みしっく今日のひとこと - 1999年8月


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★ひとこと目次 ◎ほーむ


■1999/ 8/30(月)

チーズが食べたいなあ.

と言っただけでチーズが食べられるといいなあ. でも,旧ソ連のホテルに泊まった西側(死語)要人じゃあるまいし.

都合により,31日から9月7日まで,ホームページの更新を休みます.


■1999/ 8/29(日)

近くのとある小さい山へ.思いがけず,ナツハゼの実もたわわになっているのが, 真っ黒に熟しているのを発見.数粒味見したあと,さっそく採集した. とはいっても,たくさん採ってもしょうがない.熟してない実も多かったので, また楽しめそうだ.

家に帰って,水すこしとたっぷりの砂糖で煮ると, 煮汁がみるみるうちに深い赤紫になり,台所中に甘酸っぱい香りが立ちこめた. 知人はこの実でジャムを作り,「ブルーベリージャム」として披露するのだそうだ. 今回は,しばらく煮てから,熱いまま平皿に流し, バニラアイスクリームを載せて食べた. ナツハゼソースとアイスクリームの色のコントラストがきれいで,おいしい.


■1999/ 8/28(土)

暑い日は,冷たくて甘いものが食べたくなる.アイスクリームではなく, 種類別が氷菓の商品を,この夏は食べた.特に気に入ったのは, 「Dole つぶつぶ果実パフェ」だ.いちご,白桃, オレンジといった果物の果肉がたっぷり入っているシャーベット. ちょっと解けかけがおいしい. 香料のにおいがきつくないのがよい.


■1999/ 8/27(金)

小仲酒店へ. Asti Cinzano(白のスパークリングワイン)を買った. この店はなるほどワインは豊富だが,高価なものが多い印象だった. うちからちょっと遠いこともあり,あまり行くことはできなさそうだ.


■1999/ 8/26(木)

ソニーの VAIO のカタログを読んだ.ドッグイヤー, いやそれ以上のスピードで進んでいくパソコン界からは,最近すっかり遠ざかっていたので, 目新しかった.

VAIO NOTE XR のカタログ表紙を見ると, このシリーズに特徴的な「インタークーラーフラップ」 と呼ばれるデザインを強調した製品写真をバックに,

「それは、スタイルのある高性能です。」

と,紫のコピーが配置されていて, すっきりした中に高級感を演出している. 次の見開き,さらにその次とページをめくってみても, 構成は製品の機能よりイメージを強調した作りだ. このようなページ構成は,乗用車や高級オーディオのカタログでは見かけていたが, 昔はパソコンのカタログではあまり目にしなかったものだ.

このシリーズは,同社のデジタルビデオカメラと接続してデジタルビデオの編集ができるなど, AV 方面に強いのが特徴で,個性的なマシンだ.その分,パソコン的な使われ方ではなく, 家電のように特定用途に特化した使われ方を強く想定しているのかもしれない.

ブックマークをいくつか追加.


■1999/ 8/25(水)

友人が「自転車操業」という言葉を英語に翻訳してみた,という. "bicycle management" としたのだそうだ. 「倒産寸前でその日その日の資金をやりくりしている経営状態」という意味を正確に反映してはいないが, 奇妙なおもしろさがある.

たとえば,ある企業に自転車を使う人が40人いるのに, 30台しか自転車がないとすると,自転車の利用を調整して自転車の不足が起こらないようにする必要がある. そのためには,確率・統計の知識が役に立つ. "bicycle management" という言葉から思いつくのはこんな状況だ.

自転車くらい必要なら人数分買えばいいのに,というのは正論だ. それができないからこそ「自転車操業」なのかもしれない.


■1999/ 8/24(火)

TA に水をこぼしてしまったところ,その水が排気口から入り込んで, リレーが異音を発するようになった.一時は買い替えを考えたが, すぐに電源を切って,丸一日乾かしておいたところ,無事使えるようになった. ほっとした.


■1999/ 8/22(日)

日曜ということもあって,多くの町内が地蔵盆の行事をしていた. 地蔵盆というのは,8月下旬のこの時期に地域の子どもたちが中心となって, 町内の一か所に集まり,ゲームをしたり軽食を食べたりする行事のようだ. たぶん宗教的な意義があるのだと思うが,目的はよくわからない. 実家の地方ではやっていなかったし.


