みしっく今日のひとこと - 1999年9月


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★ひとこと目次 ◎ほーむ


■1999/ 9/30(木)

学内で,古い日本経済新聞を見つけた. 発行年月日は「昭和33年4月3日(木曜日)」と書いてあるので, いまから41年半ほど前のものだ.全面,茶色く変色しているだけでなく, 紙のしなやかさが失われていて,折り目部分がぼろぼろになっている. いまの新聞と同じ判型だが,ページ数は12ページしかない. 定価は「1カ月300円・1部10円」となっている.

1面トップ記事は,「当分暗い輸出見通し 繊維, 悪化の一途 立直り 下期か明年度」. いまではむしろ輸出し過ぎだとして叩かれることが多いが, 昔は輸出振興・「外貨獲得」に国をあげて取り組んでいたようだ. 一方,社会面(11ページ)のトップ記事は, 松山市で「主婦の店」チェーンが安売り攻勢をかけ,売上げを伸ばしているという, 1面トップに比べてやわらかい内容の記事だ.

「やさしい経済学」「私の履歴書」などはいまも同じ連載記事が続いている.

日経新聞は,株式市況が充実しているのが売りの一つだ. 大阪で印刷された新聞なので,株式相場欄は,大阪証取の相場が大きく載っていて, 東京証取の相場は終値だけがその下に小さく載っている. 証券・商品の相場表と記事がすべて合わせて見開きに収まっている. 2日の平均株価は東証225種が531円32銭. いまの日経225種平均株価は17,605円(30日終値)だから, この41年半で33倍あまりになったことになる.年率約 8.9% の急成長だ. 実際に投資した場合はこれに配当がプラスされるので, かなり大きなリターンが得られたことになる.

一方,1日のニューヨーク株式はダウ平均株価工業30種が445.47ドル. いまの同株価は10,213ドル(29日終値)だから, この41年半で22.9倍あまりになったことになる. なお,1日のロンドン為替は1ポンド=2.81 9/16〜2.81 5/8米国ドル, 1ポンド=1000〜1015円だから,円の裁定価格は1ドル=357円78銭ほどになる.

証券面の下4段を埋める広告は,山一証券大阪支店のもの. 「10年ひと財産のための山一 MI クラブができました」と大書してある. かっこ書きで「MI とは MONTHLY INVESTMENT の略.月掛投資とでも訳しますが, アメリカで好評の新投資法で,それを山一で採用したのです」とある. わざわざ「MI クラブ」と書かずに「月掛投資クラブ」にすればいいのに, というのが私の率直な感想だ.この「MI クラブ」の広告には投資信託,電力債, 割引債券の三つのコースが例示されているが,うち割引債券の宣伝には 「山一の運用預けにすると年7分3毛で回り, 1年後には必ずふえて戻ってくる」とある.いまから見ると皮肉な宣伝文句だ.後に, この証券会社は運用預けの返還で首が回らなくなって, 日銀特融で何とか救済されることになったのだから. 運用預けとは,預けた証券を証券会社が運用してよいという条件で証券を預けることだが, いまはこの制度もすでにない.

おもしろいのは,社会面の連載,「ゴミ かくれた鉱脈」. この日はボロ布を取り上げている.記事によれば, 全国で60万人といわれる「拾い屋さん」によって回収されたボロ布は, 故繊維業者によって毛,綿,麻,絹,化繊に分けられ, それぞれ異なった方法でリユース・リサイクルされる.毛は混紡の既製服に再生され, 麻はタバコの巻紙になる.綿は米国などに輸出され,機械の油ふきに使われる, といった具合だ.ここまでは理解できるものの, 「姿の変っていないハンカチなどは下請の手で刺しゅうされて出荷される」というのがびっくりだ. ハンカチまでもリユースしていたとは.

物価面も興味深い.大阪市経済局が2日発表した「大阪標準小売値段」によると, 淡路のたいが100匁 (375g) 当たり320〜390円.はもは同じく140〜200円. にしんに至っては同じく25円〜30円という値段だ.卸の物価では, 「わら工品」という欄がおもしろい.「かます」,「むしろ」, 「なわ」のそれぞれについて卸価格が掲載してある. たとえばかますは1等3号関東産が京浜着レール渡しで48〜50円といった具合だ. かますというのは魚ではなく,わらなどを編んで作った大きな袋のこと. 念のため(でも,私も実物を見たことはなかったりする. お米でも普通,紙袋に入っているし).

