどうかまだ決めていない. 特に学術系メールアドレスには,例年以上に慎重に送ろうと考えている.


■1999/12/25(土)

まぐまぐクリスマス企画が終了.
広島だったけれど,ホワイトクリスマスになった.
私は去年と同様,トナカイの役.楽しかった.

やっと冬休みだ.いつも時間がなくてできないでいる用事を片づけてしまいたい. 主に本や文書・資料を読んだり書いたり整理したりして過ごすことになるのだろうけれど, マザーの交換とかもしてみたい.もちろん学校の宿題もきちんとやらなければ.


■1999/12/22(水)

あいかわらず冷え込みますね.

それで,アルミサッシがけっこうひどく結露してしまったり.
落花生油が白濁してしまったり.

日本ハムのえび春巻を買って,しばらく食べ続けている. 大手メーカーの加工食品なので,あまり期待していなかったが, 調味料がきつすぎるとかいうことはなく,けっこうおいしかった. 自分では春巻はなかなか作るのが面倒で作らないので,この商品は買いかもしれない.

近くのスーパーであんこうの肝が売られていた.100g 480円. そんなにたくさん必要なものではないので,値段は手ごろだと思う. ひと冬に一度は口にしたい味だ.洋風に料理してもおいしいかもしれない.


■1999/12/21(火)

日ごろ使っているバッグを,最近買い換えた. もとのは2年ほど前に買った赤いナップザックだったが, 新しいのは TARAS BOULBA の鮮やかな黄色のナップザック.容量は 28 リットルで, もとのより少し小さめだ.

古いバッグは,ファスナーが壊れてしまって, ときどき開いてしまうようになったことが主な理由だが, もうひとつ理由がある.

赤のザックは,ひょっとしてけものを興奮させてしまうかなあと思ったからというのが, その理由だ.

闘牛士は赤のケープっていうんだっけ,布を使って牛を興奮させるし, もしたとえばツキノワグマに出会って, このザックのせいでけがをしたらつまらないなあと思って, 色を変えてみたというもの.

もとのバッグを買う前も赤いザックを使っていたこともあり, みしっくというと赤のザックというイメージが定着していたようで, 方々で声をかけられてしまった.


■1999/12/19(日)

一部の報道をきっかけに,2000年1月1日にみしっくの動作に不具合が生じるのではないかという懸念が発生している:-)ようなので, 遅ればせながらみしっくの西暦2000年問題への取り組みについてを書いた.

旧ページを消した.


■1999/12/18(土)

InternetWeek 99 が終わり,帰宅.

やー,いろんなことがあった.いろんな人がいた.いろんなことがわかった. すごく充実していた1週間だったと思う.

たまっていたメールは五百数十通.師走というだけあって, 重要なメールもけっこうたくさんあるからたまらない. それから,なぜか留守電にメッセージがたくさん. 留守電のメッセージは横浜にいる間も毎日チェックしていたのだけどね.


■1999/12/17(金)


■1999/12/16(木)


■1999/12/15(水)


■1999/12/14(火)


■1999/12/13(月)

この日から17日までの欄は19日に書いたもの.

InternetWeek 99 に参加するため,寝台急行〔銀河〕で,一路横浜へ.


■1999/12/12(日)

ここ2週間,ほぼ毎日研究室にいる.卒論で忙しいからなのだが, それもあって,方々に不義理をすることになってしまって, 心が痛む.「ミシは,やるときはやるんだが,欠点は, なかなかやる気にならないことだな」などと,批評されていそうだ. 公私双方で,負わなければならない重荷がたくさん.

明治初期の太政官布告と偽ったにせ「万歳三唱令」がこのごろちまたを騒がせているが, その原本が手に入らないものだろうか. ネット上某所の掲示板で98年夏にこれについて触れていることはわかったのだが.

明日から,InternetWeek 99 に出かけるので,17日まで更新をお休みします. インターネットと名のつく催しに参加するのに,更新ができないなんて, 不思議ですよね.


■1999/12/11(土)

ぶりとろの刺身を買って食べた.濃厚なアミノ酸系のうまみと動物性脂肪の味が, 私の舌を魅了してしまう.まぐろの大とろや霜降りの上等な牛肉に似た感触で, なぜか,近寄ってはいけないもののような妖しさが感じられる. それは,熟れた洋なしの香りから感じるものと同じだ.

科学誌 Nature のバックナンバーを調べるついでに, 雑誌『暮しの手帖』の40年ほど前の号を閲覧. 高度経済成長前の庶民の暮らしがまざまざと目の前に浮かぶようだ.