■1999/ 8/21(土)

京都国立近代美術館へ.企画展「近代京都画壇と『西洋』」. 西洋の影響を受けた日本画をたくさん観ることができた. サンシャイン・カフェで昼食.日替わりランチの「鶏ときのこのリゾット」を頼んだ. 予想に反して,チーズとクリームの,こってりしたリゾットだった. 味だけでなくボリュームもちょうどよかった.


■1999/ 8/20(金)

クレソンって,カイワレにすごく味が似ている気がする. 味がぴりっとしていて,シャープな香りがして.


■1999/ 8/19(木)

中央日報16日付によれば,韓国では,大宇の債券を組み入れた投資信託の換金が, 約180日後の2月8日まで停止(?)されたようだ.大宇の再建に伴う, 金融監督委員会の指示によるものだという. ある会社の MMF では純資産の6割以上が大宇の債券だったという例もあって, 影響は大きい模様.投資信託の中では安全性がもっとも高いとされる MMF でも, こういう事態では100%安全とは言い切れないことが再確認された形か. ただ,1財閥の債券の組み入れ比率が6割以上というのは運用方針がおかしいとは思う.

同紙の広告によれば,最近は「バナー広告を自動で取り除いてくれる, ウェブページ印刷ソフト」というのが売られているのだそうだ. 確かに,バナー広告ってときどきいらいらすることがある. 欲をいえば,バナー広告を自動で取り除いてくれるブラウザがあると, もっとよいのだけれど:-)


■1999/ 8/18(水)

雑誌「経済セミナー」9月号を読んだ.ロシアの経済はかなり大変な状況らしい. 不景気とかいうのではなくて,経済の健全性そのものが失われているようだ. 税金逃れのため,企業間でバーター(物物交換)取引をしたり, 銀行が機能していないため,何年もの間, 買掛金をそのまま放置しておくことになっていたりするとかするらしい. 当然,経済の効率性は低くなる. ひょっとすると,日本も終戦後の混乱期はこんなふうだったのかもしれない.


■1999/ 8/17(火)

大学院を受験するのだが,その過程で公務員の官僚主義に改めて気づかされた. 受験の前日になって教務課から「出願書類に記載不備がある」と電話がかかってきた. 内容を聞いたところ,その「不備」を補正すればよいだけの話だったので, 補正する旨返答したが,教務課氏は鬼の首をとったかのように「不備がある. とにかくあなたの出願書類に記載不備がある」としつこい. 内容を検討したところ,不備ではないと食い下がることもできそうだったが, 公務員がこちらの言い分を聞いて判断を変更した事例は経験上ほとんどないし, 出願書類は合否を決定する材料になり,その決定権限は向こうにあるので, やめた.

他学部でも以前このような経験があった.とるにたらない権力なのに, それをかさに着たがるのが哀れだ.


■1999/ 8/16(月)

五山送り火を見た.送り火を見るのは,今年で二度目. 今回見えたのは大文字,船形,左大文字の三つだ. 妙法は点火時期の関係で見損ねてしまった. 鳥居形はおそらく遠出しないと見えないだろう.

街から眺めた送り火は,静かに燃えているようだった. 花火のように激しくはないが,モミジのように鮮やかで,スフレのようにはかない.

大文字関連のリンク:


■1999/ 8/15(日)

トールキン『指輪物語』に出てくるエルフの言語 Quenya と Sindarin は, 適当に文章を作ったものではなく,完全な文法と,ある程度の大きさの語彙を備えた, 人工言語だということを知った. 『指輪物語』自体には文法・辞書は載っていないのだが. 実際,この美しい響きの言語を話せる人もいくらかいるという. すごい.

ブックマークを更新した.

先月,KDD から4円の請求書が来たと書いたが,今日領収書が封書で届いた. なお,今月支払いの料金はないとのこと.コストパフォーマンス悪そう...