記事「雨に洗って…希望の船出 本年度の南米移民第一陣」によれば, 61家族410人がパラグアイ・ブラジルに入植するため神戸港を発ったという. このころはまだ移民が続いていた時期のようだ. 南米でうまく暮らせていけただろうか.

社会面のいちばん下の段に,5行立ての小さな「求婚」広告が載っている. 「求婚 当方眼科開業女医35歳初婚血統正明朗係累少先様35歳以上次男以下専卒以上篤実努力家医師其他定職有る方乞御親書 大阪府八尾市……」とある. 条件が厳しいから,相手を探すのに多くの人の目に触れる広告を選ぶ必要があったのだろうか. 今日ではこういう広告を日本の新聞で目にするのは稀だ.

41年半前の世情には,いまとはかなりかけ離れた部分もあるし, いまも変わらない部分もあることがわかった.40年後には, 私はいまでいう定年の年齢に達するけれど, そのときにはどういう世界が広がっているだろうか. それをつくっていくのは私たちだという点に,希望はある.


■1999/ 9/29(水)

オニオンスープグラタンを作った.炒めたまねぎを買ってきて作ったので, 非常に手軽にできた.この炒めたまねぎは「あめ色になるまでじっくり3時間炒め」たというだけあって, たまねぎの原型をとどめず,複雑な香りのする物体となって, レトルトパウチされている.化学調味料も入っていない.

もっとも,オニオンスープに使う分には, たまねぎをこれほど長時間炒めなくてもよいと思う.

オニオンスープグラタンは,「大人の味」(笑)ですね. たまねぎのおいしさをいちばん味わえる料理だと思う.ちょっと熱いけど. コンソメとかと違って,技術がいらないし, クリームを使っていなくてヘルシーだというのもポイント. これからの季節,もてなしなどに使いたいメニューだ.

ブックマークを追加.


■1999/ 9/28(火)

ASCII から BSD magazine の創刊号が発売されたので,さっそく買った. 同誌編集長は「BSDの専門誌としては調べた限りでは世界で唯一ですから」という(※). 雑誌としては読みでがある作りになっている.今後が楽しみだ.
http://www.ascii.co.jp/linux/news/today/article/article281280-000.html

午後の半日をコピー取りでつぶした.うちの研究室のコピー機は, いろいろな機能がついていて,おもしろい. 今日は連写+両面コピーという合わせ技を使ってみた.この技を使うと,判型が A4 の冊子の見開きを原稿読み取り台に載せてスタートボタンを押すだけで, 原稿が2度スキャンされて,左右のページが表裏にコピーされたものが出てくる. 手間が省けて,環境にもやさしそうだ.

ただ,中央の余白が少ない状態でこの方法を使うと, 片方の端が切れてしまうこともあるので,注意する.


■1999/ 9/27(月)

卒論の準備の手始めに,その分野のある論文の参考文献をすべて取り寄せることになった. 参考文献20件のうち,手元または学内にあるものが12件, インターネットでダウンロードできたものが1件, 国内の大学に所蔵されているものが3件だったが,残りの4件は見あたらない. 図書室の方にたずねると,海外の図書館から取り寄せられるそうなので,お願いした. きっとこのリクエストを処理するためには,郵便とか,資金のとりまとめ・送付とか, いろいろなシステムが大きなスケールで動くんだろうし,人手もかかるんだろうなあ, と想像する.卒論の調べものに地球の反対側からはるばる資料を送ってもらうなんて, 何だか申し訳ないような気がする.

国境や距離というのは, 日頃当たり前のように使っているインターネットでは感じないけれど, 古いメディアを使うとき,その存在は大きい.

ししとうのポタージュを作った.ししとう 200g, たまねぎ 80g を炒めてから小麦粉大さじ1を振ってさらに炒め,ブイヨン約 600ml で煮込み, 柔らかくなったら裏ごしする. 牛乳 250ml, 生クリーム 100ml を加えて味をつける. 今回は昨日とった鶏のブイヨンを使ったが, 時間がなければ三条の明治屋で缶詰のブイヨンを買ってくるとよさそうだ.

