1999/ 9/ 5(日)

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★99年夏韓国旅行記 - 目次   ◎ほーむ


今日は大部分の新聞の休刊日.昨日の毎日経済新聞を買う. 「クレジットカード特集」がおもしろい.クレジットカード利用促進のため, いままでのカード売上額に応じた加盟店の税額控除に加えて, カード会員へのカード利用額に応じた所得控除が導入されるという. 変な制度だ.

日本と違う,特徴的なカードとしては, 地下鉄運賃支払い機能を最初に実現した国民パスカード(国民銀行が母体)や, 18歳以上ならだれにでも発行される外換イェスモニカード(外換銀行が母体. 預金口座残額の範囲内で使用可能)といったものがある.

新聞で,何気なく銀行の外貨預金の利率の表を見てびっくりした. ドルでは6か月 6.6844%,円では同 1.6038%(非居住者の場合)という異常な高金利だ. それぞれ,LIBOR の同期間の利率に比べて 0.74315%, 1.40755% 高い. これは銀行や国の信用格付けが低いことを反映しているのだと思う.

駅から15分ほど歩いたところにある温陽民族博物館へ.観覧料 3,000ウォン. この博物館は民間経営なので,慶州の博物館や史跡と違い,観覧料はやや高めだ. 各地方(八道・済州道)それぞれの独自の食卓の模型とか, 韓国にしか発達しなかった画角工芸という独特の工芸品や, その作り方などの展示が目を引く. 主に(李氏)朝鮮時代の暮らしの様子が総合的にわかる充実した展示だ. 工芸品だけでなく美術品もあった.

大雨になった.雨宿りも兼ねて, 博物館内の土俗食堂でピンデトク(緑豆のお好み焼き)を食べた. 小麦粉から作るお好み焼きとは違った風味でおいしい.

駅方面に戻る途中に,大衆湯を発見.もちろん温泉を使用している. さっそく入った.文字通り肌がすべすべになって,気分がよい.

14時すぎ,駅に行くと,次・その次の列車は売り切れだという. 日曜の午後のソウル行きだから,無理もない.仕方がないので高速バスターミナルへ. しかし,次・その次のバスはもう席がなくて,15時30分発車のきっぷを買う. ターミナルでソウル明洞のサボイホテル(なんでソウルにあるのにフランスの地方名が付いているんだろう……)を電話予約.

1時間30分で着くはずだったが,道路の渋滞で遅れ, 結局18時15分ソウル江南高速バスターミナルに到着.地下鉄で明洞を目指す. ちょっと距離がある.

明洞はソウルを代表する繁華街だが,実は来るのは初めて.日本人が多かった. 街が整然としていて,韓国離れしている.変な日本語の看板が多い.

日式のレストランですしのセットを食べる.ご飯が硬いのが変だが, 日本のすしのことを忘れて,こういうものだと思えば,それなりにいける.


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