■1999/ 8/14(土)

北区雲ヶ畑の北の,岩屋山,桟敷ヶ岳へ.昼からガスが出てきて, 見通しがきかなくなった.飯森山,天童山を経て京北町周山へ向かおうとしていたが, 激しい雷雨のため断念,北区大森へ降りた.しかし,この町にはバスが来ていない. さらに 6km ほど歩いて,北区小野へ.ここから JR バスで市街に戻った.

雨が降っている中で山を歩いたのは今回がたぶん初めてだ. 雨具は持っていったものの,雨に長い間うたれると水を通してしまうという, 困った雨具であることが判明した.雨が降ると,体が冷えるのももちろんだが, 地面が滑りやすくなるのがかなりのダメージになるようだ. 今回の場合は初めて通るコースで,人通りが少なかったため, 一部で道がわかりにくくなっていたのがさらに困難に拍車をかけた.

しかし,自分の能力を越えるような難しい場所が存在するとは予想していなかったし, 実際存在しなかったので,安心して歩けたのはよかった.

途中,スギ林には,絞りを入れるための加工をしてある木が一部にあった. 北山磨き丸太といって,床柱にする丸太を作っているのだ. 立木のうちに, 断面が三角形になっているプラスチック製の短い棒を皮の上からたくさん巻きつけて, 針金で固定しておくことにより, 木肌に凹凸ができたのが,喜ばれるという.

大森東町にはキャンプ場があった.雨にもかかわらず, 若者が大勢車で乗りつけてキャンプを楽しんでいた. キャンプ場としてはアメリカの西部の雰囲気を出したいらしいが, 私の見たところではあまり成功しているようには見えない. このキャンプ場,気になるのは,川辺に位置しているということだ. 増水で事故にならないとよいのだが.


■1999/ 8/13(金)

韓国の新聞,中央日報の8月10日付14面に, 「台風 そこが知りたい」という記事が掲載されていた. 記事によれば,台風に名前を付けるという習慣の由来は 「オーストラリアの気象学者が悪名高い政治家の名前を取ってつけた」というもの. 人々を苦しめるという点では台風と政治家は似ているという考えから,だそうだ. それならば,地震も政治家と似ているのではないかと思うが, 地震にニックネームをつけるという話は聞かない.

台風の名前を決めるのは,グアムにある米国台風合同警報センター(JTWC). 名前はあらかじめリストが用意されていて, 台風の発生順にそのリストからとった名前で命名される. リストは「アレックス」から始まり,以下, アルファベット順に男性と女性の名前が交互に並んでいるという. この夏大きな被害を及ぼした台風6号「ニール」は男性名, 台風7号「オルガ」は女性名だろう.

もっとも,この方式での命名は今年限り. 2000年からは会員国が提供した新しい名前140個が台風の名前になる. 新しく確定した台風の名前の中には, 南韓と北韓が推薦した台風の名前が各々10個入っている. 「ケミ」(アリ),「ナリ」(ユリ),「チャンミ」(バラ), 「カルメギ」(カモメ),「ミンドゥルレ」(タンポポ)など, ハングルの名前を持つ台風が20個できるという計算. 日本の名前を持つ台風も新しく10個できる,と記事は書いている.

さて,ここで注目されるのは,日本の出方だ. 日本では久しく台風の名前が使われていないが, 来年からは使うようにするのだろうか. そうでなければ日本の名前を持つ台風がかわいそうだ:-)


■1999/ 8/12(木)

子どもの着る服は「子ども服」.では,大人の着る服は?  実家では「大人もの」と言っていたが,一般的にはどうなんでしょう. いつも使っている国語辞典にはどちらも載っていなかった.


■1999/ 8/11(水)

トールキン『指輪物語』を読み終えた.感動した. 描写が美しく,ファンタジーながら深いものがある. それにしても,ホビットやオークが彼の創作したものだとは知らなかった.


■1999/ 8/ 8(日)

なすを茶せんに切って揚げたもの,オクラをゆがいたもの, するめいかの筒切りを,甘めのだしで一緒に煮てみた.

なすは鮮やかな紫のまま食卓に出したいものだ.今回は, 揚げた時点では鮮やかだったものの,3分ほど煮たところ, ごく一部だが,茶色に変わってしまった.一方,味のしみ方は不十分だった.