ししとうは皮が柔らかくならないせいか, ていねいに裏ごししてもなかなかかさが減らなかった.おそらく, ちょっとミキサーにかけてから裏ごしする方がよいのだろうと思う.

食べたところ,丸みがある中に,ししとうの香り,ほろ苦さがあって, 鶏のさっぱりしただしも効いている.クリームがたくさん入っているので, 相当冷やさないと生温かく感じてしまう.ししとうの味を強調したければ, 牛乳・生クリーム・ブイヨンをそれぞれ減らすとよさそうだ.

おいしいのだけれど,相当重くて,これを毎日食べる気にはならない.いや, 毎週でも,食べる気にはなれない.

JavaScript などを多用する,とあるサイトを利用したところ, 不具合が生じたため,現在インストールされている Netscape Navigator 3.04(日本語版)を同 4.08(日本語版)にバージョンアップした. 不具合は解決したものの,ブラウザの動作がめちゃくちゃ重くなってしまった. Pentium 100MHz ではどうしようもなさそうだ.マシンを買い換えた方がいいのかも, と思いつつ,両バージョンのどちらでも起動できる状態に設定した. バージョン3で不具合の発生するサイトのみバージョン4を利用しようと思ってのことだ.


■1999/ 9/26(日)

実りの秋.山で栗を取ってきた.

五山送り火は大文字,妙法,船形,左大文字,鳥居形だが, 今日はそのうちの妙法の「妙」の火床に登った. 岩倉と松ヶ崎を隔てる「西山」という山らしい. 道の感じでは,あまり人が足を踏み入れてはいないようだ.ある場所などは, 道が一面コケで覆われていた.

帰り道で,栗を取ってきた.栗はあまり調理したことがないが,楽しみだ. そのうちドングリも熟すようだ.

鶏ガラを4羽分買い求めて,だしをとった.水1.6リットルで, あくを取りながら1時間半煮ると,いい味のだしがとれた. 鶏ガラでだしをとると,だしがらを食べるという楽しみがついてくる. さっぱりした味で,わずかに塩味もして,肉を骨からむしる手が止まらない. 4羽分もあると,ボリュームもある. いっしょに煮たたまねぎも柔らかく甘くておいしい.


■1999/ 9/25(土)

雨のあがった後,太陽がまぶしいのはいつものことだけれど, 今日は「野分(のわき)のまたの日」だから,空がさらにずっと青く, 澄みわたっている.輝く雲が空一面に散らばり,高くにある雲の陰までもが青い.

韓国旅行記の一部をアップロード.これのために新しい Perl スクリプトを書いた. 旅行記は追い追い追加していく予定.


■1999/ 9/23(木)

使っている折りたたみ傘が,最近不調だ. 1週間ほど前に1本の骨の先と布を止めてある部分がだめになってしまい, 3日前にはその正反対側の1本の骨も同様の状態になってしまった. 骨が6本の傘なので,これではさしていてもずいぶん濡れやすくなってしまうし, 危ない.

以前にもこういうことが何度かあって,そのたびに直してきてはいたのだが, 糸が切れるのでなく,布の縫い目が広がって破けてしまっている以上, 根本的な対策はできない.

他にも骨の中ほどと布を止めてある場所が5か所,だめになっていて, 仮に骨の先だけ修理してもあまり使えない.新品を買うことにした.

よく役に立ってくれた傘だった.

ブックマークを更新.プロフィールを小幅修正.


■1999/ 9/22(水)

都立大の阿部道生さんが運営するページ, 学生, この弱き立場 -- キャンパス・ハラスメントの存在を知った. 大学院生としてフルタイムで研究に従事するようになると, 教官の素質・相性によっては教育研究上のトラブルが発生し, ひいては学業を放棄せざるを得ないといった, 不幸な経過をたどってしまうこともあるようだ. このページは,そういった事例を掲載している. 私の指導教官は幸いにしてそういう困った人ではなく, コミュニケーション能力も高いので心配していないが, 学内外に学生とトラブルを起こしそうな教官がいることは知っている. 組織的な何らかの対応が必要だと思う.


■1999/ 9/21(火)

最近,このホームページを置いてあるプロバイダの robots.txt が変更されたので, このホームページも goo とかで検索できるようになった.

