今年の社会的イベントを振り返ってみると，なんといっても米国のサブプライムローン問題に端を発する信用収縮が大きかった．日本では1990年に同様の状況に陥った後，「失われた10年」と呼ばれる経済停滞が始まり，就職難など各方面で深刻な影響があったのだけれど，今回の信用収縮が世界および日本経済にどのような影響をもたらすのか目が離せない．
ここ数年，少子化や数々の事件によって年金不信が高まっていたが，今年明らかになった年金記録問題は，さらに広く論議を巻き起こすものとなった．過去の加入履歴を記載した「ねんきん特別便」の加入者・受給者への発送がすでに今月始まっているが，過去の納付記録の照合・訂正は完璧にできるものではなく，地道に精度向上を目指すしかなさそうだ．
09年4月から「ねんきん定期便」の発送が開始されるが，「消えた年金記録」の発生防止のためには不十分．納付月数だけでなく，標準報酬額，事業主などの項目も含め，社保庁や各厚年基金などの保険者に残るデータをすべて加入者に年1回郵送報告するといった仕組みにすることを望みたい．現状そのような仕組みは提供されていないので，次善の策として，私は社会保険庁のウェブサイト上で記録を確認するようにしている．
10月の郵政民営化は，いまのところ為替業務などを除いて利用者への大きな影響は出ていないものの，国鉄民営化の二の舞にならないか，今後の動向が懸念される．
地価の上昇も大きなイベントだった．今年7月1日時点の地価調査によると，三大都市圏の地価は2年連続の上昇．商業地の上昇は言うに及ばず，住宅地についても，東京都全体の平均では1年前に比べ10.2%の上昇．東京都区部は13.1%，川崎市も7.0%の上昇となった．他の都市圏でも，大阪市中心6区は4.9%，名古屋市は8.1%の上昇となっており（いずれも住宅地，昨年7月1日からの変動率），この流れが続けば，多くの都市住民にとっては負担が増えそうだ．
ブルドックソースの米系投資ファンドによる敵対的買収では，買収防衛策が7月に発動された．これは世界初ともいわれ，注目を集めた．am/pm，牛角などの持株会社であるレックス・ホールディングスは経営陣により買収され，4月に上場廃止となったが，買収の発表前に業績の下方修正を相次いで発表していたことなどから，経営陣による利益相反行為であり，インサイダー取引にも相当すると投資家から批判を浴び，裁判所で係争中となっている．
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アンドナンドに行ってみた．ドーナッツプラントに対するミスタードーナツの一つの回答なのだと思う．
久々の日記は，日記おさめ．年間総括とか「みしっくの1年」といった内容を期待する，との読者の声に応えて，今年一年を振り返ってみた．今日のプライベート編に続き，明日以降はこの一年の社会でのイベントを振り返る記事を書きたい．
プライベート面で1年を振り返ってみると，何といっても大イベントだったのが結婚．それに伴うもろもろで，目が回るほど忙しかった．住所変更などの届出先は，最終的に38件に達した．
10月に，田園都市線二子玉川駅で線路に転落したのも相当インパクトがあった．正確には，降車客に押し出されて，車両とホームの間に右足が落ち込んでしまったのだけれど．しばらく茫然自失してしまって，駅員さんが駆け寄ってきたものの，擦り傷と打ち身ですんだのは，もっけの幸いだった．混雑緩和のための準急化や6ドア車導入が図られてきているとはいえ，朝ラッシュ時のこの駅は実に殺伐としていたものだった．沿線から離れた後，あれほどの缶詰状態の混雑に遭遇したことはない．
就職以来，新聞は取っていなかったのだけれど，3月から産経NetViewというサービスをプロバイダ経由で契約している．当日の新聞紙面をパソコンモニタ上で電子的に閲覧できるというもので，私は年初までずっと存在を知らなかったのだけれど，一昨年から提供しているサービスとのこと．料金も紙媒体の新聞に比べて格安で，便利に利用している．販売店という既存のチャネルと真っ向から競合するので難しいのは理解しているものの，他社も同様のサービスを始めることを望みたい．
Wikipedia への投稿を本格化したのは今年の初めごろからで，多少の中休みをはさみつつ，ちょこちょこと編集を続けている．
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結婚・転居に伴い，従来使っていた洗濯機が余ったので，引き取り手を探し中．オークションサイトに出品しようかと思いつつ，近々転居する同僚に打診したりしているうちに2か月が過ぎてしまった．2002年から5年半にわたって使っていた機械なので経年劣化が想定されるものの，洗濯・脱水とも正常に動作する．
なお，炊飯器も1台使わなくなったのだけれど，こちらは現用の炊飯器が故障したときのための予備機として引き続き保有することにした．
長らくご無沙汰しておりましたが，去る10月に結婚しました．
新婚旅行は先月，ドイツ・スイス・フランスを回ってきました．パリの街中で道を間違えてしまったりしたこともありましたが，充実したものとなりました．
新居への転居から1か月余り，家の中もひとまず片づき，二人での生活にもようやく慣れてきたところです．これからはよき家庭を築くため，二人で努力していきたいと思っています．皆様，どうか温かく見守ってください．
以上，まずはご報告まで．