食品の原材料表示を義務づける法律がなく, 牛肉の缶詰と偽った馬肉缶が堂々と売られていて問題になっていたのはこのころだった. 小さな子どももいる学校教員の若夫婦が6畳ひと間のアパートで暮らしていて, いろいろ苦労があって大変だという記事もあった. マンションの普及していなかった当時のこと, 彼らは本当に小さな一戸建てを新築しようとするのだが,土地はないし, 貯金も月給の3か月分くらいしかないし,苦労に苦労を重ねたようだ. 食卓の豊かさもだいぶ違う.男女差別もいまより激しかったようだ.

そういった記事を見ていると,当時の暮らしは, 私やその周りのいまの状況からはずいぶん遠いもののように思われる. 私は食べるのに困ったことはないし. しばしば「ほかのものを犠牲にしてまで経済成長がそんなに必要なのか」という議論を聞くことがあるのだけれど, もし私が当時の庶民だったとしたら,そして, 世の中のことについてよく知っていたとしたら,やはり経済成長を選択しただろう.

だから,中国や発展途上国が経済成長を進めようとするのはよくわかる. わかるのだが,…….

蛇足だが,日本では政策の不備のせいでその経済成長の恩恵を余分に受けた層が発生してしまい, 各個人に原因・責任がないような分配の不均衡がある面では拡大しているのは残念なことだし, この点ではもっとやりようはあったと思う.しかし,各当事者の利害がからむだけに, なかなかバランスのよい政策というものは実現が難しいものだ.


■1999/12/10(金)

変形菌(菌類の一種)に追いかけられて,足の一部が食われてしまう夢を見た. 不思議な夢だった.実物を見たことはないのだけれど, 変形菌がそんなに速く動けるはずはないのに.


■1999/12/ 9(木)

不思議な鍋パーティーに招待された.ヒラタケ・クリタケ鍋のパーティーだ.

クリタケはうまみがぎゅっとつまった感じの奥の深い味わいだった. ヒラタケは,人工栽培もされていて, 何とかしめじという商品名でスーパーなどで売られているが, それよりずっとおいしかった.

食べなかったが,ほかにアラゲキクラゲ,ホコリタケ,オオキツネタケがあった.

うちから持っていったスダジイの実をオーブントースターで焼いて出した. クリのような味がしておいしかった.

スダジイの実は,いわゆるドングリの仲間だが,渋抜きをせずに食べられるので, 利用価値が高い.しかし,虫にはあまり食われないようで, 採集してから1か月ほどが経ったのに,大部分が食べられる状態だった.


■1999/12/ 8(水)

このほどサービスを再開した手動サーチエンジンはやぶさは, サーチエンジンの常識を覆す存在だ.同ホームページによれば,特徴は

だという.

サーチエンジンとして機械でなく人間を採用することにより, 複雑なクエリーであってもサーチエンジンが理解し,適切に処理することが可能となる. また,対象ページの内容を意味・文化レベルまで高次に解析することも可能となる. 特に,画像・音声の内容理解が簡単に行えるという点に,他のサーチエンジンの追随を許さない点がありそうだ.

そもそもサーチエンジンは,単純な単語が検索されればよいというものでなく, 通常は何らかの問題を解決する手段として使用されるものである. このサーチエンジンでは,人間を全面的に使用していることから, 場合によってはその問題の解決にまで踏み込んだ対応ができる可能性も評価したい. システムの2000年問題対応性が万全だというのもポイントが高い.

もっとも,このサーチエンジンには, 他のサーチエンジンに比べて応答時間が5桁ほど悪いという欠点が見つかっている. その他,ネットワーク上の大量の HTML 文書のうちどれだけをカバーしているのかという疑問も出されている(とはいっても, 他のサーチエンジンでもカバー率は半分に遠く及ばないという).

極めて個性的なこのサーチエンジンは, 既存のサーチエンジンと競合するものではなさそうだ. 読者諸氏には用途にあった使いわけを提案したい.

って,本気にしないでね:-) パソコン雑誌の製品紹介記事風に書いてみたくなっただけだから.


■1999/12/ 7(火)

菌類の研究者として有名な相良直彦先生が, 授業で「ぼくはもともと学生時代,特に生物が好きというわけではなかったし, 当初はアカマツ林の植物群落を研究していたのだが, 真菌の研究者が少なかったので,真菌をやることにした. 凡庸な人間が先進的なことをやるには他人のやっていないことをやるしかないし, なんでもやってみるとおもしろいものだ.それで,いろいろ逃げたりもしつつ, 流れ流れて,今日に至っている」などと,自分史を語っておられた. 継続してわかりやすい業績をあげられているし,きのこや森林に関する知識も豊富で, フィールド系ではすごい先生なのだが, 「生物が特に好きではなかった」という点は意外だった.

私自身も研究の道に足を踏み入れているので,参考になる点がいろいろあった. いまもらっているテーマはまだ他人がやっていない大きな分野で, 踏み込んでいけばいろいろあると思う.きちんと取り組んで, いろいろ試していきたいものだ.