私は,銭湯が好きだ.最近,さまざまな銭湯に足を伸ばしている. 学校近辺のところにも,バイト先近辺のところにも. お湯の中で手足が伸ばせるのがとてもよい. しかし,最近よく掲示されている,公衆浴場組合のポスターはちょっといただけない. 内容は,「どうして銭湯はこんなに気持ちがいいの?  それは,マイナスイオン効果です. マイナスイオンとは,銭湯でたくさん発生する,体によいといわれる空気です.」 という意味のものだ.ポスターの意図も不明だし, 論証が飛んでいるのがまた困る.


■1999/ 9/20(月)

今日の fortune:

You're never too old to become younger.
                -- Mae West
MAE West といえば,San Jose にあるインターネットの相互接続点の一つ(MAE East などもある)だけれど,実はこんな由来があったなんて.
参考:
http://www.mae.net/west.html

ちなみに,fortune というのは,おみくじみたいな動作をするプログラムのことで, ことわざなどをランダムに表示してくれる. うちのマシンではログイン時に自動的に実行するように設定してある.

料理本を参考に,「大根とにんじんの酢漬け」を作ってみた. 大根とにんじんを 1cm 角の拍子木に切って,しんなりするまで塩水に漬け, 三杯酢に漬けなおすだけ. 特ににんじんの甘さと酸っぱさが絶妙なバランスになって,よかった.


■1999/ 9/19(日)

仕事.しかし,某所のサーバの不調と, ファイルのコピーの方向を間違えてしまったミスのため, いまいちばん進める必要のある仕事ができない. 早めに仕事を切り上げて,深泥池へ.この池の生態系は希少価値が高いそうだ. 池を一周する.東側は山になっている.だいたい道は付いているのだが, 最近人通りがなかったのか,くもの巣がいっぱいだ. 食べておいしそうなものは見つからなかった.キノコは,Amanita とかも含め, いろいろな種類が生えていた.

HTTP ヘッダの Content-Type: フィールドが正しく text/html; charset=iso-2022-jp になるように設定.


■1999/ 9/18(土)

一日中,寝たり起きたり.ときには韓国で買ってきた CD を聴いたり.

いつもちょっと空腹ぎみになるようにしておくと,ご飯がおいしい. 今日は体調に合わせて,簡単に用意できて油っぽくなくておいしいものを. 夕食は柔らかく炊いたご飯に,焼きなす,たらこ,トマト, それにきゅうりなどの漬物を少々.


■1999/ 9/17(金)

月曜からこのかた,夏ばてなのか,風邪をひいたのか,体調がよくない. 1時間いすに座っていると,疲れて,横になりたくなる. 意識レベルもずっと低いまんまだし.食欲もあまりない. 季節の変わり目だからだろうか. かといって家にずっと閉じこもっているのもつまらないものだし.


■1999/ 9/16(木)

自転車を学内で発見.ほっ.

円相場が大きく動いている.ドル資産を多めに持っている人は大変ですね. 東京の市場が開いている時間帯には円安になって, ロンドンやニューヨークで円高になって,翌日の東京でまた円安になって, というパターンがあるような気がする.なんか,前からそんな感じがしてたんだけど.


■1999/ 9/14(火)

自転車を紛失してしまった.

学校で作業をした帰りがけに学校の図書館に寄って調べものをしたら, どこに自転車を停めたか忘れてしまった. 作業場所から図書館まで自転車に乗ったことは覚えているのだが, その後の足取りが思い出せない. 図書館の前や脇はいつも自転車がたくさん停めてあるので, ちょっと遠くに停めるようにしているのが裏目に出たようだ. 15分ほど探して,見つからなかったので,断念して,歩いて帰った.

明日かあさって,図書館の開館前に戻ってもう一度探してみるつもりだ.


■1999/ 9/13(月)

吉田戦車のマンガが,すごくおもしろい.うまく説明できないのだけれど. 言語の新しい地平をきりひらいたと言ってもいいと思う. ランダムに単語を選んでつなぎあわせていくようなプログラムで生成された「文章」の中にも, こういう楽しさが発見できることがあるけれど, この作者のマンガがそれよりずっとおもしろいのは, もちろん作者の能力によるものだろう.