色を保つには煮る時間を少なくする必要があり, 味をしませるには煮る時間を増やす必要がある. 両方を達成するためには,揚げた後,冷めただしにしばらく漬け込んでから, さっと温めればよいのかもしれない.

なお,いかは一緒に煮ると煮汁が濁るので,別に煮た方がよいようだった.


■1999/ 8/ 7(土)

昼,某ビストロに行ったところ,メニューに「ししとうのポタージュ」があった. ししとうをポタージュにすることはいままで考えもしなかったので, 「黒ごまのアイスクリーム」を知ったときと同じくらいの驚きがあった. 興味本位で注文してみたところ,さわやかな苦みが印象的だった. 今度自分で時間をかけて試作してみたいものだ.

最近,苦瓜(ゴーヤ)をよく食べている. 苦瓜を厚めに切ってよく炒め,肉みそと合わせたものは,私の定番の一つだ. 今日は試しに黒豚肩切り落としと塩味で炒め合わせてみたところ, 一皿の料理としてのまとまりに欠けてしまった. やはり,苦瓜は強い個性の素材で迎え撃った方がよいようだ.


■1999/ 8/ 6(金)

『細胞の分子生物学 第3版』,Bruce Alberts ほか著,中村桂子ほか監訳,1997年
を読み終えた.今月初めまでは原書で読んでいたが, 読むスピードを上げるために訳本で読むこととしたもの. 分子生物学の分野は進歩が急なようで, この本も前の版と比べるとだいぶ内容が違っている. in situ hybridization や軸索輸送とかがひとまず解説できるようになって, 非常にうれしい.もっとも,まだ理解できていない部分も多い. そのうちまた読み直さなければ.


■1999/ 8/ 5(木)

夕食に,トリュフ風味のオムレツを作った.
とはいっても,本物のトリュフを使うわけにもいかないので, のりつくだ煮「磯じまん」で代用した.

香りはよいものの,甘さが勝っていたのがやや残念だった.


■1999/ 8/ 4(水)

まぐまぐTシャツのページはおもしろい. 「この夏,まぐTを着てさわやかになろう!」というキャッチフレーズといい, モデルたちのポーズ・表情といい,みごとなまでに様式的だ. 「KansaiWalker のカップルドライブのコーナーみたい」というコメントがあった. 言いえて妙だ.


■1999/ 8/ 3(火)

今日の新作料理,「じゃがいも・ひき肉のグラタン」について. 材料は,じゃがいも2個,合いびき肉150g, みそ・砂糖適量,溶けるチーズ適量.

  1. 合いびき肉を片手鍋で炒め,みそ・砂糖を加えて薄味の肉みそにする.
  2. じゃがいもは 3mm 厚さにスライスし,耐熱皿に重ねずに並べ, 200〜230℃のオーブンで焼く.
  3. 10分少々して, ぷっくりと膨れ上がった状態になったら,いったん取り出す.
  4. じゃがいもを2段重ねくらいにまとめて肉みそを上に載せ,再びオーブンに入れる.
  5. 肉みそに軽くこげ目がついたところでチーズを載せ,さらに焼く.
  6. チーズが溶ければできあがりだ.
昼食の弁当に,このグラタンと,きゅうりの浅漬けを詰めた. 冷めてもおいしかった.じゃがいもがほくほくしているのが非常によい. 材料同士の相性もよかった.下ごしらえが簡単なのもうれしい.

みそ味の代わりにトマト味とし,炒めたまねぎを加えてもよさそうだ.


■1999/ 8/ 2(月)

ひとこと整形ツール misickdiary.pl を改良. index.html を自動で生成するようにした.

東芝の例の件は一件落着したようだが, このページにも,同社の顧客サービスの問題点に関する話は載っていない. そもそも,うちにはビデオデッキはもちろんテレビもないのだから.


■1999/ 8/ 1(日)

『ジャスト JAVA』Peter van der Linden 著,中田秀基訳,アスキー発行,1997年
を読んだ.機知に富んでいて,プログラマが知りたいことがよくわかるので, 読んでいて楽しい本だった. ちなみに同著者の『エキスパート C プログラミング』も, C のスキルアップにはおすすめだ. もっとも,この2冊はどちらも初心者にはすすめられない.


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