ボイルした牛すね肉を買ってきて,トマト水煮缶などと煮込んで, シチューにした.1時間ほどで火を止めて食べた. もっと長く煮込んだ方が食べやすくなったかもしれないが, 牛特有の味がしっかり出ていておいしかった.


■1999/12/ 6(月)

夕食には,出町柳の秋桜(こすもす)で出されている沖縄料理, あーさ汁を作ってみた.あーさというのは海藻の一種で, 洗って乾燥させた状態で売られている.

あーさを一つかみほど水に入れて沸騰させ,塩・しょうゆで味つけをし, 豆腐をさいの目に切って入れてできあがりだ.ゆうに4人分はできた.

水を吸ってとろんとしたあーさからは磯の香りが立ちのぼり, お椀いっぱいが鮮やかな緑色になって,目にもおいしい.

ドメイン名 misick.org を取得した.

ということで,来週末にはこのホームページは http://www.misick.org/ に移転することとしました.お手数ですが,ブックマーク, リンクなどの書き換えをお願いします.

また,私の現在のメールアドレスは今後も当分の間は有効ですが, 10年後まで確実に有効なメールアドレス(というと,鬼が大笑いするかも)としては (削除) を用意しましたので,もしプライベートなメールを送られる際は, なるべくこちらをご利用ください.

リンク集にネコとおさんぽバイクでおさんぽを追加.


■1999/12/ 5(日)

学校が,電気設備の点検のため夕方まで停電. うちの建物の扉はテンキーに暗証番号を入力して解錠する方式なので, 建物にすら入れなかった.しくしく. 留学生センターの青谷先生も,「明日の授業のレジュメを作ろうと思って来たのに, パソコンの電源が落ちてしまって作業できない」とぼやいていた.もっとも私の場合, ファイルサーバが落ちている以上,仮に建物に入れてもほとんど研究ができない. しかし,附属図書館は午前中から電気がついていた.謎だ.

それで,河原町方面へ買い物に. ちょうど市役所前でフリーマーケットをやっていた. 蛸薬師通河原町西入ルの大栄食品でジャムを4びん買い求め, ついでにドイツ製のフルーツケーキも買ってしまった.思いのほかおいしい. こういう商品はいろいろな言語で原材料名などが書いてあって, それを解読するのも楽しい作業だ.

夜は,ほぼ1か月前に採集した樹木の標本を, この分野に詳しい友人の助けも借りつつ,図鑑と照らし合わせて,種を同定した. 少しだけ賢くなれた気がする.


■1999/12/ 4(土)

最近,友人の誕生日パーティーを主催した. その友人の「信奉者」が遠方にいるそうで, その人から,22本の真紅のバラが贈られてきたので,そのおすそ分けにあずかった. 本数は,22歳を迎えた友人の年齢に合わせたものだ.

華道に興味があるなどといいつつ,部屋に花を飾るという習慣はないのだけれど, バラをワインのびんに生けて食卓に置くと,雰囲気がぐっと華やいで,よい.


■1999/12/ 3(金)

為替相場の関連で研究をされている方が, 何人かの為替のディーラーにインタビューした経験を聞く機会があった.

氏によれば,現場ではマーケット・コンセンサスが一番大切で, ディーラーにとって重要なのは,ニュースなどについて, 市場の多数派がそれをどう評価し, それをきっかけにどう動くかというのをいちはやく学ぶことだという. そのために,他のディーラーと活発に意見交換して, 自分の考えを修正していくのだという.

最近,卒論の研究に忙しくて,なかなか洗濯できずにいるうちに, 洗濯物がたまってしまった.
位置づけて洗っていかなければ.

ただ,家にいないことが多いので,洗っても外には干せず, なかなか乾かないというのも悩みだ.


■1999/12/ 1(水)

最近,京都大学周辺で活動するフォークバンド Bra-T(ブラティー)が一部でブームになっている.アルバムが売られているが, その CD は裏面が金色に輝き, 表面にはタイトルが記載された粘着テープのようなものが貼ってあるだけという, よく言えば内容で勝負という感じのものだ.

アルバムに入っている「カノン」という曲は, 有名なパッヘルベルのカノンのメロディーを下敷きにしたもので, 歌詞もこのパッヘルベルのカノンに関する思い出を歌いあげたものだ. 和歌の本歌取りにも通じる作風がなかなかよいと思った. その他の曲はいまひとつぴんと来なかった.

NewYork Times の記事, 毎日新聞夕刊などの報道によれば,日本時間今日未明,WTO の閣僚会議が始まった, シアトルで,市民団体などの抗議が広がる中,警官が催涙弾を発砲, 市が外出禁止令をしくなどしたという. 詳細は不明だが,私はどちらの側の力に訴える動きにも反対だ.


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