■1999/ 9/12(日)

けっこうよく着るワイシャツのボタンが,最近怪しい状態になってきた. 本来,ボタンを前から見ると×の状態になっているはずのものが, /になったり,\になったりしている. 面倒なのでとりあえず本当に取れてしまったボタンだけ付けなおして, 放っておいたところ,さらに1個のボタンが取れてなくなってしまった. まるで切れかかった蛍光灯のようだ. これではまずいので,残りの取れかかっているボタンも全部付けなおすことにした. ボタンの縦横が服の縦横に一致するように付けるのはちょっと面倒だったし, 布にちょっとしわが寄ってしまったりもしたが, 機能的には十分な仕上がりにできたと思う. もしもうあと1個ボタンをなくしてしまったら, ボタン屋さんに買いにいかなければならないところだったので,これで安心できる.

アクセスカウンタが1000件の大台に. このホームページを訪れてくださるみなさんに感謝します.


■1999/ 9/11(土)

昼食のお弁当に,沖縄そうめんを持っていったところ, めんがだんご状になってしまった.水が漏れるといけないと思って, 水気を切って持っていったのがよくなかったようだ.しかも, めんつゆでなく酢みそで食べるという趣向にしたので, つゆでめんをほぐすこともできなかった(;;


■1999/ 9/10(金)

ここ数日,料理をするのが楽しくてしょうがない.1週間の間, 料理をすることと無縁で過ごしてきたのだから,無理もない. 昨日はごぼうをサワークリーム・マヨネーズでサラダ仕立てにして食べたし, 今日は同じごぼうを酢みそで食べてみるなど, いろいろ新しいことをやってみる意欲がわいてくる.

旅行から帰ってくると, プログラムのデバッグ作業でさえも新鮮で魅力的なものに思えてくるから不思議だ. かわりばえのしない毎日だけれど,そのところどころに小さな幸せが.

NHK ラジオ「アンニョンハシムニカ ハングル講座」応用編のゲスト, 李榮美さんは,話し方が非常に若者っぽくて,よい. 標準語なのでアクセントはないが, 意味に応じて抑揚をつける複雑なルールがあるようだ. 文末の音節なんか,1音節の中で上がって下がったりすることもある. 日本語ネイティブスピーカーでは日本語でこういう話し方をする人は見たことがないが, 韓国の若者はカジュアルな場面,かつ, おそらく主にやや親しい相手に対してはこういう話し方をするようだ. もっとも,同じ学生でも,演説をするときには全然別なのだが.


■1999/ 9/ 9(木)

蚊取り線香の火を途中で消そうとするとき, 従来は先端付近を手で折って消していたが,これでは指をやけどすることがあった. 今日は,はさみで切ってみた.多少硬かったが,やけどする心配がなく, 先端に十分近い場所で切れたので,けっこううれしかった.

コンピュータが誤動作するかもしれないと言われた9月9日だが, コール金利が上がったこと以外はいまのところ何も起きていないようだ.ふう.


■1999/ 9/ 8(水)

大学院の入試に合格.

17時すぎ,雷鳴とともに,豪雨がやってきた. 雲はいつもよりずっと高く,比叡山の山頂もクリアに見通すことができた. 空は明るく,北の雲は日の光を受けて淡い橙色に光り,稲光まで見えた.
幻想的な光景だった.
雲は東に流されていって,西から雲が次々とやってくる. 風は強く,気ままだ.
しばし,自然の力の大きさに心を打たれて,人間の世界のことを忘れてしまった.

夕食には,「鶏胸肉のソテー サワークリームソース チンゲンサイとごぼう添え」を作った. 胸肉とチンゲンサイだけでは平凡になってしまうので, ごぼうをほんの少しだけ,細かく刻んで炒めて,薬味のようにして添えた. この取り合わせはけっこううまくいった.


■1999/ 9/ 7(火)

ソウルから帰国.

8日間で未読のメールが853通あった.こんなものだろうか.

久しぶりにルヴェソンヴェールへ.シイラのムニエル クリームソースに, Muscadet sur lie 97(白ワイン)を取り合わせる. ソースに入っている日本のねぎが,この店の独自性を感じさせる. ワインは軽くて辛口で,涼しさを感じるほどだ.

なお旅行中のことはそのうちホームページ上に書いていく予定です.


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