昔，主に低山を散策していた関係で，古い登山地図を何枚か持っているのだけれど，このたび一括して処分することにした．
都市地図などとは違って，登山地図は安全のため，できるだけ最新版を携行すべきもので，もし仮に登山をするとしても，山行計画の段階で新しい地図を購入するはずなので．
今回処分を決めたのは，すべて昭文社の「山と高原地図」シリーズで，「京都西山」「六甲・摩耶・有馬」「比良山系」「九重・阿蘇」の1997年版と，「木曽駒 空木岳」の2000年版．
「京都北山1」と「京都北山2」も持っているのだけれど，これはさすがに捨てられなかった．京都北山1は，比叡山から瓜生山にかけて私が足しげく通った山域が収録されているのと，京都北山2には，図中には通行できるように示されているけれど実際は通れない箇所について×印を付けたり，その反対に，登山道としては示されていないけれど実際に踏査したルートを追記したりしているので，捨てるのは惜しいもの．
某大学で数学を専攻されていた学生さんの卒業論文で，「ポケモンつなげるもん♪ ―最長しりとり問題を整数計画法で解く―」というのがあるのを知って，つらつらと読む．卒業年次は2010年度．
久しぶりに勉強させてもらった感がありました．
が，何となく既視感が…．
思い起こせば，すでに2000年に葛西隆也氏がJRの「最長片道きっぷ」の経路を求めるとして，ほぼ同旨の研究をして公開していたのでした．
当時との違いは，PCの性能が格段に向上したこともあるけれど，何と言ってもGLPKという，そこそこ性能のよいフリーの整数計画法ソルバーが登場したことではないかと．